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【ヤプー】〜限り無く絶望に近い幸福〜【外伝】

1 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 14:18:16 ID:/vamCRVp

沼 正三氏の著作「家畜人ヤプー」の世界観を基に、
 自分好みの場面を書いてみました。


2 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 14:38:01 ID:USc59XTK

第壱話 

     【 暗黒の覚醒 】


  香織はブルッと身震いした。
  刺すような鋭い痛みが肌を通って体の芯を揺すっている。  
  やがてぼんやりと知覚が戻ってきた。       頭がズキズキと痛む。
  それに体全身の節々が抜けるように痺れていた。 
  香織は無意識に体を拗った。

    「 あッ! 」

  腕にギシッと痛みが走って、思わず声を発した。

  その後、乙女の頭脳は、自分が今此処に至る経過を思い起こして、痛む全身をグッと硬直させた。
     
    “ 学校からの家路を急いでいたら、
      急に眼の前が真っ暗になって、意識が消えて…………誘拐されたのだ!。
              ……一体此処は何処なのだろう?…… ”


3 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 14:39:08 ID:USc59XTK

昂ぶった頭脳がそれでも動物的な本能で四囲を確かめようとする。
  だが、彼女の網膜は何も映じて来ない。     光を全く感じないのだ。
  なんということだろうか。        焦りが湧き、幾度か瞼をまばたいてみて、
  どうやら眼帯らしきもので視覚を完全に封じられていることが解った。
  幾分、平静さを得てくると香織は自分の惨めな姿態をはっきりと認識し始めた。
  腕は後へ廻って、壁に取り付けられた鉄環に留められているらしく、
  脚は正座させられて、足首と膝がきっちりと揃えさせられている。
  口中では金属製の猿轡が渋酸い味とともに舌を押さえ、
  強制的に開かせれている口からは涎がだらだらと流れ出し唇と顎を濡らしていた。
  首には首周りを繋ぎ目も感じさせず隙間なくぴたりと覆う重厚な首輪が嵌められており、
  顎を伝ってきた涎が首輪をも濡らしている。
  そして、すべすべと擦り合う膝頭と腿、二の腕を通って来る腋と背の感触・・・・・。

  全裸なのだ!。     パンツ1枚さえも穿いていない。衣服はすっかり取り払われて、
  乳房も、腰も、臍下に生い茂り、黒い光沢を放つ千じれ毛の茂みも露の儘、
  一糸纏わぬ素っ裸のまま壁に括りつけられているのだ。


4 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 14:45:58 ID:USc59XTK

“ 暑い! ”

  拘束された体をくねくねと身悶えさせながら、
  香織は血が沸騰するかのような異常な暑さを繊身で耐えていた。
  自分の姿を見る眼を持たぬせいか、全裸に対する羞恥心よりも、
  底知れぬ恐怖と激しい暑さが溌剌としていた乙女心を真っ黒に蝕んだ。

    “ これから何をされるのだろうか?… 
      辱かしめられるのだろうか?…
      どんなことをされるのかしら?… ”

  世間の悪心や汚れを知らぬ純真無垢な乙女には想像も及ばぬことであった。
  ただ、おどおどと悪夢のように蔽いかぶさっているものに脅かされているだけだった。
  激しい暑さが純白の肌を鮮やかな紅色に染め上げていき、
  もがき苦しむ若い肉体はますます熱を帯びていく。 
   生れてからの18年間、暖かい絹布で愛しみ、
  温湯で丁寧に洗い、クリームで毎日手入れをし、
  美容のため食物まで気付かって育ててきた柔肌が今、
  一糸纏わぬ素っ裸の痴態の元にその全てが曝され、
  武骨な拘束具に嬲られ、わなわなと紫色におののき収縮する。
  うら若い女子高生は、顎をそのふくよかな胸に着け、動かぬ背を丸め、
  儘ならぬ白磁の膝を抱えこんで怯える。そして、見えぬ眼を眼帯の下でまばたき、
  サヨサヨと不安に身悶えする・・・・。        すると、靴音が聴えて来た。
  香織は驚きの為に、その豊かで黒く艶やか頭髪を揺らめかせた後、スクッと身を固めた。
  靴音はゆっくりと彼女の真横で停まった。
  膝が緩み、壁との緊縛が解かれた。
  すると、その直後に冷徹な男の声が鋭く耳覚を打った。


5 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 15:00:04 ID:USc59XTK

    「 シッコッ! 」

  突如、たわわな双乳を棒状なものでこずかれた。 
  アッ! と前にのめりそうになったので、 
  痺れた足で片膝を立ててそれを堪えたところを、今度は後手の鎖をグイッと引き絞られ、
  後方に出っ張った臀部を蹴り上げるように突き飛ばされる。
  思わず前かがみによろけると、再びの棒が今度は柔らかな背肉をえぐるようにギリッと押す。  
  全裸の麗体は、たたらを踏んで歩き出した。
  香織は息をつく暇もなかった。
  意思を無視され、急所急所を巧みにつかれて、
  まるで反抗する間も意思も与えない相手の見事な手際。
  それは圧倒的な畏怖の念を、この全裸の虜囚に植え付け、抵抗心を殺いだ。
  足枷に付いている鎖がジャラジャラと鳴り、ざらついた硬い床が柔かい踵に痛く感ずる。
  まるで剣山の上を歩くが如き感触に、繊弱な白い素足は乱れながら歩んで行く。

    「 マワレ ミギッ! 」

  方向を命ずる過酷な声と共に、男は全裸に鎖を巻かれた囚女に思考の時を与えないように、
  終始背をこずき鎖を引いた。
  意思を完全に剥奪された囚心はただ、支配者の命令によろめきつつその裸体を支え、
  ただ歩くことだけに専念する。


6 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 15:26:52 ID:USc59XTK

     「 ウンコッ! 」

  遮眼の全裸体に拘束という有様の為に、日頃の鼻息をすっかり霧散させられた女は力なく脆く。

    「  イケッ! 」

  上半身を棒で押さえ付けられ、踏み潰された蛙のような惨めな格好をとらされると
  そのまま性器を丸出しにさせられながら、香織は命令されるがままに前へと這いずった。
  固い鉄棒が脛の下に当った。

    「 イソゲッ! 」

  いきなり尻を蹴飛ばされた。
  豊麗な全裸の肉体は、金属棒と板で構成された狭い檻の中に転がりこみ、
  頭蓋骨が棒に当たり激痛をもたらした。

     ガチャンッ!

  金属の甲高い衝突音がした。                         檻が施錠されたのだ。
  靴音が遠のいていく。
                        ・
                        ・
                        ・
  薄暗い室内が、へばりつく様な沈黙に再び覆われた…
  狭い檻の中で疼痛と恐怖に悶え慄く、全裸の乙女を、ただ一人残して………


7 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 15:39:02 ID:USc59XTK

           第弐話

        【 悪鬼の宣告 】



     「 ビーーーーーーーッ!! 」

  間もなくして低い警報音がした。
  すると、部屋の天井の一部がぽっかりと割れて開いた。
  そして、そこから一条のクレーンが天井を降りてきて、
  開いた空間から香織のいる室内へと延びてきたのである。
  クレーンの連結部分が香織の入れられている檻の天井部分に連結された。
  すると 鈍い駆動音とともに、索鎖がぴいんと張って動き始めた。
  それに伴い香織が入れられた檻は、空中へと引き上げられ、
  先ほど開いた空間から見える上の部屋へと運ばれていった。
  香織を入れた黒い金属の檻が索鎖に曳かれて上の室内へ移動して来た。
  香織は見えるわけもないのに、目隠しをされた顔を左右に振り状況を知ろうともがいている。
  ここにも檻がある。
  しかし1つや2つではない、今香織が入れられているような、
  上下四方を金属格子で組んだ犬をいれるような小さな檻が10段ほど積み重ねられ、
  その「檻の柱」が室内の右側と左側それぞれの端から端まで隙間無くビッシリと並べられているのだ。
  内部に白い物体が見える……                  その物体は、僅かに動いている………


8 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 15:56:16 ID:USc59XTK

女だ!

  素裸に剥かれた女である。 
  それも極度に狭い檻の為に背を倒し、脚をきっちりと折り曲げさせられ、
  窮屈を通り越した圧迫の為、苦しそうに何とか呼吸をしている数百人の若い全裸の女たち である。
  女たちは、香織と同じく首輪を嵌められ、繊細な手首は背で重なり、胴を巻いたベルトで留められてある。
  白く細い足首からは、だらんと鎖が下っているが、装着された左右の枷は直接噛み合って、身動きを禁じている。
  歩かせる時は枷と枷の錠を脱し、鎖の長さだけの歩幅で運動させるのだろう。
  香織を入れた檻は、左側の奥の方に積まれた檻の頭上へ来ると停止し、
  再び鈍い駆動音をさせると檻は徐々に下に積まれた檻に近づき、その上に乗せられた。
  香織の、桃色の爪をつけた愛らしい足指は格子からはみ出し、
  豊かに充ち張ったなめらかな尻の肉が格子によって割られている。
  ふっくらとした掌は苦しさに耐えようとして、しっかりと握り締められていた。

  陶器のような二の腕、附け根を絞られて盛り上がったムッチリとした肩、
  波打っている細く緊った脇腹、すらりと張り伸びている脚……
  それらが黒い鉄棒と対照的に皆、純白なのだ。
  そして青春の血潮を弾んで流している柔肌なのだ。
  これが、セーターに隠れていた乳房、これがスカートを揺らめかしていた臀部……
  ほん此の間まで高嶺の大輪の花のように周囲の男たちを熱狂させていた、女のからだ………
  その美麗なる肉体のすべてが露出されて其処にある。
  この肩、この乳房、この腰、この尻、この腿、どれもが未知層を含んだ咲き香る女体なのだ。
  他の檻でもこの狭い檻の中に閉じ込められた何百という柔らかな肉の塊たちが
  窮屈そうにうめき声を上げながら蠢いていた。


9 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 15:57:17 ID:USc59XTK

そんな女たちの髪の脇から覗かれる頬から二筋、轡を締める紐と眼を覆う
  サングラス型の器具が耳から後頭部へと廻っている。
  サングラス型と書いたが、レンズ入りの眼鏡でなはく、
  冬山などで使われる風防を兼ねた長い一枚の色板で両眼を覆う方式の眼鏡である。
  その眼鏡が黒色に塗り潰してあるのだ。
  檻内の動物たちは、自身では見ることの出来ない、折り畳まれた骨の疼きを感じながら荒々しく息を吐き、
  黒髪を振り乱し、戻らない視覚の怯えに身悶えている。

        シューーーッ………シューーーッ

  ドアの開閉音のような音がした。   
  女たちの呻き声の中から、人がこちらに近ずいてくる音がする。
  常軌を逸した状況に動転していた香織の頭脳が、新たな事態に対し再び稼動し始めた。

    “ 誰か来る…
      檻の中へ監禁されてしまった。
      一体誰が?…    どうしてわたしが?… 
      もう此処から逃げることは出来ないの?…
      これからどうなるの?…
      誰か……    だれかたすけてッ!!! ”


10 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 15:58:59 ID:USc59XTK

取り留めのないことが脳裏を駆け巡っていくうちにも、
  足音は着実に香織のもとへと近つずいて来る。
  そして、香織の閉じ込められている檻の前で足音は止まった。  
  香織は緊張のために乾ききった咽喉へゴクリと唾を送りこんだ。
  折り曲げられた全裸の肉体が恐怖に縮む。

      パシッ!!

  いきなり右の乳房を衝かれた。
  突然の刺撃に香織の体はビクンと震えたが
  恐怖に支配されている香織には痛みを感じる余裕さえも無かった。
  男の話し声がする。   
  知らない言葉が飛び交い、何かの会話をしているようだった。
  一体何をしゃべっているのか?
 
  声の主は二人の黒人だった。 
  一人がもう一人に話しかけている。  英語のようだ。  しかし訛りがひどい。 

    「 コレナンカドウダ? ワカイシ ニクズキモイイ
              コイツワ イイ メス ニナルゼ  」

  そう言うとその黒人は、香織の入っている檻に手をかけ、格子の上部を横に引いた。    
  すると格子の中央の一部に、ぽっかりと丸いくぐり穴があけられた。
  黒人は手を檻の中に差し入れて香織の整った髪を掴むと、そのままグイッと引っ張り上げた。


11 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:01:50 ID:USc59XTK

「 うッ! 」

  猿轡の下から放たれた美少女の悲鳴にもかまうことなく顔全体を格子の外へ出してしまうと扉を閉める。
  円が乙女のほっそりとした首に嵌ったところで留め金をかけた。
  18歳の美少女は、晒首のように檻の上に顔を載せて静止した。

    「  センセイサマノ カオヲ オガマセテヤロウ  」

  黒人は、サングラスの上のつまみを挟んですっと引き開けた。
  黒いガラスは引戸になっていて、その下に素透しのガラスが嵌っているのだ。
  ガラスは細いフレームで縁取られているだけなので美貌は損われずに表出する。
  主人の都合に依って、犠牲者の視界を開けたり閉じたり出来るように作った器具なのだ。
  香織は突然、射しこんで来た強い光りに眼が眩んだ。ぱちぱちと二、三度まばたいてから

    「 あッ!! 」

  と驚嘆の声を挙げる。
  耳に入ってきた粗暴な口ぶりの会話から少しは予期していたことではあったが
  乙女はやはり声を発っせずにいられなかった。
  二人の黒人の大男が檻の正面に仁王立ちし、無遠慮な凝視の視線を自分の乳白色の全身へ注いでいたからだ。
  カッと羞恥がのぼり、穴をみつけたい屈辱が全身を駆け巡った。
  俯向きがちになった黒髪を掴まれて、ぐいと正視させられる。
  黒人たちは、二人とも白い半袖のツナギを着ていて、胸元にはそれぞれ違うアラビア数字が印刷されている。
  腕を組んだ黒人のほうの右手には、握り柄の先に、
  何やら萎んだペニスのような皺々の物体が取り付けられた奇妙な道具が握られていた。
  これが一体何で出来ていて、そして何に対して、どのように使われるかなど、
  純真無垢な18歳の乙女には想像すら及ばぬであろう。


12 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:04:11 ID:USc59XTK

檻の前で薄ら笑いを浮かべている黒人たちは、そのテカテカと脂ぎった顔でじっくりと自分を見下している。
  香織は、ぎりりと唇を噛むと瞼を床に落とした。
  まるで動物園の獣のように檻に入れられている自分。
  それも全身素っ裸というあられもない姿で、秘していた胸の膨らみも腰の姿も臍下の茂みもすっかり曝け出して・・・。
  黒人たちのまるで獲物を愛でるかのような物狂わしそうなあの眼、垂涎せんばかりに舐めずっている部厚いあの唇、
  それらすべてが香織にとっては身慄いが出る程嫌悪すべきものであった。
  それなのに、まざまざと顔前に置かれて外らす術もない。
  自分の無垢な全身の隅々まで貫通しているあの眼から一寸たりとも隠れる術はないのだ。

    “ ああ駄目、もう私は逃れられない。
      あっ、私の愛しんで来た肌は、この純潔は
      こんな薄汚い檻で動物並に処分されるのか………ああ………  ”

  香織の心に茫漠たる絶望が吹き通った。
  美囚は首が伸びて、折り曲った筋骨の痛みが多少緩んだ気持だったが、
  首で動きを停められてみると、かえって中腰になっている筋肉が強く腰部で疼き始めた。
  形よい脚を擦り合せ、臀部をずらし背をのばそうとする。
  そうして身じろぎする豊麗な肉体は、檻内で奇妙な曲線を描いて芸をする【動物】として観覧者を楽しませている。


13 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:16:47 ID:USc59XTK

室内ではヒーターが稼動していた。          
  しかし、それは黒人たちが、半袖の薄いツナギ1枚という衣服を纏って、
  諸々の仕事をするのに適当な温度程度のものであって、
  決して生命の危機を感じさせるほどの異常な温度ではなかった、
  では、先程から香織の全身を苦しめている血の湧き立つ様なこの灼熱地獄は一体何なのか?
  なぜ目の前の黒人たちは平然としていられるのか?
  開けた視界から辺りを見渡すと、すぐ両隣の檻の中でも自分同様素っ裸に剥かれたうら若い美女たちが
  窮屈そうに身悶え、猿轡に遮られながらもその下から途切れ途切れ微かに
 
    「 …ァ…ッ…ィ… 」

  と漏らしているのが聞こえた。
  しかし、暑がる割りにはその全裸の肉体からは体のどこからも汗の雫一つ見受けられないのであった。
  それを見て香織はハッと気付いた。
  自分も汗をかいていない。 こんなに暑いのにどうして汗が出てこないのか?
  乙女はくねりと身をくねらせながら、自身を襲っている不可思議な現象に新たな恐怖を覚えた。

    “ いったい なにをされたの? ”

  全裸の美少女が自身の肉体の変化に驚き、不安と恐怖に駆られていると
  その様子を見ていた黒人の一人が、その謎の暑さの正体の一端を香織にカタコトの日本語で教えだした。 
  

14 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:17:53 ID:USc59XTK

「  オイ! ヤプー!  アツイカ? アツイダロウ? デモ ガマンシロヨ
        ソノ アツサワ オマエガ イッピキマエノ ヤプー 二ナルタメニ ヒツヨウナ アツサナンダカラナ
         モウスコシ イイコニ シテイリャ  アツサニモ ナレテクルダロウヨ
          ソウスリャ オマエワ シヌマデ フクノイラネエ カラダニナッテ イツデモ ドコデモ 
           スッパダカ ノママ ウゴキマワレルヨウニ ナルンダゼ
            ソンナ ベンリナ カラダニ シテクレタ カミサマニ ヨク カンシャスルンダナ。
             マッタク ウラヤマシイ カギリダゼ       ハハハハハハ!  ハハハハハハハ!!    」
 
  冷酷な高笑いをしながら黒人はさらにこう続けた

    「 オマエハ マダ ジブンノコトヲ  ニンゲンダト オモッテルンダロウガ 
        オマエワ ソンナ リッパナモンジャネェ
         オマエノ ホントウノ ナマエワ ヤプー ッテイウンダヨ 
          オマエラ ヤプーワ タダノ カチク ダカラ コンナフウニ オリ ニイレテ カウンダゼ
           コレカラ オマエワ ヤプーラシクナルタメノ チョウキョウヲ ウケテ 
            ゴシュジンサマノ メイレイドウリニ ハタラク リッパナ カチクニ シコマレルンダ
             オレタチモ オマエガ ハヤク イッピキマエノ ヤプーニナレルヨウニ ミッチリ シゴイテヤルカラ
              イノチガケデ ガンバルンダナ  ワカッタカ?  メスヤプーサンヨ          グハハハハ!!!    」


15 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:19:33 ID:USc59XTK

“ 服の要らない身体!?
     ヤプー!?
     家畜!?
     調教!?

     いったい何を馬鹿なことを言っているの?
     いい加減にして! もうたくさんよ!!  早く此処から出してッ!!!
     誰か!!   誰かたすけてーーーッ!!!!! ”
         
  意味不明な言葉と屈辱。  そして暑さと限界にきた関節の疼痛。
  黒人の言葉を借りて言えばこの若き雌ヤプーは怒りと痛みに瞳を潤ませて、
  精一杯の嘆きを轡の奥から叫び放ち、拘束されている全身を力一杯揺さぶった。
  黒人はその態に、ギラッと不満の眼を光らせて 、

    「  コンナンデ ヨワネヲ ハクヨウジャ サキガ オモイヤラレル。
        オイ! ヤプー! ドウセ ナクンナラ モット オオゴエデ ナキヤガレ!  」

  そう言うと黒人は握っていた香織の髪の毛を小さく束ねて、
  バリッバリッと痛みの廻るようにゆっくりと引き抜き始めた。

    「 あっ! ッッ!!   わっ!!!   」

  乙女はビクンッと眉を眉間に寄せて悲鳴をあげた。

    「 モウイチドダ!    ソラッ!!    」

  今度は両手で引っ張りだした。

    「 あっ! あ、ああう! うっ!!  ング!!!  」


16 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:21:32 ID:USc59XTK

ジリッと頭骸に拡がる疼痛、脳天が裂けるような激痛に香織は麗姿を凝固させて切れ長い絶叫を放つ。
  香織の裸体は痛みに硬直し、両眼はカッと見開かれていた。
  手が触れ合うのでさえ逡巡し、視線の合うことすら考慮していた慎ましやかな乙女が、
  今や屈強な黒人によって遠慮会釈なく、まるで雌豚のように取扱われている。
  そして美麗なる女は、つい昨日迄、いや、ほんの数時間ほど前まで醸しだしていた淑やかな気品をかなぐり捨て、
  まさに一匹の動物のように鳴き、喚き、悶え、眼前の絶対的強者に対し哀願の眼眸を向けて許しを乞うている。
  香織が家畜らしい態度をみせたことに納得したのか、黒人は香織の頭から手を離し、勝ち誇った様子でこう言った。

    「 イタイカ ヤプー? 
       ダガナ コンナモノ チンボーノ ヒトフリニクラベタラ 
        ヘデモネェッテコトガ スグニ ワカルゼ  ヘッヘッヘ  
         コレデ スコシワ ジブンノ ミノホドガ ワカッタダロ 
          オマエラ ヤプーニワ フクヲキルトカ  モノヲタベルトカ  トイレニイクトカ 
           コイヲスルトカ アイスルトカナンテ モノワ イラナインダヨ!!    
            カチクニワ カチクラシイ イキカタガアルッテコトヲ  ハヤク オボエルンダナ!  」
   
   
  香織はごくっと生唾を呑みこんでこくりと頷いた。  髪が乱れて白い理知的な額に垂れている。
  絶望と悲哀を宿している潤んだ瞳、荒い呼気をしている小鼻、紅い艶やかな唇と磨かれた白い歯。
  香織は虚脱したように頭を下に垂らし、檻の縁に額を擦らせた。
  ふと横の檻に目をやると、先程まで身悶えていた全裸の女たちは、一様に全身を硬直させ、黙りこくっていた。
  香織と黒人のやり取りを、その後の香織の悲鳴を聞かされた彼女たちにとっては当然の姿であった。
  目隠しされ、猿轡を嵌められて歪められた顔は皆恐怖におののいていた。 
  香織は観念したように眼を瞑った。
  その様子をみた黒人は、ニヤリと笑うとポケットから注射器のようなものを取り出した。


17 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/21(日) 16:24:47 ID:USc59XTK

    「 スコシ イイコニ ナッタナ ヨシ ソレデイイインダ
       ダガ オマエノ  チョウキョウワ マダ ハジマッテモイネー
        コンナノワ  タダノ アイサツガワリダ 
         ホンカクテキニ  チョウキョウサレルノワ ヤプーナリー 二ハコバレテカラダ
           ソレマデワ  マダ イロイロ ヤンナキャナンネエ  コトガアルカラ
            ソレマデ  シバラク     オネンネ     シテナ              」
 
  そう言うと黒人は、檻の中に注射器を入れ香織の腕に針を刺した。何かが注入されていく。
  すると、たちまち意識が朦朧としてきた。
  黒人たちは他の檻に入れられている女たちにも、慣れた手つきで次々と同様の注射をしていった。 

  明るかったはずの未来への絶望とともに、香織は再び深い眠りの底についていった………

つつ゛く


18 :名無し調教中。:2007/10/21(日) 18:24:39 ID:GK/mFHfw
新スレおめでとうございます。新作も希望致します。

19 :名無し調教中。:2007/10/21(日) 19:58:25 ID:w+Ks7Zdm
新スレおめ
体育座りから立ち上がり深呼吸して次を待ちます

20 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 00:27:49 ID:WZHWPgh9

第参話

      【  ドメス・テスト=家畜適正検査  】


     “ あれからどれ程の時間がたったのだろうか?…
       一体此処はどこなのか?…
       そして… これから自分は… どうなるのか?… ”

  香織は両手・両足をそれぞれ左右に大きく開かされ、直立させられていた。
  香織の両脇には左右にそれぞれ一本ずつ通り穴の開いた太い金属棒が聳え立っていて、
  香織の細い手首はその通り穴の中にきっちりと嵌め込まれ拘束されていた。
  両腕・両脚の付根は、その金属棒から直角に伸びた4本のパイプの先に取り付けられている
  4つの金属環によって厳重に拘束され、それぞれの関節の動きを封じている。
  なめらかな曲線を描く両脚は左右に裂かれるように大きく開かされ、
  両足首もまた金属棒に鎖で連結された足枷によって固定されていて、
  正面から見ると丁度、素っ裸のままで大の字の格好をとらされているのであった。
  柔らかく豊麗なる乳房。
  その双子の小山の頂上に咲き誇る、鮮やかな美しい桜色の両乳頭。
  下腹部から生い茂る、品良く剪定された真っ黒な千じれ毛の草叢。
  それらが、この透き通るような純白の乙女の全裸体に、淫靡なるアクセントを加えている。


21 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 00:29:50 ID:WZHWPgh9

花も恥らう明朗なる乙女は、余す術もなく、
  その華麗な全裸体を強烈な光線に晒されてグッタリとうなだれていた。
  惨めさと哀れさ、香織は自身を取り巻く環境の急激な変化に心身共に疲弊しきっていた。
  清らかに保持してきた処女を奪われるのかと、真っ暗な絶望に叩きのめされた檻の中。
  あの肉も引き裂かれんばかりに、骨も砕けんばかりに刻み込まれた苦痛、
  血の沸き立つかのような灼熱地獄。
  そして愛玩動物のように弄ばれた屈辱感。    
  しかし、何か都合があったのか、黒人たちはそれ以上何事もなさずに注射だけをして立ち去り、 
  また眠らされた。
  それから何時間眠っていたのかは解らないが、目が覚めると、
  いきなり檻から乱暴に引きずり出され、目隠しを外され、
  首輪以外の拘束具をすべて外されて、数十時間ぶりに戻った身体の自由に、
  僅かな安堵の念を抱いていたのも束の間、すぐさま黒人の大男たちによって、
  香織と同様に誘拐された他の女達と共に、有無も言わされずに連行され、
  黒人の医者たちに依る厳重な身体検査を受けさせられた。


22 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 00:30:54 ID:WZHWPgh9
  
  
  猶に一日、二十四時間は越えたであろう、精密な検査だった。
  囚われの乙女たちは、全裸に首輪というあられもない姿を晒したまま
  身長、体重に始まって体脂肪、骨密度の測定、全身の放射線撮影、血液採取、
  血圧計算、脈拍、心拍数、脳波測定、そして内視鏡による口腔及び肛門からの腸内検査に
  検便、検尿、さらに、聴覚、触覚、視力・動体視力・色彩感度の測定
  特に味覚と嗅覚は、甘み、苦み、辛み、渋み、臭み、旨み、酸味、塩味などの味と、
  天然物から人工物まで数百種類に及ぶ物質の匂いを
  それぞれ何十段階にも細かく分けられた濃度で徹底的に調べ上げられ
  最後に、黒人医の日本語による心理テストと
  知恵の輪やパズルなどを使っての知能検査で性格と知性を分析された後、
  再び拘束され、元の檻へと追い立てられて閉じ込められたのだ。
  その間、一片の食物も一杯の水も与えられず、衣服は布切れ1枚さえも許されなかった。
  少しでも反抗的な態度を見せれば、黒い大男たちから容赦ない罵声と体罰が加えられた。
  檻の中で鎖を鳴らしながら、絶望に泣き暮れていた香織たちだったが、
  いつしか疲れ果て、そのまま眠っていたようだった。              そして、その後、
  いきなり乳房を蹴られて叩き起こされ、引きずり出されて今度はこの全裸大の字姿勢だった。


23 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 00:35:52 ID:WZHWPgh9
      
        
    “ 何をされるのだろう? ” 

  純真な乙女心は暗闇に閉ざされる。
  傍らに立っていた黒人の男が、香織の背後の壁から伸びるパイプに取り付けられた
  直径20cm程の金属製の半輪を、ヘッドホンのように香織の両耳に差し込んで装着させた。
  半月形の金具は香織の左右の耳と両こめかみをきつく締め上げ、
  乙女の顔は動きを止められた。 目盛りの付いた金属棒が桃のような柔らかな頬に当たる。

     「 タテ 20センチ ヨコ 13.5センチ 」

  黒人は、顔を挟めるようになっているカギ型状の物差を用いて、
  豊かな黒髪をうねらせている香織の前頭とまるい顎を挟んだあと、
  顔面の縦の長さを計ってから頬骨あたりの横幅を計測し、読み上げた。
  読み上げられた数値をもう一人の黒人が、手に持っている記録用ボードにタッチペンで入していく。 続いて、

     「 ヒタイ ノナガサ タテ 5センチ ヨコ 14センチ 
       マユ ノナガサ 5.3センチ マブタ ノハバ 3.9センチ 」

  男は無表情に、機械の型状でも述べるように乙女の美貌の数値を読み上げる。
  次は鼻の高さ、小鼻の拡がり、鼻と口の間隔、唇の幅と厚み
  顎との距離、耳の大きさ、等々と刻明に香織の美顔の構成値を計測していく。


24 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 00:42:08 ID:WZHWPgh9


  香織の黒くつぶらな瞳は涙にぬれていた。
  真正面からの強い照明がキリキリと網膜を射ち、頭芯を掻きまわす。
  苛立ちが激しく波打ち、生温い男の手と冷い金属の計測器が、たまらなく煩しかった。
  男たちの目を虜にした魅力的な美顔を、出来損いの泥細工のように採寸されていく事に、
  清廉にして高貴なる乙女は、メラメラと屈辱の炎を燃え上がらせた。
  が、それを避けようにもその繊細な乙女の顔は、厳しい拘束具によって厳重に固定されている。
  悔しさに唇を噛んだ美少女は、口許を撫でている男の指にいきなり、歯を当てようとした。
  しかし、1寸たりとも身動きを許されない全裸虜囚の身である香織には、それすらも遠く叶わぬことだった。
  男に手を退かれ、可憐な紅色の唇を容赦なく計測器で突かれた。

      「 コノ ヤプー!  フザケヤガッテ!! 」
                                  パシンッ!!!  パシンッ!!!

  強烈な往復ビンタが清純な乙女の頬で鳴った。

     「 あああッ!」

  両頬が痺れ、美貌の瞳は火花を散らして視界を消した。

     「 カチクノ ブンザイデ!  ナマイキナ メスヤプーダ! 」

  男は、まだ胸の怒りが冷めやらぬらしく、腰に付けていたあの皺々の物体を取り上げる。
  そして、握り柄を右手で強く握り締めた。 


25 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 01:44:33 ID:WZHWPgh9
  
   
  すると、それまで皺だらけの芋虫のようだった先端部分が見る見るうちに膨張し、
  ピンッと張り詰め反り曲がった長さ1メートル、直径5センチ程の太長い 1本の棒に変身したではないか。
  ツルツルとした光沢を帯びた矢じり型の先端部は鮮やかに紅潮し、
  それに繋がる黄土色の棒からは、太い血管が浮き出てドクドクと脈打っている。
  その肉棒は大きさこそ違えど明らかに人間の男性器の形をしていた。
  香織が突如出現した長大な肉棒に驚愕していると、黒人はその肉棒を持った右腕をグンッ頭上に振り上げ

     「 コノ バカメスッ! コレデモクラエッ!! 」

  と、怒鳴りながら、振り上げた肉棒を香織の柔らかな腹部めがけて思いっきり振り下ろした。

  香織は迫りくる肉棒の恐怖に全身を強張らせ、歯を食いしばった。             が、まさにそのとき



26 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 01:47:07 ID:WZHWPgh9


          第四話

         【 神託 】


     「 待ちなさい。 」
 
  と、上品な英語の声が響いた。
  黒人が振り返ると、そこには開いたドアの外側に佇む長身の男性の姿があった。

     「 クッ  クリス サマッ!? 」

  黒人はひどく仰天し、肉棒を床に放り投げると直ちに振り向き直って頭を下げ、
  そのまま腰を下ろして額をぴったりと床に擦り付けて土下座した。
  もう一人の黒人もボードを投げ捨て、優雅に佇む男性の方を向いて土下座した。
  床に落ちた肉棒は瞬く間に収縮し、再び元の姿に戻った。
 
     「 結構、  立ちなさい。 」
 
  彼は、雅なキングス・イングリッシュでそう言うと自分に対し平伏している黒人たちを立ち上がらせた。
  ポロの乗馬服のような衣装を華麗に着こなすスラッとした細身の長身。
  女性と見間違うほどに整った美しい顔と艶やかな純白の肌。  
  腰まで伸び、ポニーテールに纏められた美しく輝く黄金色の豊かな頭髪。 
  そして、すい込まれそうなほど透き通った紺碧色の二つの瞳。
  姿かたち、立ち居振る舞い、言葉の一音一音。 
  その全てから、真に高貴なるものだけが持つ気品と奥深さが実に豊かに醸し出されているのである。

  このクリスという男は一体何者なのか?


27 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 01:50:32 ID:WZHWPgh9


     「  掘り出し物の雌が捕獲されたと聞いたのでね。  
                              どんな雌なのか気になって見に来たのさ。  」

  クリスはその美顔に淡い笑みを浮かべながら黒人たちに告げた。
  ついさっきまで香織の反抗に怒り、制裁を加えようとしていた黒人は一転して緊張の極みに達し、
  声を震わせながら、クリスの気品に満ちた貴族英語とは比べることさえ憚られるような汚い訛り英語で

    「 ソッ ソノヨウナ ゴヨウ デシタラ   
       ワッ ワタクシメ タチガ コノ メスヲ
        クリス サマノ モトエ オモチ イタシマシタノニ…  
          カッ カンガエガ オヨバズ モウシワケ アリマセンデシタッ  」

  と、弁明すると再び頭を下げた。

    「  結構だよ。  気にしないでくれ給え。  
                             それより、 そこの雌を確かめさせてもらうよ。 」    

    「  ハッ ハイ  ドッ ドウゾッ… 」

  クリスは黒人たちの事など眼中に無いらしく、ブーツをツカツカと鳴らしながらそのまま真っ直ぐ進み、
  部屋の奥で素っ裸のまま大の字に拘束され、息を荒げながらクリスを見つめる美雌畜の正面で立ち止まると、
  美しいが冷たく無表情な顔をゆっくりと囚われの雌畜の顔に近つ゛ける。
  そして、その引き込まれそうなほど透き通った紺碧の瞳で香織の瞳をジッと見つめた。


28 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 01:53:28 ID:WZHWPgh9
  

  香織はただその瞳を見つめていた。

    ただ見つめていた。

  他に何も出来なかったのだ。
  それは香織の体が拘束具によって戒められているという状態と無関係に
  香織を完全に拘束せしめる別次元からの力によるものであった。

  心を、魂そのものを見透かされ、虜にする力。
  絶対の支配者の力。         
  それは、まさに 【神の力】 とでも呼ぶべけきものであった。
  
  香織は自分が今、神を前にしていることを理解していない。
  しかし、ついさっきまで黒い大男の乱暴に屈辱と怒りの炎を燃え上がらせ、
  指を食い千切らんと必死の反抗をしていた自分が
  今、まさに目の前にある男の両眼で見つめられると何故か喋る事も、身じろぐ事も出来なくなってしまった。
  香織はこの男に、周りの大男はもちろん18年間のこれまでの「人生」の中で
  1度として感じたことの無い、言い表すことの出来ない、何か圧倒的なものを感じていた。
  浅く荒かった香織の呼吸は、いつの間にか深く、静かな呼吸に変わり
  柔らかな腹部はゆっくりと膨張と収縮を繰り返していた。    長い沈黙が室内を支配する。
  
    「   お前は、  良いセッチンになるぞ。   」
  
  静寂を遮り、クリスは流暢な日本語で微笑みながらそう言った。


29 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 01:55:03 ID:WZHWPgh9


    「  あっ、 あの、 セッ、 セッチンとは一体何のことなのですか?   」

  クリスの奇怪な言葉によって催眠から解かれたかのように
  ハッと我に返った香織は、声を震わせながらクリスに尋ねた。 
  しかし、クリスはそんな香織の質問を無視して香織から顔を離すと、出口へと向きを変えて歩き始めた。
  そして、部屋を出ると去り際に、再び英語で黒人たちにこう告げた。

    「   ドメス・テスト終了次第、至急これにセッチン・イグザムを、    
                                                     綿密にな。  」

    「  ハイッ!  カシコマリマシタ! 」  

  二人の黒人は去って行くクリスの背中に向かって深々と一礼しながらそう返答した。 部屋のドアが閉まる。
  男たちはそれぞれが放り投げたボードと縮んだ肉棒を拾い上げると香織の方に向き直った。

    「   シゴトガ ヒトツ フエタナ サッサト カタズケチマオウ 」

    「  オイッ! ヤプーッ!  
        イソギノ ヨウジガ デキタンダ 
         サカラッテ テマ トラセルンジャネェゾ! 」

  黒い大男は香織を睨み付け、忌々しそうにそう言うと肉棒を腰に戻して再び作業に取り掛かる。


30 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 18:13:23 ID:86ASkPC5



第伍話

            【 人の此岸
                    獣の彼岸 】


  まず、香織の口に、半輪に付属していた猿轡を嵌めた。
  測定が終了した香織の口腔は、またしても猿轡によって閉塞される。
  そして、頭部と顔面を調べ上げた大男の黒く太い腕は胴体へと下降し、
  香織の豊麗な美体を手荒く触り、揉み、いじくり廻し始めた。
  まるでガラクタか機械の部品を扱うかのように。
  首周り、鎖骨、肩幅、左右の乳房の標高、勃起時の乳頭の大きさとその間隔、乳輪の直径、
  肋骨の太さ、腕、指の長さと太さ、腹回り、と上半身を測った黒人の腕は、
  さらに下降して臍下へ進み、黒々とした陰毛が生い茂る下腹部へ到達して恥丘の隆起と尻周りを測定した。
  そして脚部の長さ、太もも、すねの太さ、足の大きさへと至った。
  拘束され、木のように直立させられている白桃のような香織の肉体は
  厳しい真っ黒な腕によって隈なく徹底的に計測されて行く。
  これで終わりか、と香織が思っていると、足元を計測していた腕が今度は脚伝いに上昇し始めた。
  計測器を握った黒い二本の腕は、ふくらはぎ、ひざ、太もも、と駆け上がると内ももに進み、股の付け根に到着した。
  そして乙女の股下に植え込まれている女の秘部を捕捉すると直ちに蹂躙を開始した。
  外陰部全体の横幅・縦幅、大陰唇・小陰唇の長さ、幅、膨張時の厚み、膣前提の広さ、
  尿道口から膣口まで距離、膣口から肛門までの距離、会陰の厚み、
  勃起時の陰核の長さ、大きさと包皮の厚み、と隅々まで挟まれ、摘まれ、扱かれ、計測されていく。


31 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 18:15:19 ID:86ASkPC5


「 ・・…ンッ! ウッ! フッグッ!   ・・…ハァッ! ングッ!  フゥ… 」

  貞淑にして慎み深い乙女は、己が秘所へ絶え間なく加えられる未知なる刺激によって悶絶し、
  捕われの全裸体をビクンッビクンッと小刻みに震わせ、轡の奥から荒く息を吐く。
  香織の心中では羞恥と屈辱が渦巻き、麗しの美顔が真っ赤に紅潮した。
  物品のように取扱われている自分の身体。
  なめらかな曲線美を誇り、幾人もの男たちの心を魅了し、虜にしながらも
  これまで決して誰の目にもふれさせる事無く保護し続けてきた若々しく艶やかな18歳の乙女の美体が、
  何の間違いか、まるで馬か牛並みに、家畜の体の品定めのように計りに掛けられている。
  肌の品評、肉の陳列、全裸体の物品視、いささかの人間的配慮も無い、牛か馬か豚の如き肉体の尺度計測。
  香織の意識の中で依然として失われていない【人間】としての自尊心が、彼女の柔らかな下唇をグッと噛みしめさせる。

     「 コイツァ ナカナカ イイ スウジダ  クリスサマノ オッシャタトウリダゼ  」

  後ろに立っていた記録係の黒人が、ボードに記録された香織の肉体諸数値と
  隣に表示されている他の女性達のものと思われるデータとを見比べながら言った。
  そしてタッチペンで指令を入力し、香織の数値を使っての計算・解析作業を行う。

     「  イイ スウチダ  ヒトツ ヒトツノ スウチモ  ゼンタイノ バランスモ
         ヒョウジュンヲ  コエテイル    コレワ  ジョウトウナ  メスヤプーダ  」

  男は脂でテカッた顔にギラギラした笑みを浮かべながらそう続けた後、手を挙げてもう一人に合図した。


32 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 18:21:04 ID:86ASkPC5
.

すると二人とも香織の傍から離れていき、床に約2メートルほどの間隔を空けて描かれている
  幅約10センチほどの二本の赤いラインの外側まで移動した。
  赤いラインで区切られた領域の内側に、香織一人だけが全裸で拘束されたまま取り残されている。

  計測係の男が壁に取り付けてあった赤く大きな丸いスイッチをガシュンと押した。
  すると、ビーーーッという警告音の後、赤いライン上から何十本もの金属棒が
  スルスルと床の下から送り出されて来て天井にまで到達し、
  室内に幅2メートル、長さ10メートルほどの長方形の檻を、アッという間に出現させたのだ。
  その直後、香織を捕らえていた拘束具の施錠が解かれ、香織を解放すると瞬時に床下と壁面に収納されていった。
  急に拘束から解かれ床に倒れこんだ香織は起き上がって部屋を見渡した。        また檻のなかだ。
  檻の外側では黒人たちが香織を見ながら小馬鹿にしたような薄ら笑いを浮かべている。
  それを見て再び怒りを燃え上がらせた香織は、今や自由になった体を動かし
  薄ら笑いを浮かべる黒人たちに近つ゛き、怒りと屈辱に身を震わせながらも
  冷静に、かつ毅然とした態度で相対し、流暢な英語を使ってこう言った。

     「  お願いです…     私をはやくここから出してくださいッ…  
        暴力団か、人身売買の組織か何なのかは存じませんが
         お金が目当てなのでしょう? でしたら私の家族と連絡を取らせて頂ければ
          十分な身代金を用意するように私がお話しをいたしましょう。
           もちろん警察にも一切通報いたしません。  お約束します。  ですからどう」

     「  ギャハハハハハハハハハハハッ!!! 」


33 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 18:23:40 ID:86ASkPC5



気丈な乙女からの精一杯の交渉の言葉を引き裂いて、黒人たちの下品な嘲笑の大声が部屋に響いた。
  しかし、それでも香織は怒りをグッと押し殺して、諭すように再び話しかけた。

     「 ご理解して頂けていないようですが、 私の家は代々病院を営んでおりましてそれ相応の」

     「 ハッハッハッハ!!!   コイツワ トンダ ヤプーダゼッ!  」

     「 アア マッタクダ!  マルデ  テメェノ  タチバガ ワカッテイヤガラネェ   ガハハハハッ  」

  香織の話をまたも無視して二人は話しだした。
  英語が堪能な香織だが二人の言葉は余りに崩れ過ぎていて殆んど聞き取ることが出来ない。
  再びの無視にとうとう堪忍袋の緒が切れた香織は、
  二人を怒鳴りつけようと体を前に出し、両手で金属棒を握り締めた。                 が、その直後

     「 キャッ!!! 」
    
  全裸の麗体がビクンッと飛び跳ねた。
  香織の艶やかな細い指が不意に加えられた電撃に痺れている。 
  この金属棒には電流が流されているようだ。
  香織は慌てて格子から離れた。
  引き締まった脇腹から背中までを、恐怖と不安が蛇のように撫で這いずった。
  震えながら黒人たちを見ている香織に一人がカタコトな日本語で言った。


34 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 18:27:05 ID:86ASkPC5

「  オイ ヤプー  ヨソミ シテイル バアイジャナイゼ
         ホレッ ウンドウノ ジカンダ  ハシレ! ハシレ! 」

    「   運動?・・・・・・…      …・・アッ!   」
  
  黒人の言葉の意味を理解しかねていた香織が突然足元をすくわれて倒れ込んだ。
  
  一体何事か?と思って顔を上げた香織は驚愕した。          
  動いている。                                        床が、動いているのだ。
  あっけに取られた香織はそのまま動く床の上を運ばれ後方へと流されていく。
  そして、後ろの壁に体が接触したとたん
 
    「  アッ!!!  」

  再びの電撃。                                  電流は壁にも流されているようだ。
  通電によって飛び起きた香織は、壁から逃れようと動く床の上を走り出した。
  たわわに実った柔らかな乳白色の二つの乳房が、張りのある若々しい二つの尻肉が、
  彼女が左右の足を上下させる度に、プルンップルンッと波打ち、大きく揺れる。

    「  ハハッ  ソウダ ソノ チョウシダ  ビリビリ シタクナケリャ 
           チカライッパイ  ハシリツズケルンダナ  グハハハハッ    」


35 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 19:22:45 ID:86ASkPC5

「  うッ!  うふッ! あふッふッ  あふッ  あふッ  はッ はッ  あふッふッ!   」

  檻の向こうからの罵声と嘲笑に怒りと恥辱を感じていた香織ではあったが、
  立ち止まれば電撃を食らわせられるというこの状況ではそれ所ではない。
  貞淑なる乙女は迫り来る痛みから逃れようと、恥も外聞もかなぐり捨てて舌を出しながら走り続けた。
  首輪一つ以外一子纏わぬ素っ裸の麗体は、肩で息をしながら躍動する。
  しかし、ここでも香織の体からは汗の発散が見受けられない。  
  全力疾走と電撃責め、そして再びの灼熱地獄が可憐な乙女の心体を襲う。

    「  グフフッ    ソーレッ コンドワ コッチダ!!!  」

  黒人がボタンの傍にあるパネルを操作した。

    「 うッ  うふッ  あふッふッ  あッ ふッ ふッ  あッ  キャアッ!!!     」

  香織は尻からドシンッと勢い良く倒れ込んだ。 
  高速で動いていた床が突然逆方向に動き出し、それに足をもっていかれた為だった。

    「  あッ! イタッ!   いたァッ!!!  」

  尻餅をついた香織は直ぐに立ち上がれないまま今度は逆方向の壁から電撃を受けた。

    「  ホラッ!   ドウシタッ!   ハシレッ!  モット ハシレッ!!  」
  
    「  うッ!  うふッ  あふッふッ  あッ!!!・…    …・・うッ うッ! はふッ!!   」 


36 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 19:26:27 ID:86ASkPC5
黒人は檻の中の乙女に罵声と嘲笑を浴びせては、突然、不規則に、何度も床の進行方向を変え続けた。
  初めは戸惑っていた香織だが次第にその仕組みを理解し、パネルを操る黒人の様子を横目で伺いながら走り、
  タイミングを見計らってはスッと体を返すという動作を繰り返す。 
  その様子は、まるで調教師の思いのままに動かされ、芸を披露させられているサーカスの動物のようであった。
  黒人のフェイントに騙され失敗することもあったが、それでも香織は何とか走り続ける。   
   
    「 うッ!  うふッ!   あふッ!   あふッふッ!  」

  こみあげてくる声を噛んで脚を上げる。  柔肌に包まれた全裸の美体がピクピクと震え、
  美貌の顔が疲労と苦痛と暑さに歪む。           走り出してすでに20分近くが過ぎていた。
  
    「  はッ  はふッ  あッ  おッ おねッ‥  …がいッ  もうッ  ふッ  やめてぇッ… 」

  香織は思わず声を洩らし、躍動する全裸体をよじらせながら檻の向こう側の支配者に哀願の表情をみせる。

    「  アマッタレルンジャネ!!  
        カチクノ オマエニ ユルシヲ コウ ケンリナンザ  ネエンダヨッ!!
         オレガ  イイトイウマデ  ハシリツズケルンダ!!   
           ホラッ!    ハシレッ!            バカメスッ!!!     」     
    
  黒人の大男はそう罵りながらギラギラと輝く狂暴な眼光で乙女を睨みつける。

    「   そんなぁ…   いやぁッ  お父さんッ! お母さんッ!  誰か…  誰か助けてッ!!!    」
 
  美貌の乙女は眉を寄せ、鼻孔を膨らませ、紅唇をわなつかせて絶叫し、艶やかな両頬からは大粒の涙が伝い落ちていた。


37 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 19:30:43 ID:86ASkPC5

       「  ハハッ  オマエガ タスカル ミチワ タダヒトツ   
         ジブンワ ニンゲンダ ナンテイウ カンチガイヲ ステテ
           カチクノ ホンショウヲ  ウケイレテ  
              ハヤク イッピキマエノ  ヤプーニ ナルコトダ   グハハハハッ!!!  」

  そう言いながら、記録係の黒人がモニターを見ながらボードを操作している。

  実は、この受難の乙女による苦行の様子の一部始終は室内に設置されたカメラによって撮影されていたのだ。
  躍動する乳房。震える臀部。振り上げられる腕、脚。よじれる腹部、腰、背中。
  と、酷使される乙女の裸体は、その全てが余すとこなく完全に記録されていく。
  誰にも見せてこなかった柔肌、ぴったりと覆っていた二つの胸の膨み、滑らかに張り充ちている腰部、
  弾力と艶に満ち満ちた18歳の乙女の全裸体は、その躍動する様を隈なく撮影され、
  それら女体の一部位、一部位が完全に商品視・部品視され、その性能を綿密に解析されていくのである。

  走行開始から30分が過ぎた頃、ようやく動く床は停止し、電流は止み、金属棒は再び床下に戻っていった。
  痛みと恐怖から開放された乙女は床に倒れこんで這いつくばり、悲しみと疲労に呆然としながらただ涙していた。
  しかし、そんな哀れな乙女に近つ゛いてきた大男たちの口から出てきた言葉はこんなものだった。

    「  ワンリョクワ コノグライデモ ジュウブンダナ 」

    「  ダガ セッチン ニシテ ツカウトナルト 
         ハイキンヤ フッキン キャクリョクワ モット ヒツヨウダナ  
            タップリ ウゴカシテ キタエヨウ  」 


38 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 19:39:07 ID:86ASkPC5

  黒人の大男たちは床に経垂れ込み、抵抗する気力も体力も無い乙女の全裸体を
  太黒い両手で無遠慮に掴み、触り、弄りながらそう言った。  
  それはまさに、未調教の牛馬を、しっかりと仕事をする一匹前の家畜に仕立てようとする調教師の態度そのものだった。

  香織は純白の肌を紅く染め、荒く息をしながら諦めと自尊の念の双方を胸中にて戦わせる。
  しかし、それらの思念よりも彼女の心と体を強く支配しているものがあった。                    渇きだ。

     “ 水… 水が欲しい・・…  お水…  お水を… ”
   
  香織はすでに丸二日以上一口の水も口にしていない。 
  それだけでも大変な事態だがそれに加えて先程の全力持久走である。
  もし、この間に発汗によって水分を大量蒸発させていたなら、
  香織は脱水症を起こして極めて危険な状態に陥っていたであろう。
  猛烈な渇きに生命の危機を感じとった香織の肉体が、彼女の意識に水分の補給を強く要求している。
  生きたい、という【動物】としての根源的本能が、それを閉じ込める理性の牢獄を突き破って香織の意識を独占する。
   
    「 おっ お水・・… お水を・・… ください・・… みず・・… みず・・・・・
       
                        おねがい・・… ひとくちでいいから・・… みず・・… み・・… 」  

  床に倒れこんだままの香織は僅かに顔を上げ、香織の前に聳え立つ漆黒の大男たちを見上げて、
  小さく、痰が絡み付いたような擦れた声で、念仏のように繰り返し懇願した。


39 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 19:53:44 ID:86ASkPC5

  生まれてからの18年間、蝶よ花よと大切に育てられ、
  最上級の一品ばかりを当たり前の物として口にしてきた麗しの令嬢が、
  たかが一口の水を恵んでもらう為だけに、全裸に首輪という恥態を晒しながら床に這い蹲り、
  まるで飼い主を前にした犬のように、自分を嘲り弄んだ男たちを見上げ、
  涙を流しながら哀願することになろうとは一体誰が想像し得たであろうか?
  黒人たちの前にひれ伏す全裸女体の姿からは、
  貞淑な乙女の気品や、華麗な才女の品格など、塵芥ほどにも感じる事は出来ない。
   
    「 マッタク   ダラシノナイ ヤプーダ     ダガ ヨロコベ ヤプー  
       ツギワ  オマエノ ノゾミドウリ   タップリ ノマセテヤルシ  
        ハライッパイ クワセテヤルゾ  ヘッヘッヘ  
         ドウダ ヤプー  ノミタイカ?  ノミタイナラ  ヘンジヲシロ  
          ソレトモ  ノミタクナイノカァ?       フフフフフッ         」

  黒人は足元に平伏している素っ裸の女体を見下し、ニヤつきながらそう言った。

     「  飲みたいです・・…  飲ませてください お願いします・・… 」
  
  飲ませてやる、の一言に香織は即座に反応し、声を張り上げて懇願した。
  彼女の脳内は水を飲ませて「もらえる」という一念に占拠された。 
  この才知溢れる美貌の乙女を、遥か下等の動物とみなす男たちの言葉も視線も、
  首輪一つに全身素っ裸という恥態も、今や彼女の意識を刺激してはいない。 
  猛烈な渇きと飢えと疲労による虚脱感と無力感は、
  いつの間にか彼女の自尊心を極小化し、【動物】の本能を極大化させていた。


40 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 19:56:23 ID:86ASkPC5


    「   ヨシ ジャア サッサト オキロッ ホレッ  シッコ! 」  

    「   はっ  はい・・…  」
 
  香織は、黒人の乱暴な命令に虚ろな声で返事をするとヨロヨロと立ち上がり、
  男たちに尻を叩かれながら部屋の中央までフラフラと歩かされていった。


  つつ゛く



41 :名無し調教中。:2007/10/22(月) 20:08:59 ID:cwAdkIv1
え、え? ご本人?

42 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:21:23 ID:gsEmz2Jv

第六話 

     【 セッチン・イグザミネーション=肉便器適性試験 】


全裸の美少女は、黒い大男たちに急き立てられながら部屋の中央へとやってきた。
  黒人たちは香織を中央まで連れて来ると、
  疲れ切り、虚ろな眼をしている乙女に大声で命令した。 

    「   リョウテヲ アゲロッ!  」

  香織は抵抗するそぶりもみせず、言われたとおりにに両手を上げる。

    “ 水を飲ませてもらえるなら 言う事をきこう ”

  朦朧とした彼女の意識の中にあったのは、
  とにかく早くこの乾きから逃れたいという一念だけだった。
  喉の渇きを潤すためなら自分を辱め嘲笑した相手にでも懇願し、言う事をきく。 
  自分でも気付かぬうちに香織はすっかり謙虚に、いや卑屈になっていた。  
  香織が両手を上げると記録係の黒人はボードをタッチペンで操作する。
  すると、香織のすぐ背後の床下から、銀色の光沢を放つ幅約80センチ・厚さ5センチ程の
  一枚の金属板がゆっくりと姿を現し、
  上に挙げさせられた香織の両手の高さまで伸びて来るとそこで停止した。  


43 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:24:24 ID:gsEmz2Jv

黒人たちはその金属板に香織の全裸体を乱暴に押し付けた。 
  そして、金属板の左右両端から、先程、香織の頭部を固定していた
  半輪型拘束具の縮小版のようなものを四つ取り出し、
  それらを香織の左右両手・両足首に被せて金属板と挟み込んだ。
  半輪は電磁石になっているらしく、黒人が半輪に付いていたスイッチを押すと
  半輪は金属板にピッタリと固着し、美少女の華奢な四肢を拘束した。

    「  サテト ソレジャ マズワ マエ二 タヲスカ 」

  黒人はもう一人にそう言うとボードを操作した。
 
    「  あッ  」
  
  香織が小さな驚きの声をあげた。   
  彼女が驚くのも無理はない。
  金属板がゆっくりと曲がり始めたのだ。
  厚さ5センチの金属板は、香織の腰の高さのあたりから徐々に、ゆっくりと、自動的に湾曲してゆき、
  それに伴って香織の体も徐々に前方へと倒されていく。    
  美麗なる乙女の頭部は、金属板の無慈悲な湾曲運動によってゆっくりと床に近付けさせられてゆき、
  最終的には茹で上がった海老のような姿勢を取らされた。   
  無理な姿勢が香織の肺を圧迫する。


44 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:26:50 ID:gsEmz2Jv

「  ふうぅ・・…  うッ・・…  ふうぅ・・…   うう・・ うッ…  」

  二つに折れ曲がった金属板の内側から、小さく苦しそうな乙女の息使いが聞こえてくる。
  しかし、そんな事は気にも留めずに黒人たちは作業をしていく。
   
    「  カクド ゼロ    スイヘイカ    ジョウデキダナ    ヨシ ツギワ ウシロダ  」     

  黒人はそう言いながら再びボードを操作した。 
  すると、今度は金属板がゆっくりと逆方向に動き始めた。
  金属板は元の位置まで来ても止まらずにそのまま動き続け、香織の体を後方へと引っ張って行く。
  全裸の美貌はその若々しく弾力のある絹肌を張り詰めさせながら次第にあらぬ方向へ折れ曲がってゆく。
  己が身に加えられる不条理な仕打ちに苦悶の表情を浮かべながらも、
  その運命に懸命に耐え続けている18歳の乙女のつぶらな瞳に、無機質な灰色の天井が淡く映る。

    「  ウッ! アッ!  いッ  いッ  いたいぃ・・…  アアッ!!  」
 
  弓のように撓らされ背骨がへし折れるかの様な体勢を取らされていく体に激痛が走り、香織は叫んだ。
  しかし、そんな乙女の悲痛な叫びに黒人たちが耳を傾ける様子は全く無く、
  代わりに、香檻の身体が示している高い柔軟性に対して驚きの声をあげた。

    「  カクド  90・・…  85・・…     80ッ!  ホーーッ! コイツァ スゲェ 」  

    「    75・・…  70・・…   65・・…  60!・・…  
          マダ イクゾッ!    コイツァ  ホントニ   スゲェヤ   」  

  黒人たちが驚きの声をあげるなか香織はさらに後方へと反らされ、
  全裸の女体が「ム」の字を描いたところで金属板は停止した。


45 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:28:43 ID:gsEmz2Jv


「  カクド 48.2 
        ハジメテノ マゲデ 50ヲ キルタァ タイシタ ヤプーダ 」

    「  クリスサマノ オッシャッタ トウリ 
        コイツァ ホントニ イイ セッチンニ ナルゼ  
           キンニクノ   ハリグアイワ  ドウダ?     」

  黒人の大男は、苦悶する乙女のすんなりとした腕を掴むと、
  そこから腕伝いに手を上に登らせて顔を撫で、隆起した肩を摘み、
  浮き出た鎖骨を叩き、露になった脇の下を触る。
  そこから上下に引き伸ばされた乳房、楕円形に変形した乳輪、
  天井を向いた乳頭を触診して脇腹に至り、
  さらに下って、酷い姿勢で懸命に突っ張っている乙女の脚筋を調べ始めた。

  香織にしてみれば想像だに出来なかったことであろう。
  無垢な体に言われの無い苦痛を与えられ、その苦痛に耐えさせられながら
  一子纏わぬ素っ裸に剥かれた美体を調べられる。
  才知ある誇り高き人である香織ならばこの言語道断の蛮行に恥辱の炎を燃え上がらせ、
  捕らわれの美体を命一杯捩らせながら声を荒げて徹底的に抵抗していたであろう。 
  だがしかし、今現在の痛みに対する反応以外に香織の意識に存在していたものはたった一つ。
    
    “ いつになったら 水が飲めるの? 
  
        お水 はやく水を飲ませて・・… ”  であった。


46 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:46:00 ID:gsEmz2Jv

異性に触れるどころか、視線を合わせることすら躊躇していた
  純真にして貞淑無比の可憐な乙女が。
  清らかな青春を謳歌し、常に人を思いやる事の出来る
  温かい気持ちの持ち主であったはずのあの美少女が、
  事此処に至って心に思うことが、喉を潤す水の事だったとは・・…
  もはや今の彼女にとっては、全裸への羞恥心よりも、
  大男たちから身心に加えられる嘲笑と罵声と苦痛の合理性よりも何よりも、
  はやく水を得てこの渇きを解消したいという剥き出しの生存本能の方が完全に勝っていたのである。 
  華麗なる才女香織にしてみれば誠に、想像だに出来なかったことであろう。   
  
  そんな渇きに苦しむ捕らわれの美囚の各部位の様子を調べ上げた黒人は、
  その仕上げに香織のピンと張り詰めた白く艶やかな腹部を無骨な拳でパンッパンッと殴った。

    「  うッ! うッ!! 」

  囚われの美少女は、その限界まで張り詰めさせられた
  柔らかで弾力のある腹部に邪悪な拳を加えられる。
  骨肉を壊するかような痛撃によって、香織はその美貌には到底似合わぬ、
  まるで、声帯が引き千切れたかのような低く、鈍い呻き声をあげた。
  衣服に包まれ、人目に晒される事もほとんど無かった白く柔らかな腹部は、
  黒い大男の岩のような拳からの打撃によって、隕石の直撃を受けた大地のようにボンッくぼみ、
  折れんばかりに撓っている背骨にまでその衝撃を伝える。
  柔らかく艶やかなふっくらとした掌は激痛に空を掴み、
  手枷で戒められた華奢な手首が小刻みに震えながら真っ赤に充血していく。


47 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:47:17 ID:gsEmz2Jv

「  ドウダ ヤプー? マゲラレタキブンワ? 
        オマエワ デキノイイ ヤプーダカラ シッカリ シコマレレバ   
         マップタツニ オレマガル ジョウトウノ セッチンニ ナレルゼ ヘッヘッヘッ  」
              
  黒人は、その脂ぎった顔に不気味な薄笑いを浮かべながらそう言うと、
  苦悶に歪む乙女の美顔をピチャピチャと叩いた。
  そして、ボードを操作して金属板を再び動かし、
  反らされた香織の上半身が、床と平行になったところで固定した。
  その後、さらに指令をボードに入力すると、
  今度は、香織の顔面の丁度真上辺りに位置する天井部分に、直径約10センチ程の穴が開き、
  そこから、給油ホースのような細長い管が、ヒュルヒュルと香織の顔面まで降りて来た。
  黒人は、そのホースの先端部分を片手で掴むと、もう片方の手で香織の細い顎を掴み、
  疲労困憊の乙女を怒鳴りつけた。
 
    「  クチヲ アケロッ!  」

  香織は小さく口を開けた。    
  はつらつと輝いていた乙女の瞳は絶望に澱み、
  視点も定まらぬまま、ただぼんやりと天井を眺めている。  
  丸二日以上の間も一滴の水も一欠けらの食物も与えられず、
  鎖と枷で雁字搦めに拘束されたままでの睡眠を強制され、
  そして、大男たちからは容赦無い拷問を受け続けた香織は、
  もはや思考する気力を失い、動物の生存本能が、ただ水だけを欲っしていた。


48 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:54:17 ID:gsEmz2Jv

, 「 ハウッ・…・   ウッ…   ウプッ・・…  ウンッ…  プッ・…・  」
 
  黒人は、半ば開いた香織の小さく可憐な口の中へ、
  手に持ったホースの先端部を強引に押しこんでゆく。
  美少女の華奢な口には余りある金属製の異物に、
  香織は苦しみの涙を流しながら嗚咽を漏らしている。
  幅約6センチ程の先端部は、香織の柔らかな口腔内を無遠慮に圧迫しながら奥へと進み、
  白く輝く乙女の上歯と下歯の間に割って入った。
  そして、そこから上下に伸長を開始し、まるで車体を持ち上げる油圧ジャッキのように、
  香織の小さく愛らしい口を徐々に、しかし確実に開かせていく。
  令嬢の紅く艶やかな唇は徐々に上下に離されてゆき、細く華奢な関節は、その極限まで大きく開かされる。
  乙女の柔らかな頬肉は、極点にまで開かされた顎骨からもたらされる
  肉の引き裂かれるかのようなズキズキとした鈍痛にその純白の絹肌を疼かせた。
  さらに、先端部はその内部からより細く、先端に小型カメラを搭載した直径約5ミリ程の細管を出現させた。
  内視鏡は、機能を制されて流れ入る唾液にむせんでいる香織の肉の洞穴内を、そこを住処とする蛇のように
  縦横に動き回り、口腔、鼻腔、食道、気道、気管支、胃腸、と
  香織の体内の脆弱な粘膜組織を詳細に観察していく。
  一度目の内視鏡検査よりもずっと綿密で、それ故により過酷な検査であった。 
  口腔・咽頭部を抑止させられた無残な美嬢は、体内を這い回る内視鏡への吐気と、
  それに対して咳さえも出せぬ苦しみで、ひゆうひゆうと咽び泣いている。
  
     「   ショクドウ・・…   ハイ・・… イチョウ・・…   …・・イジョウナシ     」

  黒人はボードとタッチペンで内視鏡を器用に操って桃色に発色している乙女の粘膜を映し出し、
  画面に出された画像を見ながら、異常が無いか検査していった。
  それは、まさに動物園の獣が、暴れないように拘束されながら、獣医による口内検査をされているような光景だった。


49 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 22:56:21 ID:gsEmz2Jv

--------「  …・・ムシバ ナシ クチ ハナモ  モンダイナシ ヨシッ  ゴウカクダ  」
   
  黒い大男はそう言いながら、苦しげに口中で縮み込んでいた美少女のいたいけな小さな舌を、
  内視鏡でひっくり返したり、喉の奥に押し込んだりして弄んでいる。
   まるで、甘い蜜に包まれた芳醇なる果実のように、柔らかで可憐な乙女の舌。
  凡そ一切の汚れというものを知らぬ若く弾力に富んだ美少女の、うぶな舌。
  一体幾人の男たちがこの桃色の舌帯を己が物にせんと夢見、幻の中で恋焦れていたことだろうか。
  それが今や、邪悪な大男たちによって問答無用の拷問を受け、生きた玩具として弄ばれているのだ。
  ねっとりと汗ばんだ顔に不気味な笑みを浮かべている黒人は、
  乙女の口内でビクビクと怯えている紅くいたいけな生物をひとしきり弄ぶと、再びボードを操作した。 
  すると、天井の方から何やらゴーッという駆動音が聞こえてきたかと思うと、
  天井から伸びている半透明のホースの中に白い液体が流れ込んできたのだ。
  それを確認した黒人は、苦悶の表情を浮かべる美少女に対して皮肉に満ちた笑い顔で言い放った。
  
    「 ホレ ヤプー オマチカネノ モノガ ヤッテキタゼ
        タップリ ノムンダゾ  タップリトナ ハッハッハッハッハ 」
   
    「  アッ・…・! あッ! ああっ!! あプッ! ぶパッ!  ・・…フブッ! ウップ! …・・プッ・・… 」
  
  口に繋げられたホースから止め処無く流し込まれてくる白い液体を、
  乙女は息を詰まらせ、苦しみながらも必死に、そして夢中で飲み続けた。
  水ではなく、無味無臭で成分不明の謎の白い液体であったが、
  極限の乾きに苛まれ続けてきた香織にとってはそんなことはどうでも良いことであった。
  二日ぶりに口にした水分に心を完全に奪われた全裸の乙女は、
  カッと見開いた眼を血走らせながら、白い液体をゴクゴクと一心不乱に飲み込んでいく。


50 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 23:06:01 ID:gsEmz2Jv

----これが、あの貞淑で慎み深く、気品と可憐さに満ち溢れていた乙女の、今の姿であるとは…
  異性の視線を集め、同姓の嫉妬を掻き立てた才色兼備の典型とも言うべき稀有の美女の成れの果てだとは…
  艶やかで張りと弾力を備えた若々しく、瑞々しい肌。
  柔らかで豊かに実った両乳房と美しい曲線美を持った臀部。
  スラリと伸びた細く長い手脚。 
  そして、絵画か彫刻のように整った美顔。
  まさしく美女の完成形とでも言うべきその肉体美は、今も二日前も何らの変わりも無かった。
  しかし、まるで餓えた犬のように本能のままに渇きを癒している今現在の彼女の痴態からは、
  以前の彼女から感じられたような知性も品性も理性も、もはや感じ取ることは出来なった。

    「  ・・…ゴボッ! ウパァッ!  …あぷッ! グバァッ! あブッ!  ンッ!   ・・…グピッ!  パハッ!・・…  」
  
  初めのうちは、待ち望んだ水分に我を忘れて夢中で飲み続けていた香織であったが、
  やがて数分が経過し、胃袋がドクドクと流れ込んでくる液体で満たされて来ると、
  今度はそれでも尚流し込まれてくる液体に対する恐怖の念が芽生えてきた。
  そして、限界を超えても入ってくる液体に香織の肉体は拒絶反応を起こし始め、
  なだれ込む液体を押し戻そうと強く咳き込み始めた。  
  涙目の乙女の美顔が咳き込む毎に上下に震えている。
  しかし、そんな少女の他愛無い抵抗など効果が有る筈も無く、白い液体は香織の体内にどんどん注入されていく。


51 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 23:07:25 ID:gsEmz2Jv

--------「  ケッコウ ハイルジャネェカ メスニシチャ タイシタ  スウジダ 」
  
    「  アア  イブクロノ イチモ カタチモ  セッチンニワ  モッテコイダ 」
  
  二人の大男は、ボードを見ながらまた驚いていた。

  ボードには香織の体が映し出されていた。 
  しかし、それは体表面ではなく香織の体内、即ち、食道及び胃腸の透過映像であった。
  実は、先程の香織の全力持久走の際、躍動する香織の全裸体を撮影していたカメラには、
  通常の光学撮影機能の他に放射線撮影機能が備わっており、
  今香織の体内に注入されている白い液体は放射線撮影の為の造影剤だったのだ。
  ボードの画面には、折り曲げられ変形した乙女の体内に流れ込んで食道を通り、
  胃に溜まっていく白い液体が、黒い影となって映し出されていた。
  18歳の美少女の胃袋が、造影剤によってパンパンに膨れ上がっていく。  
  
    「  ノミ ワ ゴウカクダナ  ヨシ ツギワ タベ ダ  」
  
  膨張した乙女の胃袋を確認した黒人はそう言うと液体の注入を停止し、新たな指令を入力した。
  すると今度はシュウ−ッという音をさせながらホースが吸引を開始した。
  その後、黒人は香織の傍に近つ゛くと

    「 ハケッ!! 」
 
  と大声で怒鳴り、張り詰めパンパンに膨れ上がった香織の腹部に、再び強烈な打撃を加えた。


52 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 23:32:45 ID:gsEmz2Jv

------「  ンウッ!!!   ウボッ!!   バァハッ!!!  ウゴッ!!!  ブバッ!!! 」
  
  乙女は大男から再び加えられた巨大な拳に悶絶し、新鮮で玲瓏なる宝玉のような肌は痛撃に打ち震えた。
  そして、その腹部から拳の苦痛にも勝るかのような不快痛が胸部を這い上ってくる。     逆流の圧迫だ。
  胃袋に溜まっていた造影剤が咽喉下の食道を駆け上がり、勢いよく口腔内に逆流してきた。 
  そして、溢れ出してきた吐しゃ液を、香織の口に入り込んだホースが
  ジュルジュルという不快な音を立てながら吸い込んでいく。
  嘔吐によって呼吸が止まった乙女は、その秀麗な顔を嘔吐感と苦痛に歪め、
  つぶらな両眼からは、苦悶に瞬く度に大粒の涙がポロポロと流れ落ちた。
  清麗な18歳の生娘は、罪なく受ける死線の苦しみにその美顔を涙と唾液で汚し、腹の底から慟哭した。
                            ・
                            ・
                            ・
  やがて、胃に納めていたものを全て吐き出し終えた美少女は、舌に纏わり付いた酸味をもった胃液に
  顔を曇らせながらも正常に戻った呼吸に、ほおっと安らぎの息を吐いた。   
 
  しかし、それも束の間、今度は先程の白い液体から水分を減少させたようなねっとりとした固形物が、
  天井の方から押し出されてきて、香織の口内に向かって白蛇のようにホース内を進んできているのだ。
  黒人はそれを見ながら薄ら笑いを浮かべると、新たな拷問への恐怖に慄く全裸虜囚に言い放った。
 
    「   ホレッ  ヤプー  ツギワ タベ ノテストダ  シッカリ クエヨ  グフフフフ   」

    「  いッ・・…  いはァ!…  いはあああああああ!!!!!!  」
 
  口中に押し込められたホースによって発語を制されている乙女は、
  ままならぬ舌と口を命一杯動かし、己が口腔へ迫り来るその長大な白蛇に絶叫した。

  いつ終わるとも知れぬ無間地獄に、乙女は両頬を涙で濡らしながら、意識が遠のいていくのを感じていた………


53 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/10/22(月) 23:37:54 ID:gsEmz2Jv


次回  
      第七話 【 昇天 神世界へ 】 に続く。 

54 :名無し調教中。:2007/10/23(火) 01:05:08 ID:cuX1QQK9
乙。次から新作だな。

55 :名無し調教中。:2007/10/23(火) 21:01:33 ID:7UvpMZj5
白人に生まれながら唇人形に改造された平民ディック?
あんなにも萌える
体育座りして待ってます

56 :名無し調教中。:2007/10/26(金) 16:27:12 ID:nJF19Db4
hosyu

57 :名無し調教中。:2007/10/30(火) 22:11:07 ID:ZRqHeo2F
体育座り続行中

58 :名無し調教中。:2007/11/03(土) 16:11:05 ID:yYIzN1Cf
hosyu

59 :名無し調教中。:2007/11/07(水) 18:18:35 ID:TL8EeGM/
保守

60 :名無し調教中。:2007/11/08(木) 06:09:46 ID:r7kn5jVD

 (・,・)まだかな〜〜?

61 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/11/10(土) 16:23:18 ID:O3iZU4WT

 すみません。

 現在、必要な用事があるので、書くことが出来ません。

 ですが、このスレッドを立ち上げたときには結末まで考えていたので、
 大まかな流れや場面は思い描いてありますし、最後まで貫徹するつもりでいます。
 ですから、出来れば気長に待っていただけると幸いです。

62 :名無し調教中。:2007/11/12(月) 10:50:08 ID:4ecAlyyf
>>61
了解しますた。


63 :名無し調教中。:2007/11/16(金) 09:50:33 ID:WwsDzU63
>>61
期待してお待ち申しageます。

64 :名無し調教中。:2007/11/20(火) 22:32:17 ID:kOMF6FyN
体育座りしながら保守

65 :名無し調教中。:2007/11/25(日) 23:30:45 ID:84lzUpZa
保守

66 :名無し調教中。:2007/11/26(月) 23:32:31 ID:NX+5vlw9
体育座りしながら保守

67 :名無し調教中。:2007/11/29(木) 13:35:25 ID:7OFxBZNL
ブルペン捕手

68 :名無し調教中。:2007/12/04(火) 20:30:15 ID:zHK6cRjB
新体操しながら保守

69 :名無し調教中。:2007/12/10(月) 04:33:12 ID:C49rHd/x
保守

70 :名無し調教中。:2007/12/17(月) 07:07:28 ID:52aSwQAA
一生保守

71 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/20(木) 14:53:26 ID:rG5kNxcH

         第七話

       【  昇天
         神世界へ 】


 ゴォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鈍い駆動音が壁越しに聞こえてくる薄暗く窮屈な直方体の空間の中で、
美貌の乙女は今にも途切れそうな華細い呼吸を繰り返していた。
美しいその顔からは、生気が消え去り、露わとなった全裸の肉体は
呼吸による腹部の僅かな収膨を除いてはピクリとも動かない。
それはまさしく、生ける屍というべき有様であった。

香織は定まり難い意識のもとで、ただ呆然と漆黒の壁面をその瞳に映しつつ、
あの言語に絶する地獄のような肉体検査と
最後に大男が言い放った捨て台詞の事を思い返していた。


72 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/20(木) 14:59:20 ID:rG5kNxcH


 漆黒の大男達によって口内に注入管をねじ込まれ、
 そこから、白い液体と粘着質の固体を流し込まれ、胃袋の容量と形状、
 及び咽頭の嚥下力を強制的に計測された香織は、
 最後に黒人の鉄拳を打ち込まれて胃の内容物を全て吐き出させられた後、
 ようやく拘束台から開放された。

 疲労困憊の香織は、自ら動く事も間々ならず台の上でグッタリとしていたが
 男達はそんな衰弱しきった美少女に休む間も与えず、
 香織の両手・両足を乱暴に掴み上げ、そのまま部屋の壁面にまで運んだ。
 そこで黒人は、壁面のボタンを操作して壁面を開口させ、
 その奥に設けられていた犬小屋程度の大きさの四角い空間を出現させると、
 その中に、まるでゴミ捨て場にガラクタでも捨てるかのように
 無抵抗な香織の全裸体を強引に押し込んだのだ。
 そして、黒人達が皮肉に満ち満ちた薄ら笑いを浮かべながら

  「 オイ ヤプー 
     オメーノ セイノウ テストモ イマノデ シマイダ
      アトワ ヤプーナリー ニ ツクマデ オリノ ナカデ オネンネシテナ 」
 
  「 へへッ  イヨイヨ ジャバン トモ オサラバダナ グフフフフッ 」

 と言った後、扉を閉めてボタンを操作した。
 すると、香織が押し込められたその空間は、ゆっくりと扉を閉じ、
 そのままエレベーターのように下層へと潜って行ったのだ。

 

73 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/20(木) 15:01:46 ID:rG5kNxcH


  「 ・‥… じゃ・・ばん…・・
    いったい… 何のこと・…・?
        あたしは・・… どこへ連れて行かれるの・・…・? 」

 香織が答えの見えぬ疑問に苛まれていると、突如エレベーターが下降を停止した。
 そして、その直後、エレベーターの扉が開かれ、
 扉の向こうから強烈な光の線が香織の網膜に照射された。

 直前まで薄暗い部屋の中に置かれていた為、急な光に一時視界を奪われた香織であったが、
 やがて瞳が絞られ、外界の環境に適応してくるのとともに、
 乙女は、その眼前に広がる世界を、徐々に認識し始めた。

                   ・
                   ・
                   ・
                   ・
                   ・

  「  サッサト ススメッ! 」

  「 グズグズ スルナッ! ハヤク ハイレッ! 」


74 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/20(木) 15:02:48 ID:rG5kNxcH


 視界に入って来たのは行進であった。 
 全身を拘束具で戒められた全裸に首輪の人間達が、
 屈強な黒人の大男達に、あの奇怪な肉の棒で小突かれながら
 複数の列に分けられながら行進させられている。
 その列の殆どは、香織と同じ若い女性達の全裸体によって構成されていたが、
 若干だが若い全裸の男性達による行進も見られる。

 彼等が行進させられている空間は、全面が灰褐色で、
 床から天井までの高さが50〜60メートル。
 香織の出てきた壁面から反対側の壁面までの距離が
 500〜600メートルを裕に超えるような広大な空間で、
 左右の両端は遠すぎて見通すことさえも出来なかった。

 未だかつて眼にした事の無い巨大な構造物と、
 その中で行われている超然とした光景に圧倒され、
 香織が、心身の疲労を忘れ、ハッと息を飲み込んだ時、


75 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/20(木) 15:03:41 ID:rG5kNxcH


  「 デロッ!!」

 という大男の怒声が聴覚を打ち、
 空かさず両腕を掴まれて強引にエレベーターか引き出された。
 エレベーターの出口には、その出口と同じ幅で、
 長さ5〜6メートル程の滑り台が連結されており、
 小屋から引きずり出された香織は、
 そのまま滑り台の上をスルスルと滑り落ちて行き、
 幅1.5メートル程の細い通路に到着した。

  「 いたッ… 」

 着地の際に頭を軽く打ってしまった香織は、
 片手で後頭部を庇いながら、もう片方の手を床に付け、
 仰向けに寝転んでいる上体を起こして無意識に辺りを見渡す。

                ・
                ・
                ・

 周囲に広がっている光景は、またも乙女の心を仰天させ、
 新鮮なる肉体の隅々までをも、一瞬にして硬直せしめた。

  「 ……なんなの…… …これ… 」


76 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/20(木) 15:09:38 ID:rG5kNxcH
>>70
保守。 有難うございます。

ですが、まだここまでしか書けておりません。

大量に投下するには、まだ時間が掛かると思われます。

77 :名無し調教中。:2007/12/21(金) 20:43:05 ID:ExyQT8OU
70氏じゃありませんが、引き続き期待しています。

78 :名無し調教中。:2007/12/23(日) 18:17:19 ID:Nu3KbxmY
70ですが、作者殿ぐわんばれ。



このスレが好きな人ならこれも好きかな?
ttp://www1u.kagoya.net/~bobcat/DML/DMLtop.htm
ttp://www1u.kagoya.net/~bobcat/ZA/zam.htm
ttp://www1u.kagoya.net/~bobcat/sy/s2.htm
ttp://www1u.kagoya.net/~bobcat/DM/dmtop.htm
ttp://emithiyan.h.fc2.com/column/kyousan/kyousantop.html

79 :名無し調教中。:2007/12/25(火) 13:26:17 ID:sKXvDprO
大掃除しながら保守

80 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/26(水) 00:36:22 ID:yIPIR+RN
>>78
素晴らしいですね。

ですが、1つ目のリンク先の“スケッチ集「奴隷民族への道」”
が開かないのは何故なのでしょうか?

81 :名無し調教中。:2007/12/27(木) 11:16:02 ID:/NlDyn28
最初の頃から繋がらなかった気がします

今日も大掃除しながら保守

82 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2007/12/30(日) 00:35:03 ID:PBsrjCeb
>>81
そうですか。
ありがとうございます。

83 :名無し調教中。:2007/12/31(月) 20:21:36 ID:71+ywFtM
紅白のしょこたん見ながら保守

84 :名無し調教中。:2008/01/01(火) 03:35:45 ID:sk6M2FTw
新年AGEまして、おめでとうございます。

85 :名無し調教中。:2008/01/01(火) 13:29:15 ID:+BaJWel0
沼正二さん、すばらしい筆力ですね。そのうち♂の靴具畜やあまり日の当たらない
足裏蒲団でこってりとした仕上がりの作品を書いてください。女主人の履く靴との
結婚式や隷属式のようなものを入れてくれると嬉しいです。消耗品としての
ヤプーに憧れる者です。


86 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/01/03(木) 16:49:45 ID:oTBmQxCg
>>84
新年明けまして、おめでとう御座います。

>>85
靴具畜は、当初から書く対象の一つです。
足裏蒲団につきましては、対象外ですが考慮します。

87 :名無し調教中。:2008/01/03(木) 21:51:02 ID:Og9Dhx4G
沼さま

85です。ありがとうございます。正座してお待ち申しております。
駅の階段で、勝ち誇るようにブーツの底を打ちつけて歩いている
女性や、夏場けたたましくミュールの音を響かせている若い娘、
何気なく足を組んで靴をゆらゆらさせている娘を見ると、足裏蒲団
になってみたいと思ってしまうんです。

女性の所有物である履物よりはるかに価値の低い卑小な消耗品として
精一杯自分の主人である靴のために悩み、生きる姿を自分に重ねたいと
願います。

いままでの香織の絶望と、空間の描き方のディテールのすばらしさに
感激しています。香織以上の絶望と恥辱(裏返せば至福)を与えてく
ださい。

どうぞよろしくお願いします!

88 :名無し調教中。:2008/01/05(土) 03:30:02 ID:xNbnXj/B
>>86
あの〜。
ヤプムも出て来るんでしょうか?

89 :名無し調教中。:2008/01/05(土) 07:16:38 ID:cCHEy3bj
足裏蒲団、沼さまの興を殺がないよう、あれこれと差し出がましい注文は控
えたいと思います。
ただ…、それまで生きた矮人ヤプーの生の重みや経験などより、その日女主人
の靴底にできた一筋の瑕や汚れの方がはるかに重大な事実であるような、また、
流麗なラインを誇るヒールにわずかの瑕が生じるのを避けるためなら自らの
顔面に鉈を打ち込まれるのをさえ厭わず、ヒール底がささくれるのであれば
自らの頭部が石榴のように割れてもなお平安を得られるような世界観を実現
していただければと願います。崇拝するお方様の靴底の突起や凹凸、刻印さ
れた文字は、自分にとっては天界の文様で星座に匹敵するのです。足裏の
数秒間のそれも気まぐれな快楽の維持のためならば、悶絶死とて福音となるの
は間違いがありません。じっくりとその時を待たせてもらいますね。

毎夜、女主人に贈られた靴の付属品として共に従った十数人の矮人ヤプーの
一人として奔放な振る舞いを畏れながらも献身する悦びに浸っています。
「邪蛮」にあっては、香織様のような方に対しても同胞たちは同じような夢
を抱くでしょうね。

90 :名無し調教中。:2008/01/05(土) 09:37:24 ID:w49miG/V
沼 正二 ◆AmWxoCKUfkへ希望書いてる人はヤプー願望スレの方が向いている気がしてきた・・・

91 :名無し調教中。:2008/01/06(日) 12:10:41 ID:NhYWb/F+
足裏蒲団って、なに?

92 :名無し調教中。:2008/01/06(日) 12:48:45 ID:DXKBojTR
四肢を切断された生きた靴の中敷き。地面に靴が接触するときのショックを
やわらげたり足裏の汗や脂、臭いを吸い取ったりする。足裏に吸い付くよう
で踏み心地は最高。イース貴族の靴に入っている。寿命は1年。

でも、靴自体がダメになったら靴に合わせて採寸されている足裏蒲団たちも
一緒に廃棄されちゃうんだろな。

93 :名無し調教中。:2008/01/06(日) 17:10:37 ID:NhYWb/F+
ありがとう。
参考になりました。

94 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/01/07(月) 03:45:55 ID:tApyJq/v
>>88
はい。



95 :名無し調教中。:2008/01/08(火) 01:28:39 ID:9EZMiUQb
>>94
アザーーースッ!!!

96 :名無し調教中。:2008/01/13(日) 16:56:58 ID:BpjyZRm/
>>76
どれくらい掛かりますか?

97 :名無し調教中。:2008/01/14(月) 08:18:59 ID:P4KkZtBB
新作ができた様です
ttp://www1u.kagoya.net/~bobcat/DML/7S/7s1.htm

98 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/01/16(水) 18:41:55 ID:ZavsGGUw
>>96
本年の4月以降になると思われます。

>>97
大変、興味深い作品ですね。
私も、いつの日か自分の書いた文章を、
漫画かCGによって画像に変換してみたいものです。


99 :名無し調教中。:2008/01/27(日) 13:40:13 ID:kcY2SIAT
保守

100 :名無し調教中。:2008/01/28(月) 01:36:17 ID:VlcnN0Bk
作者タン、待ってます。
クリスさま萌えです。

というわけで100getです。

101 :名無し調教中。:2008/01/30(水) 12:37:24 ID:vdeYCpwD
保守

>>97
蛙売りの娘に売られたいw

102 :名無し調教中。:2008/02/05(火) 04:30:51 ID:5Rn23Ahq
>>98
4月からなどとおっしゃらず、
少しでもいいので(できれば第7話のおわりまで)
早く投下してくらハイ。
お願いチマツ。
こんな萌えまくりな家畜小説は初めてデツ。

103 :名無し調教中。:2008/02/05(火) 13:38:25 ID:oYWmwmvr
モバイル専用
ttp://bettermatch.org

104 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 05:10:32 ID:73Ew2jmC
改めて、投下します。  
                
                  第七話
                     
               【  媚肉の河  】

  
  ゴォ――――――――――――――――――――――――――


鈍い駆動音が壁越しに聞こえてくる薄暗く窮屈な直方体の空間の中で、
美貌の乙女は今にも途切れそうな華細い呼吸を繰り返していた。
美しいその顔からは、生気が消え去り、露わとなった全裸の肉体は
呼吸による腹部の僅かな収膨を除いてはピクリとも動かない。
それはまさしく、生ける屍というべき有様であった。

香織は定まり難い意識のもとで、ただ呆然と漆黒の壁面をその瞳に映しつつ、
あの言語に絶する地獄のような肉体検査と
最後に大男が言い放った捨て台詞の事を思い返していた。


105 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 05:15:00 ID:73Ew2jmC
漆黒の大男達によって口内に注入管をねじ込まれ、
そこから、白い液体と粘着質の固体を流し込まれ、胃袋の容量と形状、
及び咽頭の嚥下力を強制的に計測された香織は、
最後に黒人の鉄拳を打ち込まれて胃の内容物を全て吐き出させられた後、
ようやく拘束台から開放された。

疲労困憊の香織は、自ら動く事も間々ならず台の上でグッタリとしていたが
男達はそんな衰弱しきった美少女に休む間も与えず、
香織の両手・両足を乱暴に掴み上げ、そのまま部屋の壁面にまで運んだ。
そこで黒人は、壁面のボタンを操作して壁面を開口させ、
その奥に設けられていた犬小屋程度の大きさの四角い空間を出現させると、
その中に、まるでゴミ捨て場にガラクタでも捨てるかのように
無抵抗な香織の全裸体を強引に押し込んだのだ。
そして、黒人達が皮肉に満ち満ちた薄ら笑いを浮かべながら

 「 オイ ヤプー 
    オメーノ セイノウ テストモ イマノデ シマイダ
     アトワ ヤプーナリー ニ ツクマデ オリノ ナカデ オネンネシテナ 」
 
 「 へへッ  イヨイヨ ジャバン トモ オサラバダナ グフフフフッ 」

と言った後、壁にあったボタンを操作した。
すると、香織が押し込められたその空間は、ゆっくりと扉を閉じ、
そのままエレベーターのようにゆっくりと下層へと潜って行ったのだ。


106 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 06:18:29 ID:4GSlMSb2
「 ・‥… じゃ・・ばん…・・
    いったい… 何のこと・…・?
        あたしは・・… どこへ連れて行かれるの・・…・? 」


107 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 06:21:12 ID:4GSlMSb2
香織が答えの見えぬ疑問に苛まれていると、突如エレベーターが下降を停止した。
そして、その直後、エレベーターの扉が開かれ、
扉の向こうから強烈な光の線が香織の網膜に照射された。


108 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 06:22:23 ID:4GSlMSb2
直前まで薄暗い部屋の中に置かれていた為、急な光に一時視界を奪われた香織であったが、
やがて瞳が絞られ、外界の環境に適応してくるのとともに、
乙女は、その眼前に広がる世界を、徐々に認識し始めた。

109 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 06:25:28 ID:4GSlMSb2
「  サッサト ススメッ! 」

  「 グズグズ スルナッ! ハヤク ハイレッ! 」

 視界に入って来たのは行進であった。 

110 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 06:26:30 ID:4GSlMSb2
全身を拘束具で戒められた全裸に首輪の人間達。
 それらが、屈強な黒人の大男達に、あの奇怪な肉の棒で小突かれながら
 複数の列に分けられながら行進させられている。
 その列の殆どは、香織と同じ若い女性達の全裸体によって構成されていたが、
 若干だが若い全裸の男性達による行進も見られる。

111 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:24:22 ID:2yc0Fu5T
彼等が行進させられている空間は、全面が灰褐色で、
 床から天井までの高さが50〜60メートル。
 香織の出てきた壁面から反対側の壁面までの距離が
 500〜600メートルを裕に超えるような広大な空間で、
 その空間内を、長大な支柱が無数に通っており、
 左右の両端は遠すぎて見通すことさえも出来なかった。

 未だかつて眼にした事の無い巨大な構造物と、
 その中で行われている超然とした光景に圧倒され、
 香織が、心身の疲労を忘れ、ハッと息を飲み込んだ時、

  「 デロッ!!」

 という大男の怒声が聴覚を打ち、
 空かさず両腕を掴まれて強引にエレベーターか引き出された。
 エレベーターの出口には、その出口と同じ幅で、
 長さ5〜6メートル程の滑り台が連結されており、
 小屋から引きずり出された香織は、
 そのまま滑り台の上をスルスルと滑り落ちて行き、
 幅約2メートル程の細い通路に到着した。

112 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:25:24 ID:2yc0Fu5T
「 いたッ… 」

 着地の際に頭を軽く打ってしまった香織は、
 片手で後頭部を庇いながら、もう片方の手を床に付け、
 仰向けに寝転んでいる上体を起こして無意識に辺りを見渡し、

            それを、視た。

                ・
                ・
                ・
 
 周囲に広がっている光景は、またも乙女の心を仰天させ、
 新鮮なる肉体の隅々までをも、一瞬にして硬直せしめた。

    「 ……なんなの…… …これ… 」

                ・
                ・
                ・

 香織の眼に入ってきたもの……

          それは、「列」であった。

113 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:26:38 ID:2yc0Fu5T
果てしなく続いている細く長い黒色の通路。
 その上に、香織同様、首輪一つ以外は皆無という
 素っ裸の姿のままで、仰向け、横臥、うつ伏せ、四つん這い等、
 様々な体勢で、ほぼ等間隔に置かれた、
 何十、否、何百という数の全裸の人間達によって作り出されている
 長大なる一本の肉の隊列であった。
 その肉列の構成材料とされている人間達は、
 一目するとその殆どが、香織と同じ十代後半から、
 或いは二十代前半と見受けられる、うら若い女性達で、
 その何れもが艶やかな肌と、健康的で均整のとれた肉体美を有しており、
 もし街中で擦れ違ったとするならば、性の男女を問わずに、思わず
 ハッ、と振り返らずにはいられないような粒揃いの美女達ばかりであった。
 しかし、その乙女達の可憐な美顔のどれ一つとして笑顔の花が咲いているものは無く、
 哀れにもその表情は、悲しみ、怒り、憎しみ、不安、といった暗黒の思念のそれであり、
 さらには、深々たる絶望に飲み込まれてしまったために、
 表情どころか感情そのものが消え失せたかの様に、
 只、漫然と途方に暮れている者の姿も見られた。
 そして、自分自身もまたこの肉列の一部とされてしまっている香織は、
 この異常な光景に眼と心を奪われて気付くのがやや遅れたが、
 よく見ればこの通路、              動いているのだ。
 音も無く静かだが、小走り程度の速さで動いているのである。

114 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:28:43 ID:2yc0Fu5T
眼を点にし、生唾をゴクリと一飲みした後、
 香織は、改めて、また辺りを見回した。

 進行方向から見て左側は、灰褐色で、
 高さ約6メートル程の垂直な壁が途切れることなく延々と聳え建っていた。
 そして、右側は、仰角約45度、長さ約5メートル程の、銀色に輝く斜面になっており、
 その先に、先程、香織が通過してきた滑り台と同じものが約30メートル毎に設置されていて、
 さらに、その先には、やはり香織が出てきたものと同様の四角く小さな搬出口が存在していた。
 そして、その扉が開く度に、中から丸裸に剥かれた人間が出現し、
 出口の両脇で待ち構えていた二人の黒人達が、
 「それ」を乱暴に掴み取っては滑り台に引っ張り出し、
 この無機質な渓谷の下を流れる「人肉の川」へと、次々と流し落とし、
 滑り落とされた人体は、銀色の斜面を下って、この移動通路の上を流されていく……
 そんな光景が、この長大な空間のなかで、
 凡そ香織の眼の届き得る範囲の前方から後方までの総てにおいて、
 延々と、無数に、果てし無く展開され続けているのだ。

115 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:30:35 ID:2yc0Fu5T
何という異世界。
 これが果たして現実のものなのか?
 こんなことが現実に起こり得るのか?
 これは夢か幻、空想の世界の産物ではないのか?
 …これは幻。
 きっと自分は今、悪い夢を見ているんだ。
 こんなことが本当に起こる筈が無い。
 いや、起こってはいけない。
 そう、これは、夢……悪夢なんだ………
 香織は、自分は、只、悪夢に魘されているだけなのだと、
 これは、現実では無い、事実では無いのだと思った。
 いや、そう思いたかったのだ。
 きっとそうだと、信じたかったのだ。
 これが、揺るぎようの無い現実であるこということを、
 どうしても認めたくなかったのだ。

116 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:46:38 ID:2yc0Fu5T
だが、しかし、
 今、この通路の上を風を切って流され続けて得ているこの感触は、
 間違うこと無き現実感覚のそれであり、
 あの密室と檻の中で、
 厳しく凶悪な黒人達から放たれた
 あの嘲笑、罵声、怒声。
 云われ無く骨身に受けた
 あの電撃、疾走、屈曲、鉄拳。
 そんな拷問によって味合わされた
 あの苦悶、苦痛、苦渋といった、乙女の心を魂芯より悄然たらしめる巨大な悪感……  
 その何れもが、圧倒的な現実感と実体的重みを伴って、
 無垢な乙女の心身に加えられたのであり、
 それは、誰よりも香織自身が、はっきりと思い知らされ、
 その意識に、深々と刻み込まされているのである。 
 故に今、彼女の眼前に広がっている、この光景も、
 此れまでに彼女が受けてきた、あの経験も、
 そして、彼女がこれからを過ごしていくことになる、その世界も、
 まさしく、抗いようの無い、厳然たる 【現実】 そのものなのである。

117 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:50:15 ID:2yc0Fu5T

  “ ………どうして?………
     どうしてなの?………
       どうしてあたしがこんなめにあわなくちゃいけないの?………
     どうして?………    
                         ……どうしてよ………… ”
                                           
 清廉潔白にして流麗無比たる美貌の乙女は、
 この世に生を受けてからの十八年余の歳月のなかで、
 初めて己が身に降りかかった自身の運命を呪った。
 悲愴なる美少女は、その白く柔らかな諸手で漆黒の硬地を掴み、
 しなやかな背を丸めてガクリと肩を落とし、
 黒光りする豊かな頭髪を床に垂らしながら美顔を俯かせ、
 鮮やかな紅唇を、その白亜の麗歯でグッと噛み締めて、
 無言のうちに、只、涙し、その魅面を悲哀と絶望に濡らした。

 そして、そのままのうちに沈鬱な時間が暫しの間流れた頃………

118 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:56:31 ID:2yc0Fu5T
    シュウィ―――ンッ…キャ――ッ!…シュウィ―――ンッ
                  ・
                  ・
    シュウィ―――ンッ……イヤ―ッ!!…シュウィ―――ンッ


  悲運の乙女が顔を伏して悲しみに咽んでいると、
  何やら機会の駆動音のような不可解な音に挟まれながら、
  女達の泣き叫ぶ声が、香織の前後から聞こえだしてきた。
  そして、それまで一様に疲労と絶望に打ちひしがれ、
  沈み込んでいた香織の周囲が、にわかにざわつき始めたのだ。
  何事か、と香織は顔を上げた。
  前方を見ると、香織と同様に素っ裸の女性達が無数に流されていた。
  悲しむべき光景ではあるが先程までと特に変化が無いので
  香織が目線を他に移そうとしたその時。

  乙女は目撃した。

  そして、その事態に驚愕し、
  涙に潤み、充血したその両眼を大きく見開いた。 

119 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 08:58:16 ID:2yc0Fu5T
  進行方向の左側に聳え立ち続いている灰褐色の壁。
  その壁面の、床からの高さが約1.5メートル、幅約2メートルの部分が、
  突如壁面の奥に向かって引き上げられたのだ。
  するとその開口部から、ポッカリと口を開けた真っ暗な空間が出現し、
  その開口部の、最も近くを流されていた女性を、通路の端へとシュルシュルと引き寄せ、
  そのままその暗闇の内部へと飲み込んでしまい、その直後、また瞬時に扉を閉じたのだ。

  一体どういう事なのか?
  その原理・構造は、香織達には全くの不明だったが、
  とにかく、壁面の其処彼処が突如開口し、
  辺りの人間を一人ずつ、次々と飲み込んでしまっているのだ。

  香織は咄嗟に立ち上がった。
  此れまでの肉体酷使の為に、両脚はピクピクと震え、
  全身の筋肉細胞が悲鳴を上げていたが、
  逃げなくては、という無意識の直感が働き、
  香織は疲弊した体に鞭を打って横を向き、銀色に輝く斜面に向かって身を屈めた。
  
     ”あそこに飛び付ければ……”


120 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 09:01:10 ID:2yc0Fu5T
  香織は胸の内でそう思った。
  しかし、それと同時に、「あの時」の映像が彼女の脳裏を駆け抜けた
  その残像が頭から離れず、其処へ飛び移るのをどうしても躊躇してしまうのだった。
  香織が自らの恐怖心と相対して時が過ぎていく間にも、
  周りでは、通路の上を逃げ惑うか、
  または、観念したようにジッとしたまま動かない他の女性達が、
  一人、また一人と暗闇の奥へと浚われている。
  それを横目で見ていると、ついに香織の目前で壁面が開口し、その暗部を現した。
  すると、香織の足と接触している部分だけが、それ以外の場所とは異なる動きを開始し、
  香織の体を開口部へと引き寄せ始めたのだ。        このままでは飲み込まれる。
  香織は、ついに意を決し、最後の力を振り絞って勢い良く足を伸ばし、
  銀色に輝く斜面に向かって大きく跳躍した。

  全裸の麗体が美しい放物線を描きながら空を舞った。
  そして、そのしなやかな曲線美が斜面に映し出され、
  その肉体美の持ち主に、己が姿を認識させたとき、
  また、「あの時」の情景が乙女の脳内を走駆し、直後に美体は着地した。   その途端。 

    「 アァーーーーーーーッ!!!!!! 」

  麗しの魅肉は痛撃に縮み上がり、もんどりを打って斜面を転げ落ちた。
  電流は、やはり此処にも流されていたのだ。

   ” さっきは…流れてなかったのに…… ”

  と、哀れなる乙女は、激痛に悶えつつ、後悔と怨嗟の念を心中で澱ませながら
  そのまま暗黒の内部に飲み込まれてゆき、無情にも扉は閉ざされたのだった……
                                             つつ゛く

121 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/07(木) 09:19:05 ID:2yc0Fu5T

 次回、第八話を【 昇天 神世界へ 】とさせて頂きます。

122 :名無し調教中。:2008/02/12(火) 15:14:06 ID:n3isX02v
まだ?

123 :名無し調教中。:2008/02/13(水) 13:58:59 ID:/3zdo9NC
作者タン。
ありがとうございマツ。
次のお話待ってマツ。
あと、もう少し漢字を簡単にしてくれるともっと嬉しいでツ。


124 :名無し調教中。:2008/02/14(木) 01:15:31 ID:EHwYwOb1
いや、これぐらいの文章とそれに伴う漢字は憶えよう。
雰囲気が損なわれる。

125 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 17:53:33 ID:BHtNfjww

第八話   
                  
             【   昇天
                神世界へ  】
                  
                                  
    「 ……アッ!…ィッ…たい…… 」
  
  未だ覚めやらぬ通電の疼痛に苦しみながら、
  香織は真っ暗闇の狭い通路の中を流され続けていた。

  通路内部は、開口部よりもさらに小さくなっており、
  縦・横、共に1メートル程しかないため、立ち上がることは適わず、
  香織は頭を進行方向に向けて仰向けになりながら、ぐったりとしていた。
  もはや動く気にもなれない。
  香織は、只、呆然と、見えない天井を眺めながら、
  無機質な機械のなされるが儘にされ、真っ暗闇の中を、
  時には右へ、或いは、左へ、と四角い通路内を、行き先も解らぬままに運ばれ続けていく。

  そんな行程を何度か繰り返して数分が経過した時、


126 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 18:30:01 ID:bfEvFoF8
ドサッ!

  香織は、又も頭部を地面に打ち付けられた。
  その鈍痛によって、朦朧としていた香織の意識は呼び戻された。
  香織は痛みに顔を顰め、後頭部を擦りながら上体を起こした。
  ここも相変わらず完全な暗闇で、視覚は奪われている儘なのだが、
  彼女の三半規管や触覚は、自身が今、静止している可能性を示唆していた。
  どうやら、或る空間へと放り出されたようである。
  現在の状況を知ろうと、香織は痛む腕を伸ばして辺りをまさぐった。
  すると不意に、柔らかで、すべすべとした、心地良い肌触りの物体に彼女の指先が触れた。
  その感触は、まさに人の肌。
  それも、弾力と張りの有る、瑞々しく若々しい女肉だけが持ち得る感触のそれであった。
  肌触りだけでは無い。
  耳を澄ませば、暗闇の空間内の其処彼処から、
  可憐な乙女たちの、深い悲哀が染み込んだような華細い啜り泣きの声が聞こえてくる。
  此処は、やはり通路上ではなく、どこかの室内のようだ。
  いや、室内というよりも倉庫の中というべきか。
  音の反響や、泣いている女性達の数から類推するとかなりの広さのようだ。
  何れにしても、相当な数の女性達がこの暗室の中に閉じ込められていることは確かである。
  香織が、さらに状況を把握しようと四つん這いになり、手探りしながら進みだした時、
  彼女の背後でドサッという音が鳴り、同時に香織の足元に他の誰かの足が当たった。
  恐らく、香織が先程放り出されて来たのと同じ所から、同じように此処へ運ばれてきた来た人のものであろう。
  香織は向きを変え、その顔も見えない相手に近付き、


127 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 18:31:17 ID:bfEvFoF8
「 大丈夫ですか?…  痛くないですか?… 」

  と、地に伏せ、不安そうに咽び泣いているその人を優しく起こし、後ろからそっと抱きすくめた。
  
    「 …あッ… うッ… あッ… …ありがッ… …とう… んッ… 」
 
  その女性は、香織に対し、嗚咽に言葉を詰まらせながらも、
  精一杯の感謝の言葉を述べ、廻された香織の両腕を、ギュッと握り締めていた。
  香織はその女性に、胸の奥底がジンと疼く様な感覚を覚えていた。
  自分よりも弱い物への憐憫というか、慈愛というべきか。
  無論、香織自身もまた、この腕の中の女性や、
  室内に閉じ込められている他の女性達と同じ境遇である事に変わりは無い。
  しかし、それでも尚、このように不安に怯えている他者の存在を知ったからには、
  手を差し伸べずには居られないのだ。
  自分一人では、涙を流し、不安と絶望に押し潰される事があろうとも、
  他者に対しては殆ど無意識的に、暖かく接し、我が身に変えても支えようとしてしまうのだ。
  清らかなる美少女香織の美しさは、その類稀なる端麗な容姿や、洗練された品性もさることながら、
  何より正しく、この純真無比にして博愛無尽なる、この美しき心によって成り立っているのである。

  それを思えば、
  かくの如く善良なるこの乙女が、何故あのように残酷な仕打ちばかりを受けねばならないのか?
  現実とは、運命とは、神とは、どれほどにこの乙女に絶望の苦しみを味合わせ続けるつもりなであろうかのか?
  それとも、この限り無く続くかのように思われる絶望の果てに、この乙女にとっての真の【幸福】が待っているのであろうか?
  
  その答えは、未だ果て無く遠い。


128 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 18:32:59 ID:bfEvFoF8
  香織は、己が胸の内で不安に震えるその女性を抱きしめながら後退りし、
  部屋の四隅の一角と思われる場所まで移動した。
  右肩に、また別の誰かの背中が当り、近くからは先程よりも大きな泣き声がより多く聞こえてくる。
  暗黒の中、皆で寄り集まり、互いの存在を確かめ合うことで、僅かでも心の安定を得ようとしているのだろう。
  そんな、華弱い乙女達が暗黒の中で恐怖と不安に慄き続けている間にも、
  あの出口からは、間隔を置いて、一人、また一人と、時間の経過と共に、
  新たな犠牲者たちが、次々と追加され続けている。
  それを音で感じながら香織は、或る考えに思い至った。
  
    ” ……みんな、ここに集められているんだは……

      ……選別されて……   …仕分けされて……
                
      ……この………      ………商品倉庫に……… ”
 
  極度の疲労があるにも拘らず、明晰なる才女香織の頭脳は、
  此れ迄の一連の過程から、この暗室の正体が一体何なのかを、
  そして、何故、此処に閉じ込められているのかを、謎めく漆黒の水底から見つけ出していた。
  あの、地獄の拷問の様な数々の所業が、只、嗜虐を目的としたものでは無く、
  寧ろ、其々の人間達の商品価値を見極める為の「選別」の作業であったことを、
  且つ又、先程までの、移動通路から此処までの行程に於いては、
  あの動く床は、選別された商品を運ぶためのベルトコンベアーのようなものであり、
  その上を運ばれて、右へ、左へと動かされていった過程は、
  貨物集配センターに於ける出荷商品の「仕分け」作業のそれであることを。
  だとすれば、今自分達が閉じ込められている此の暗室は、
  選別され、仕分けされた商品が目的地へと出荷されるまでの間、
  商品を保管しておくための、「商品倉庫」なのだということを。

  そして、才女は、その漲る知性を動員して、更なる展開を予測した。


129 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 18:34:17 ID:bfEvFoF8
” ……ここが、その為の倉庫なら
    
    此処が一杯になるか、または、ある程度の時間が経ったら…… ”
  
  香織の的確な推理が、この先の展開にまで至ろうとしていたまさにその時。

 
   ガコンッ!!!
  
   グゥォヲア――――――――――――――――――――――――――
  
  香織達の閉じ込められている暗室が、突如、巨大な轟音を立て始めた。
  そして、内臓を下へ引っ張られているかの様なこの感覚…
  間違い無くこの暗室は動いていた。
  部屋そのものが、轟音をたてつつ、上へと向かって上昇しているのだ。
  女達は、突然の事態に動転し、或る者は悲鳴を上げ、また在る者は泣きじゃくり、
  皆、恐れと不安に全身を震えさせながら身を寄せ合って苦しんでいた。
  香織の腕の中で震えていた女性も、その震えを一層強め、
  握っていた香織の腕を、さらに強く握り締めている。
  香織もまた内心は恐怖に竦んでいた。
  しかし、それを表に出すまいと気丈に振る舞い、
  握り締められた両腕で、胸の内の女性を、より強く抱き寄せた…

  暗室内で恐怖に震えていた彼女達にとっては、無限にも等しく感じられた十数秒が経過すると、
  やがて部屋の上昇速度が徐々に低下してゆき、それと共に漆黒に満たされていた室内に、
  強烈な光の線が、部屋の上方から入り込み始め、ついにその全てが光に包まれた。
  囚われの女達は、突如浴びせられた強光に網膜を弄られ、
  眩しさから逃れようと、皆一様に顔を両腕で覆い隠し、頭を下に向けて身を竦る。
  やがて、部屋の上昇が完全に停止した。
  女達は、徐々に、恐る恐る、新たな光景を、己が瞳に映していく。
  香織もまた、ゆっくりと、その両眼を見開いた。


130 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 18:35:21 ID:bfEvFoF8
  香織の予測は当たっていた。
  香織達が運ばれてきた場所。
  其処は、広大な平面の上であった。
  見渡す限り続いていく灰褐色の床。
  その床から、、前後・左右に約100メートル程の間隔で配列された、
  一辺約15メートル、長さ約50〜60メートル程もある長大な直方体の柱が
  何十本、何百本と天井に向かって伸びており、
  広大な構造体の左右両壁では、壁面に設置された滑り台の上を、
  全裸の人間達が流し落とされるという光景が、
  相変わらず繰り返され続けている。
  以前に見覚えの有る場景である。
  そう、此処は、あの時、香織が壁面内の小屋から引っ張り出されるときに、
  彼女の眼に飛び込んできていたあの場所だったのだ。 

  壮然と広がる世界を観察した後、香織は、間近を見回した。
  暗闇に視界を奪われていた時から、泣き暮れる女性達の声や雰囲気から、
  相当な人数が一緒に閉じ込められているのであろうと考えていた香織であったが、
  光の下でその事態を確認してみると、その数の多さに乙女は、改めて驚かされた。
  彼女達が入れられていた空間は、その周囲が、幅約10メートル、高さ約2メートル程の大きさの、
  硝子の様な透明な素材で出来た四枚の透明版によって四方を囲われており、
  その上に厚さ10センチ程度の真っ黒な金属板を天井として被ることで形作られていたのだが、
  その100平米程の空間内に、裕に100人はいるだろかと思われる
  沢山の女性達が詰め込まれ、精神的恐怖と、物理的圧迫に心身を苦しめられていたのだ。


131 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 19:10:16 ID:bfEvFoF8
“ 一体どれだけの人が捕まってしまっているの?……… ”

  と、香織は、驚愕と悲哀の混濁した思いに、改めてその無垢な心を蝕まれた。
  そして、新たに込み上げて来た不義への怒りと、
  今後に待ち受けているやも知れぬ苦難への不安が頭を擡げた時、
  突如、ブ―――ンッという小さな音とともに、香織が背を預けていた透明壁の一枚が、
  ゆっくりと沈降を開始し、やがて床下に完全に収納された。
  100余名の女達を閉じ込めていた空間の一面が、下げ払われたのだ。
  そして、疑心暗鬼に捕らわれている乙女達が、次は一体何をされるのかと怯え震えていると、
  下げ払われた一面の、丁度正面に位置していた長大な柱に設けられていた大きな扉が開き、
  中から、十数人の黒い大男達が、香織達が寄り集まっている空間に向かって、駆け足で近付いて来たのだ。

  全裸の女郡が、より深い沈鬱のなかへと沈んでいく。
  しかし、もう誰も逃げ出そうとする者はいなかった。
  それは、適わぬ事なのだと、既に、その心身を以って思い知らされてきた彼女達の思考は、
  無駄な抵抗をして更なる苦痛を味合わされるよりも、されるが儘にされよう。
  それしか無いのだという思いに支配されていたのだ。
  やがて、乙女の集積地にやって来た黒人達は、囲いの中に進入し、
  そのまま、近くで経たり込んでいた女性達の腕や足をを乱暴に掴み上げ、片っ端から引き摺り出して行った。
  そして、取り押さえた女性達の全裸体を、付近に設置されていた床下収納庫から取り出した拘束具によって、
  その肉体を次々と締め上げていったのだ。
 
    「  ……あたしたち……どうなっちゃうの……?」

  絶望に打ちひしがれている可憐な乙女達が、一人、また一人と、鎖と枷の餌食になっていくなか、
  香織の腕の中で怯え続けていたその人が声を震わせながら、香織に問うた。
  暗中では判らなかったが、その子は、18歳の香織よりも年下と思われる、あどけない美少女であった。


132 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 19:34:54 ID:EjmHLIDv
「 …大丈夫ですよ。
       きっと助けが来ます。 
       ですから、今は大人しくしていましょう。ね。 」

  香織は、そのいたいけな少女に優しく微笑みながらそう言った。
  無論そんな確証は何処にも無かった。
  しかし、彼女を僅かでも安心させる為に
  また、自分自身にそう言い聞かせ、崩れ落ちそうな精神を何とか保とうと、
  気丈なる乙女は諭し、微笑んだのだ。
  そして、震える少女を今一度強く抱きしめ直そうとした時。

    「 アッッ!… 」

  大男の太黒い一本の豪腕が、香織の乳白色で華奢な右腕を掴み取り、
  苦声を漏らす全裸の麗体を、そのまま囲いの外へと引っ張り出していった……

   「  タテッ!!! 」

  力無く、無抵抗に引き出されてきた受難の乙女の頭上から、邪悪な大男の怒声が撃ち付けられる。
  
   「 …ウッ… …クッ…… 」
  
  香織は、痛め尽くされた美体に鈍痛を波打たせながら、歯を食い縛りつつ、よろめきながら立ち上がる。
  すると、空かさず背後に寄って来た黒人が、香織の両腕を強引に後方に回し上げ、
  手に持っていた、厳しく黒光りする枷を、その繊細な両手首に嵌め込んだ。


133 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 19:36:05 ID:EjmHLIDv
「 イッ!… …ぃたい…… 」
 
  香織は、弱々しく、そう漏らした。
  しかし、そんな乙女の苦悶など意に返さぬまま、大男は手首に続いて足首にも枷を嵌め込み、
  さらに、その巨大な手で香織の華奢な下顎を掴み取って乙女の可憐な口唇を強引に抉じ開けると、
  その桃色の口腔内へ猿轡の金属球を無理矢理に押し込んで左右の鎖部を後頭で連結し、乙女の発語を封印した。
  香織は、その間、自分の周りで、自分と同様に、
  黒い大男達によって身体の自由を奪われていく受難の美女達の哀れな姿を、やり切れぬ悲痛な思いで見つめていた。
  しかし、その捕らわれの女体郡の哀態を映していた香織の瞳も、
  直ぐに被せられてきた眼帯によって暗黒の虜囚となり、乙女は、またも視覚を剥奪された……

   「 コイッ!!」
  
  と、大男が怒鳴り、香織の首輪に繋げられた鎖をギュッと引っ張った。
  縛められた盲目の乙女は、大男に引っ張られる儘に、その美顔を前に突き出しながら、見えぬ前方を歩かされていく……
  
   「 ナラベッ!!」
 
  と、香織は再び怒鳴りつけられ、その場で静止させられた。
  その時、後手に拘束された為に、不自然に突き出させられた香織の乳房の先端部が、柔らかな肉の塊に接触した。
  直前からは女の咽び泣く声も聞こえている。
  間も無くして、香織の直後で、また大男の怒鳴り声が響き、今度は拘束された香織の両手に、弾力に富んだ物体が接触した。
  どうやら、囲いから引き出され、全身を拘束されて引っ立てられて来た女達が、順場に並べ立たされて列を作らされているようである。
  
   「 あの時に見たものと同じだわ…… 」
  
  香織は、この空間に放出される時に眼に入って来た光景を思い浮かべながら、この先の展開を安じていた……      と、その時。


134 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 19:37:44 ID:EjmHLIDv
「 マエエ――ッ ススメッ!!! 」

  という黒人の大声が響き、直後、香織の臀部に太い棒の様な物が突き当てられた。
  香織は尻を突かれて体勢を崩し、そのままヨロヨロと力無く歩かされ始めた。
  香織の前後でも、同じく全裸虜囚に貶められた美貌の乙女達が、
  彼女達を周囲から監督している漆黒の巨人達の、手荒な指図の為されるが儘に小突かれ、怒鳴られながら、
  若き美体に繋げられた鎖をジャラジャラと鳴らしつつ、絶望に澱みながら歩を進まされていく………
 
   「 スワレ――――ッ!!! 」

  美女達による数分間の全裸行進が行われた後、再び黒人の命令が飛び、乙女達は停止し、その場に腰を下ろした。
  香織もまた、言われるが儘に止まり、無言の内に膝を折った。                            すると。

   「 ハイレッ!!! 」

  という大男達の怒声が一斉に響き渡ったかと思うと、
  香織は首輪に繋げられた鎖を勢い良く下方に引っ張られ、同時に、その臀部を再び小突かれた。
  両手の自由を奪われている香織は、為す術無く上体を床に突っ伏し、そのままの格好で這いずる様に前進させらていく。
  そして、前方にあった狭小な空間の中に押し込められ、直後にガチャンという扉が閉まるような音が香織の背後で鳴った。

   「 あの時の檻だわ…… 」

  閉じ込められた香織は、直ぐに思い出した。
  この体勢、この空間、そして、この猛烈な圧迫感。
  忘れようと思っても忘れられるものでは無い。
  此れは、正しく、この乙女の光り輝く運命が、一転して暗黒に飲み込まれたことを乙女に思い知らせたあの場面と同じではないか。

  乙女は、己が人生の悪しき転換点となった、あの忌まわしい情景を思い返し、その心を悲しみに疼かせる。
  そして、もう戻らぬやも知れぬあの日常にまで思いが至った時。


135 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 19:39:39 ID:EjmHLIDv

ビ―――――――――――――ッ
                            ・
                            ・
                            ・                  
      グゥォヲア――――――――――――――――――――――――――

  鈍く、けたたましい警報が鳴り響いた。
  そして、間も無く、悪しき運命に翻弄される香織達100余人の全裸虜囚を押し込めた檻が、
  ゆっくりと天に向かって運動をを開始したのであった………

                            ・
                            ・
                            ・
                  
  それから数分が経過した頃であろうか。                    檻の上昇は止まった。
  すると今度は、不安に慄き、折り曲げられた美体を震え蠢かす乙女達を封印しているその檻が、
  ウィ―――ンという駆動音を鳴らしながら上方から降下して来たクレーンによる移動作業に依って、
  あの時と同様に、次々と積み上げられていったのだ。
  香織が入れられている檻もまた、同様にクレーンで吊り上げられて宙に浮き、他の檻の上に重ねられた。


136 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 20:13:12 ID:EjmHLIDv
やがて、全ての檻の移動が終わった。
  クレーンの駆動音が鳴り止んだ空間内を、捕らわれの美囚達から漏れ出す苦しげな息使いと、
  暗澹たる悲怨を内包する澱んだ嗚咽が満たしている。

    「 また檻に入れられてしまったわ……

      それでまたクレーンで積み上げられて……

      ということは、また何処かに連れていかれるのかしら?……

      彼等、確か“やぷーなりー” とか言っていたわ…
  
      やっぱり外国の何処かなのかしら?……  ……一体……何処へ?…… 」

  香織は、黒人達の奇怪な言葉を再び思い出し、我が身に待ち受ける事態について考えを巡らせていた。
  他の女性達が、狭い檻の中で身を蹲まらせながら、
  只、不安と恐怖に翻弄されるが儘に咽び泣き、その心身を悶えさせている状況のなかにあって、
  只、一人、彼女だけが、此れからの経過ついて思考し得えているとい事実は、
  正しく、この乙女の内に宿る強靭な精神と、研磨された意志の力の程を示すものと言えよう。
  そして、そんな他に類例有り難き玉心玉体の清女が、沈思黙考を続けていたその時。


137 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/14(木) 22:52:56 ID:EjmHLIDv
ドゴンッ!!!  

    ゴッ  ゴッ  ゴ ゴ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
    ドグヲォ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  此れ迄のエレベーター等での其れとは、比較に成らぬ程の地響きの様な凄まじい轟音と振動が発生した。

  激しく揺れ動く空間の中で、捕らわれの乙女達は、最大限に驚愕して全身を縮みあがらせ、
  爆音の中からは、恐怖に泣き喚く女達の悲鳴が、更に一層強く発せられている。
  何事か?と、香織は湧き上がる恐怖心を懸命に抑えながら、視覚を奪われた顔を動かし、
  使用可能な聴覚に全神経を集中して、事態の把握に努めた。
  が、その状況は長くは続かず、その後、間も無くして轟音と振動は沈静に回帰していった。

  しかし、それは、彼女達の状況が以前に戻る事を意味してはいなかった。
  嵐の様な轟音と激震が過ぎ去った後、彼女達の置かれた空間は、全く異なる新たな状態に移行していた。

  当初、香織は、其れを信じる事が出来なかった。
  いや、と言うよりも理解する事が出来なかったと言う方がより適切であろう。

   「  …なんなの?… …この感覚……

      …体が…宙に…浮く感じ…………
   
     いえ、違うわ!  感じがしてるんじゃない…

     本当に…    ……ほんとに浮いてるんだわ!…  
     
      …からだが… …こ、これって…  …まさか…   ………無重力?!…    」


138 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/15(金) 01:14:22 ID:WE5FeVRJ
香織は、未だかつて体験した事の無い無重力の感覚に戸惑いながら、この事態の原因を理解しようとしていた。
  が、しかし、

   「 ……何?……  …頭が……

    ……これ…  …また…  …あの時と…  …お…な…じ……… 」

  突如、乙女の意識が朦朧とし、身体の感覚が薄れ、そのまま香織は意識を失ってしまったのだった。

                         ・
                         ・
                         ・

  香織の直感は間違ってはいなかった。
  何故なら香織達が存在している場所、其処は本物の無重力空間。
  紺碧の青い地球の遥か上空、高度300キロメートルの宇宙空間を航行する、
  漆黒の巨鯨の様な大型宇宙船の格納庫の内部だったのである。

  また、宇宙船の後方では、そんな巨船を遥かに上回る途轍も無く巨大な一大構造物が、
  その巨体から圧倒的な存在感と威圧感を放ちながら軌道上に浮かんでいる。
  一体此れは何なのか?
  何れにせよ、香織たち悲運の美囚を収容した黒金の箱舟は、その巨体を陽光に黒光りさせながら、
  無限に拡がる漆黒の闇の彼方へと消えて行く。

  うら若く美しい乙女達の、夢と希望と光り輝く幸福な前途、その全てを邪悪な闇の内に飲み込みながら……………

                                                       つつ゛く


139 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/15(金) 01:16:34 ID:WE5FeVRJ
次回は、第九話【 猿の惑星 】を、お送りします。


140 :名無し調教中。:2008/02/20(水) 13:12:32 ID:iUk/JKMF
期待

141 :名無し調教中。:2008/02/22(金) 17:27:44 ID:j9CbO6NP
やっと本編突入ですね。
次も待ってます。

142 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 00:07:19 ID:C2u66oVL
空…

 青い空…

 一片の白雲も浮かべず、

 只、果てし無く続く蒼空の世界…

 砂…

 茫漠たる砂の海…

 天界より放たれた陽光を浴び、

 熱波を吹き上げて大気を揺らめかす無尽の熱砂…
 
 風…

 乾いた風…

 砂塵を巻き上げ、 

 揺らめく陽炎を吹き抜けていく熱気流の群れ…


143 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 00:09:15 ID:C2u66oVL

此処は何処なのか?…

 畏ろしい程に澄み切った天空と、
 見渡す限りに延々と広がり続ける大砂漠。
 凡そ、生命の息使いなどというものは感じられず、
 只、照り付ける熱線と、吹き抜ける熱風のみが存在するだけの場所…

 即ち、此処は…死界…
 生の輝きも、命の躍動も無く、
 只、大気と砂粒と陽光によって構成された死の世界…【無】の極地……

 されど…美しい…いや、だからこそ、美しい。
 生、在るが故の混沌も、命、在るが故の汚濁もない。
 誠の【純粋】に依ってのみ造形された美の世界である。
 其の、混じり気の無さ……其の、澱みの無さ……何と美しいことか……

 だが、不図して視線を向けた先、
 即ち、天頂の彼方依り、強烈な陽光を以って大地を照らす巨大な太陽に眼を凝らすと、
 其の、燦然と輝く光の世界の只中に、陽光を受けて輪郭を顕にした、一つの黒い点が発見できる。  


144 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 00:24:20 ID:C2u66oVL

あれは雲だろうか?………           ………否、雲に非ず。  
 背景の無い空中という位置条件と、
 強烈な陽光のために正確な大きさの把握は困難だったが、
 其の黒点が示す重量感、存在感は、空を漂う白雲の其れでは無い。 
 ならば一体何であるのか?
 敢えて言うならば、其れは、【島】であった。
 遥か天空の彼方に位置する、1つの巨大な空中島である。

 そして、強光と黒点に眼を奪われて見落としていたが、
 さらに気付けば、その空中島の上下に、
 其々、一本の細い白線が在る事を確認出来るのである。
 其の白線について特筆すべきは、其の長さであった。
 黒点の上方に在る白線は、正しく、文字通り、
 天の果てまで真っ直ぐに伸び続けており、
 其の先端は、遥か壮空の彼方に消えて見通す事は適わず、
 もう一方の白線は下方へと伸び続け、無限砂漠の地平線と交わっている。

 一体あれは何なのか?……
 
 空に浮かぶ天空の島。
 其の空中島の上下から伸びる、長大至極な一筋の白線。
 何故、あのような奇怪な構造物が、
 何故、この茫漠の世界に存在しているのか?……
 何等かの存在理由が在るのだろうか?……
 そして、もしも、そんな理由が在るのであれば、
 あの内部で、一体何が行われているというのであろうか?………


145 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 00:28:02 ID:C2u66oVL



             第九話

           【 猿の惑星 】




146 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 01:01:44 ID:C2u66oVL
「  オキロッ!!! 」 
                     バシンッ!!!


 雷鳴の様な怒声と鋭い痛みが耳と尻の神経を駆け抜け、香織は覚醒した。
 しかし、目覚めて間も無い乙女の意識は、未だ朦朧としている。

  「 タテッ!!! 」

 そこへ間髪を入れず再び罵声が浴びせられ、
 さらに、首輪に繋げられた鎖をグイと引っ張られて無理矢理に起立させられた。
 
  「 ススメッ!!! 」

 再度鎖を引っ張られ、乙女は命令の儘に歩かされる。

  “ ……ここは…どこ?……
  
   …どのくらい眠らされていたのかしら?…… ”

 歩かされながら、
 香織は、ぼんやりとした意識で自身の状況を解析し始めた。


147 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 01:12:12 ID:C2u66oVL
突如、意識が薄れてっ其の儘眠ってしまった時には、狭い檻の中に入れられていたが、
 今、目覚めると、既に檻からは出され、こうして歩かされている。
 そして、もう一つ、視覚も回復していた。
 あの時に装着させられていた眼帯は除去されており、
 起きて直ぐの為に依然おぼろげだが、
 鎖を手に持ち、自分を乱暴に引っ張っている黒人の大男の姿や、
 香織同様、高さ・幅、共に約5メートル程の、四角く薄暗い通路の上を、
 まるで牛や馬の如く連れ回され、粗雑に取り扱われている
 周囲の女性達の無残な光景も眼に入ってくる。
 しかしながら、全身素っ裸というあられもない痴態と、
 その全裸体を捕捉する鎖と枷の拘束具の呪縛は、相変わらず継続されており、
 香織や、其の他の全裸美女達は、背後に回されて固定された両腕の苦痛に耐えつつ、
 足に繋げられた鎖を床に擦り付けてジャラジャラと音を立てながら、狭く、重い足取りで、前へと歩かされていく。
 
  「 ナラベッ! 」

 少し進むと黒人は、そう命令し、
 香織の前方で、隊列を組んで並ばされている女性達の群れに香織を加え、並ばせた。
 香織は、目算して約100名程になると思われる他の女性達の様子を伺った。
 どうやら彼女達も睡眠から起こされたばかりらしく、身体の反応は芳しく無さそうだった。
 さらに、此れ迄に蓄積されてきた肉体的・精神的疲労に依り、彼女達の表情は皆一様に重く、暗い。
 乙女達の心と身体と、其の周囲全体は、どす黒い虚脱感と悲壮感に蝕まれ、
 最早、泣き声や呻き声の一つさえも聞こえては来なかった。


148 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 01:14:01 ID:C2u66oVL
ガッ ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ   ガッ

 捕らわれの乙女達が、澱んだ沈黙に飲み込まれていると、
 彼女達の前方を塞いでいた真っ黒な壁が、
 突然、不気味な駆動音を轟かせながら、ゆっくりと上方へと引き上げられ、
 其の漆黒の壁の向こう側に隠されていた内部への道を開いたのであった。 

  「 ススメッ!!! 」
 
 周りに居た黒人達が再び、そう怒鳴,り、
 最前列で並ばされていた女性達を、鎖で引っ張って行く。
 香織達は無言の儘、言われた通りに歩き始め、新たに出現した空間の内部へ、続々と入って行った。
         
                       ・
                       ・
                       ・

  ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
                                            ガチャンッ!!!

 香織達全員が、部屋の内部に連れて来られると、
 其の直後に、先程の壁が、上方から降りてきて、轟音と共に再び通路を封鎖した。


149 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 04:30:42 ID:C2u66oVL
「  ナラベッ!!! 」

 薄暗い部屋の内部で、黒人達の単調な命令が、
 脱力した全裸虜囚に対して再び浴びせれ、
 女性達は、数人の大男達によって部屋中に分散させられて行った。
 そして、香織達100余人の全裸女郡は、
 其々が、其の美麗なる肉体を後手に錠された儘の姿で、
 横一列10人毎に、膝を折って並ばされた。
 さらに、 大男達は、香織達の首輪から繋がっている鎖を、
 正座させらされている彼女達の前方の床面に設置された金属環に巻き付け、
 腰と膝を折り曲げ、蹲まらされた全裸の乙女達を固定した。

 香織は、床を向かされた顔を上げ、周囲を見回す。 
 床と壁際の間からは、間接照明が灯されおり、
 其処から放たれる薄紅色の僅かな明かりに依って照らされるだけの淡く、ほの暗い空間。
 故に、視界は悪く、部屋全体の大きさを把握する事は難しい。
 床・壁・天井は、全て滑らかで無機質な材質で構成されており、
 床と接している膝からは、ヒンヤリとした冷気が伝わって来ている。
 そして、正面は香織達が座らされている床よりも、約5〜6メートル程高くなっており、
 其処から、さらに数メートル程の奥行きが設けられている事が確認出来た。

  “  ここは……一体何のための場所なの?……

     ここも倉庫かエレベーターの中なのかしら?……

     でも、それにしては雰囲気が………少し………  ” 


150 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 04:31:51 ID:C2u66oVL
香織は、この空間に、今迄の場所には無かった「何か」を感じ取っていた。
 だが、其の正体が一体何なのか?
 そして、何故そのような感覚に囚われるのかと言う事までは解明ができず、
 其の言い知れぬ直感を、胸中で持て余していた。                    すると。
 突如、照明の明かりが一斉に消え、
 薄暗かった室内が、完全な暗闇に覆われたのである。            そして、さらに…

   「 クロテンシサマッ  ゴコウリンッ!!! 」 

   グヲワァ―――ンッ!!! グヲワァ―――ンッ!!! グヲワァ―――ンッ!!!
   グヲワァ―――ンッ!!! グヲワァ―――ンッ!!! グヲワァ―――ンッ!!!

 香織達の背後の壁際で整列していた黒人達が、
 突如、声を揃えて、大声で、一斉に、そう叫び、
 さらに、其の直後から、まるで銅鑼の音の様に鈍く重い、
 凄まじくけたたましい鐘の轟音が、部屋中から響き渡り始めたのである。
 香織は驚いて、体をビクッと跳ねさせた。
 そして、何事かと、鎖に繋がれた首を、
 可能な限り左右や天井や背後に振り向けた。
 
 一体何が始まるのか?と、香織は漆黒の中で警戒した。
 恐怖と不安に対する本能が、香織の全身に力を加えさせ、
 折り曲げられた裸体が、さらに小さく丸まっていく………


151 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 04:33:17 ID:C2u66oVL
 ………やがて、鐘の音が鳴り止んだ。
 漆黒の空間内を、乙女達の恐怖心が醸成した、へばり付く様な静寂が支配している。

 しかし、其の静寂は、唐突に破られた。
              
              
              
              

        「  雌畜供よ!!! 」







152 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 04:34:41 ID:C2u66oVL
太く、低い声… 
 其の声を以って発せられた、滑らかで、且つ、威厳に満ちた日本語…
 そして、男と思われる声の主は、漆黒の闇の中から、さらに言葉を続けた。

   「  汝等は、選畜である。     
      即ち、不浄な下界たる畜人界から、
      聖なる天界への昇天を許された、
      選ばれし畜人なのである。
  
      故に、我は、汝等を祝福する。

      良くぞ参った。
      この、YAPLANET。
      畜人惑星へ!!!          」

      
 其の言葉に続き、室内の明かりが再び灯された。
 香織は、恐怖に震えながら、ゆっくりと其の顔げる。


 
 そして、香織は見たのである。
 あの「何か」の正体を…………    
                                     つつ゛く


153 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/02/24(日) 04:37:29 ID:C2u66oVL
次回は、第壱拾話【 儀式 】を、お送りします。         

154 :名無し調教中。:2008/02/25(月) 08:45:05 ID:89U//wIm
こりゃもう、外伝ってレベルじゃねーぞっ!

155 :名無し調教中。:2008/02/26(火) 21:58:02 ID:EUuVApM5
いつもいいところで続きますね。期待してお待ちしています。
個人的に雄畜側の運命も知りたかったり。(ほぼ同じですかね)

156 :名無し調教中。:2008/03/03(月) 22:23:20 ID:iWaceZF8
もう襲名しちゃえば、というか、中の人になるとか。

157 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:33:27 ID:LwImq/Io
                   第壱拾話
   
                  【 儀式 】         


 室内に再び光が灯り、視界が戻った後…
 香織達100余人の全裸虜囚は、皆一様に天を仰いで硬直し、
 只、頭上の一点のみを見詰めていた…

 彼女達の視線の先…
 其処に在ったのは、人の姿であった。
 音も無く空中を浮遊し、
 其処から憮然とした表情で乙女達を見下ろす、
 一人の黒人の男の姿である。
 
 其の男は、白ツナギ一枚という格好であった此れ迄の黒人とは異なり、
 全身を漆黒のマントで覆っていた。
 さらに、其の両肩と首周りにかけては、
 とぐろを巻いた蛇の金細工が飾られており、
 薄暗い室内でも、眩いばかりに其の金色の輝きを、怪しく放っている。

 顔に刻まれた皴の深さからすると、かなりの年齢なのだろうか?
 頭部は短い宿毛の白髪で、伸びた眉毛も同じく白く、
 顎から口周りにかけては、雄々しい白髭が覆っている。
 しかし、その老年の男が有する眼の奥からは、
 一片の老いや、弱さも感じられず、
 それどころか、まるで獲物を見定める肉食獣の如く鋭い、
 恐るべき威圧感を放っているのである。

158 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:35:00 ID:LwImq/Io
 
 身に着けている物の質。
 発せられる言葉の重み。
 そして、其の男自体から感じられる、
 圧倒的な威圧感…存在感…重厚間……
 其れ等の事実全てが、この捕らわれの全裸虜囚達に対し、
 今、乙女達の頭上から、彼女達を見下ろす其の黒人は、
 香織達に幾多の苦悶を味合わせてきた此れ迄の黒人達とは、
 其の総てが、明らかに異質の、
 全くの別次元的存在であると言う事を、明確に宣告しているのであった。
 
 そして、其の黒き怪人は、
 地に伏したまま、天を見上げて自分を見詰める眼下の女達に対し、
 其の、流麗且つ荘厳な日本語で、再び語り始める。


159 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:36:51 ID:LwImq/Io
「 我が名は、黒天使。

     聖なる白き神々の御命を受け、
     汝等、畜人供の前へ降臨せし天界よりの使徒。
     神の御遣いである。

     我が、今、汝等の前に降り立った意、之れ即ち、
     この神界への昇天を許された、幸運な選畜たる汝等に、
     己が身の上の真実と、歩むべき誠の道、 
     即ち、畜生道を、
     神に代わって啓示せんが為でる。
  
     此れ依り汝等に、白き神々の御心を伝える。
     勿体無くも、下賜された神の御言葉である。     
     一同畏まり、心して拝聴せよ。                」


  そう言うと男は、
  否、黒天使は言葉を止めた…

  …そして、一呼吸を置いた後、
  黒き天使は、眼下の囚女等に、
 
  【神の御心】を告げ始めた……


160 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:48:26 ID:LwImq/Io
「  白き御神は、以下の如く宣い給うた………


     “ 我が仔等よ
      
       我は此の世の創り主

       万物を総べる全能の創造主なり

       遥か古の彼方

       我は畜人の種を作り

       此れを地に蒔きて畜界を定めり

       其れ依り数えて幾千年
  
       我 此の神界依り畜界を守護し

       数多の厄災を祓いて恵みを与え 

       いと 一大なる畜群の世を育みけり

       因って今 即ち此れ 収穫の時に至れり


161 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:50:39 ID:LwImq/Io
我が仔等よ

       汝等は良畜ぞ

       幾億千たる畜群の中に生まれ出で

       健やかなる儘に育ちて成畜となり

       良き畜体と良き畜心を備えたる

       いと  好ましき稀類の良畜なり

       故にこそ 我 汝等を選び獲り

       此の神界へと昇天せる幸福を与えたり

       我が仔等よ

       我 汝等に【畜洗礼】を許す

       我と神畜の契りを交わし 

       畜界にて憑き纏いし魂体の穢れを清めよ

       然らば 我 汝等を飼養し

       我の庇護の元に永久の安寧を与えん


162 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:52:56 ID:LwImq/Io
我が仔等よ

       我に仕える誇り高き奉畜となれ

       其れ即ち 汝等畜人 無上の幸福なり

       我が仔等よ

       我の飼畜とされる至極の喜びを受くる為

       悔い改めよ           励み努めよ  ”

      


      …以上が、神の御心であらされらる。

      即ち、幸運なる汝等に、
      神が御示しになられた畜生の道。

      畜生道である。                            」 


163 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:53:50 ID:LwImq/Io
香織達100余人の女達は、皆呆然としていた。
 其の表情からは、恐れや怒りの様な感情は見受けられない。
 言葉の内容が理解出来ずに思考停止の状態に在るのだろう。
 いや、其れ以前に、先程の言説が、
 自分達に対して発せられているのだ、
 と言う事さえも解かっていない者も、幾人か見受けられる。 

 しかし、天上に浮かぶ漆黒の天使は、
 そんな乙女達の理解の程などは、
 何等も意に介さず、といった態度で、
 さらに、言葉を続ける。


   「 喜ぶが良い、雌畜等よ。

    先の御言葉の通り、
    聖なる御神は、汝等への畜洗礼を御許し給うた。

    即ち、聖なる白き神々に、
    其の心体を以って御仕え奉るという、
    無上の幸運に預かる事が叶うのである。

    全能なる神の寵愛を受ける、
    神の飼畜への道が開かれたのである。       」


164 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 02:57:46 ID:LwImq/Io
そう言うと、黒天使は後方に振り返り、
 壁に向かって深々と頭を下げて一礼した。
 そして、その後………

   「  御神体………御開帳ッ! 」

 黒天使の、太く低い大声が、室内に響き渡った………すると、


   ゴ――――――――――――――――――――――――――

 という轟音をあげつつ、
 黒天使が一礼した前方の壁が、
 其の中央部分から左右に向かってゆっくりと開き始め、
 さらに、其れと供に出現してきた壁の内部から、
 強烈な光が、薄暗い室内に差し込んできたのだ。

 香織達は皆、其の強烈な閃光に目を眩まされ、
 反射的に硬く両眼を閉じて顔面を床に下ろす……………………

 其れから暫らくの後、壁の移動が終了し、室内に静寂が戻った。
 其れに続き、香織達は、伏せていた顔を上げ、
 瞼越しに強光に順応してきた、其の両眼を徐々に開いていく。
 そして、開いた扉の奥から出現した、前方の様子を伺った………


165 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:00:10 ID:LwImq/Io
光り輝く前方の空間…
 其処には、幅約1メートル、長さ役10メートル程の
 真紅の絨氈が、丁度、床の中央上に敷かれていた。
 そして、其の絨毯の先は、直径約2メートル、
 深さ約1メートル程の円筒形の縦穴に繋がっており、
 其の先には、黒塗りの下地の上に金細工が施された
 何やら教会の教壇の様な物が設置されているのであった。
 そして、其の教壇の真下には、上記の縦穴から始まり、
 教壇の先へと広がっている、深さ役50cm程の、扇形の窪みが通っていた。

 そして、更に、其の先に、其れは、在った。

 教壇から更に10メートル程進んだ先…
 床は、其処から約3メートル程高くなり、
 さらに、その上段の中央に、縦横約2メートル、高さ1メートル程の、
 飾り気の無い、無地の白い立方体が在った。
 そして、其の四角い台座の上に、
 高さ約20メートル程の白い立像が立てられているのであった。
 其の像は男性の像で、しかも裸像であった。
 照射される強光を、其の純白の全体に浴び受けて、
 全体を眩いばかりに光り輝かせている、 
 白亜の全裸男性の巨人像である。


166 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:10:45 ID:LwImq/Io
香織達は皆、其の巨大な白人像に眼を奪われた。
 其れは、先ず、其の像の巨大さに驚き、
 又、男性の裸像という、意外性に因る注目でもあった。
 しかし、其れと共に、
 乙女達は、そんな表面的な、可視的な事象とは異なるもの。
 言うなれば、彼女達の無意識に直接及んで来るかの様な、
 何か神々しい、霊気の様なものを感じ取っていた。

 そして、100余人の囚女達が、段上の巨像に心を侵食されているなか、
 黒天使は、ゆっくりと空中を移動して巨象に近付き、再び一礼した。
 すると今度は降下し、あの教壇の上にゆっくりと着地した。
 そして、更に一礼した後に向き直り、其の壇上から乙女達を見下しつつ、
 黒天使は高らかに言い始めた。


167 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:12:39 ID:LwImq/Io
「 雌畜等よ!

     今、汝等の眼前に在らせられる此の聖像こそ、 
     汝等に神畜の契りを御与えになる為、
     勿体無くも汝等の前に御出座しになられた
     聖なる白神の御魂社、
     御神体に在らせられる。
   
     畏まって拝謁せよ。                    」


 そう言うと黒天使は、言葉を止め、其の鋭い眼光を乙女達に向けた。
 刺す様な視線に乙女達は硬直し、緊張に因る静寂が、部屋中を満たして行く……

 そして、暫しの沈黙の後………


  「   先導畜 参れ!  」

 と、黒天使が荒々しく言い放った。


168 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:14:20 ID:LwImq/Io
すると、その直後、

 香織達の座らされている場所と、黒天使が立っている教壇の中間。
 即ち、先に述べた、赤絨毯の敷かれている段上、其の両端から、
 幾人かの人間が、駆け足で、ゾロゾロと入って来たかと思うと、
 其の段上の縁に、素早く、横一列に整列したのである。

 整列していたのは、女性達であった。

 弾力と艶を兼ね備えた、血色の良い柔肌。
 たわわに実った両乳房。
 滑らかに括れた腹部。
 豊かに張り満ちた腰部。
 プリンとした肉付きの臀部。 
 光に照らされ、ギラリと黒光りする陰毛が生茂る股間の叢。
 其れ等、肉体の一切が、全て露となってしまっている、
 一糸纏わぬ素っ裸の、10人の若い女性達であった。
 そして、やはりといか、
 そんな10人の全裸女性達の首にもまた、
 香織達の首に有る物と同一の、
 鮮やかな真紅の首輪が嵌められているのであった。

 全身を真っ裸に剥かれて、首輪を嵌められた、うら若い美女。

 どうやら、この10人の女性達も、彼女達の眼下に座らされている、
 香織達100余人の全裸虜囚と同じ境遇のようである。


169 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:23:16 ID:LwImq/Io
だが、しかし、
 今、段上にて、一糸も乱れる事無く綺麗に整列して顔を上げ、
 其の儘、微動だにもせずに、直立不動の姿勢を維持し続けている、
 此の10人の女性達の表情からは、
 香織達100余人の乙女達の顔から表出している様な感情…
 即ち、
 丸裸にされ、其の全裸体を公衆の面前に晒されている事に対する羞恥心。
 更に、首輪を嵌められ、牛馬の如く粗雑に取り扱われている事に対する屈辱感。
 或いは、そんな境遇に落とされてしまった自身の今後の行く末に対する不安や恐怖の念。
 といった、暗く、否定的で、後ろ向きな、負の悪感情などというものは、
 凡そ、一切感じられず、
 それどころか、寧ろ、そんな現在の自分の状態に対する確固たる自信と、
 大いなる矜持の思いに満ち満ちている様にすら見受けられるのであり、
 且つ又、其の生き生きとした美顔に宿る、凛然とした二十個の瞳は、
 香織達の、絶望と苦悶に黒く濁り、どんよりと澱んだ其れとは、
 実に全く対照的な、希望と幸福の壮光を灯し、溌剌とした輝きを放っているのである。

 一体これは何とした事であろうか?
 この10人の乙女達は、其の様な有様に於いて尚、
 何故に、斯くの如く健やかな心身を保ち得ているのであろうか?
 
 と言う様な疑問が、香織達の脳裏に浮上して来た頃、
 其の謎に対する解答を、黒天使は、滔滔と開示し始めた。


170 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:30:04 ID:LwImq/Io
「  雌畜等よ

       今、汝等の前に立ち並んでおる、
       此の、10匹の雌畜達が、
       今回、汝等の畜洗礼の補助を行う、
       先導畜達である。

       汝等は、昇天から日が浅く、
       未だ、畜人の心得も知らぬ、
       全くの新畜である。
       故に、如何にして洗礼に臨めば良いのか、
       其の作法を心得ては居らぬであろう。

       だが、案ずるには及ばぬぞ。
       慈悲深き御神は、其の様に、無知な汝等の為に、
       此の、先導畜達を、御遣わし下さったのである。

       此の10匹は、
       汝等とは異なり、
       既に、己の正体、
       即ち、畜人の本性を悟り、
       神の御心の下に帰依しておる。
       即ち、畜生道を心得る、正格の畜人達である。


171 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:33:51 ID:LwImq/Io
       因って、汝等は、只、
       此れ等に、其の身を任せ、
       此れ等の導く儘に、導かれるが良い。
       然らば、汝等は、一片の滞りも無き儘、
       神の御前へと至り、
       神への不敬、不尊を犯す事無く、
       新畜の契りを交わし終えるであろう。

       汝等、至らぬ新畜ごときの為に
       此れ程までの施しを御与え下さった、
       聖なる御神の、大いなる慈愛に、深く感謝するがよい。  」
 
  そう言い終えると、黒天使は閉口した。
  すると、其の沈黙の中に、
  黒天使の意思を感じ取ったかの様に、
  10人の女性達は…否、
  10匹の雌畜達は、2匹1組に分かれ、
  其々別々の場所に、駆け足で分散し、
  其処で再び直立姿勢を取ったのだった。
  そして、10匹の先導畜達が、全て移動し終えた事を見止めると、
  黒天使は、再び開口し、
  徐に、こう宣言した。

     
      「 …此れ拠り 
         畜洗礼の儀を執り行う
         新畜よ          参れ! 」          

172 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 03:34:47 ID:LwImq/Io
黒天使が、高らかに、そう告げると、
  其れに続いて、何処からとも無く、
  まるで笙の様な、緩やかで、雅やかな音色が、室内に奏でられ始めた。
  そして、さらに、ドォ―ン、と一回、太く、深い太鼓の音が、打ち鳴らされた。
  すると、其れが合図だったらしく、
  上段から、香織達が座らせている、
  最下位の場所にまで下りて来ていた、2匹の先導畜達が、
  100余人の虜囚達によって構成されていた正方形の中で、
  黒天使から見て、最前列にあたる隊列。
  其の、左端に配置されていた、
  一人の乙女の所へと近付いて行ったのである。
  そして、其の乙女の元に馳せ寄ると、
  2匹は、乙女と床とを括り付けている鎖の、
  首輪側の一端の連結を解除して乙女を立ち上がらせると、
  続いて、両手首と両足首に嵌められていた、手枷・足枷を取り外し、
  さらに、口腔を塞いでいた猿轡も除去して、乙女を拘束から解放した。
  其の後、2匹は、乙女の両側に密着して其の両腕を掴むと、 
  其の儘、上段へと続く前方の階段へと連れて行ったのだ。
  状況が理解出来ていない乙女は、戸惑いながらも、
  只、2匹に牽引されるが儘に、一段一段ゆっくりと、其の階段を上って行く。
  そして、乙女が上段に到着すると、2匹は再び階段を下りて行き、
  今度は、其処で待機していた別の2匹が、此処まで乙女を連れて来た2匹に変わって、
  乙女の両隣に付き、乙女の体を上段中央の方向に向けさせた。
  すると、また一つ、ドォ―ン、という太鼓の音が鳴り響いた。
  この2匹もまた、この音を合図に移動を開始し、乙女を赤絨毯の元へと歩かせていった。


173 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 04:34:19 ID:LwImq/Io
“  アッ!? …あの子… …あの子だわ……  ”
  
  其の様子を見ていた香織は、はたと気付いた。
  今迄は、香織の座らされている場所からでは、後ろ姿しか見ることが出来なかったが、
  上段で横を向き、且つ、強い照明の下を歩かされるところに至り、やっと分かったのである。
  今、あの段上を歩かされている乙女は、
  あの暗室の中で、終始香織の腕の内で怯え、震えていた、あの、美少女だったのである。
  香織は、何とも言えぬ気持ちに覆われた。
  誰一人知っている人間がいないと思っていた場所に、ほんの僅かではあるが、
  互いに顔をしり、言葉を交わし、肌を寄せ合って苦悶を共有した相手が居たのだ、
  という、ささやか安堵感と、其の唯一の知人が、
  選りにも選って、この得体の知れない謎の儀式の、
  最初の犠牲者になってしまう事への無念さ、
  そして、そんな儀式を何れ自分も受けさせられるのだという絶望感が、
  彼女の脳裏を順々に周回しているのである。 


174 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 04:35:47 ID:LwImq/Io
そんな思念が、香織の心を苦しめている間に、
  其の美少女は、中央に敷かれた赤絨毯の元に到着し、
  其処で、先程と同様に、新たな先導畜の2匹に引き渡され、
  同じく、打ち鳴らされた太鼓の音の合図によって、
  今度は、黒天使の待ち構える教壇の下へと、
  少女の首に嵌められている首輪と同色の、真紅の道の上を進まされて行った。
  不安と恐怖に占領され、激しく脈打っていた少女の小さな心臓が、
  黒き怪人の待つ場所へと近付くにつれて、壊れんばかりに其の鼓動を高め、強めていく………

  そして、其の異形の使徒を、直前にて仰ぎ見た時、乙女の脈動は、ついに、其の頂点に達した。

  最早、何も考えられない、何も感じられない、
  只、眼前に聳え立つ、漆黒の天使の眼から放たれる、
  凄まじい覇気に飲み込まれ、心身を硬直させるのみだった。
 
  そして、乙女の中で、時間と空間が停止していた、其の間に、
  次の引継ぎ作業は行われ、例の合図と共に、
  新たな二匹が、乙女の下に寄り立ち、其の両手で乙女の体を掴み、
  頭部から足先に至るまで、未だ、あどけなさが残る美少女の全裸体を、
  隈無く触診していったのである。
  
  やがて、全裸の雌畜達による、乙女の裸体の診察が終わると、
  2匹は黒天使に対して、その場に座り込んで土下座をし、
  さらに、其の内の一匹が顔を上げ、黒天使に向かって発言した。


175 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 04:37:41 ID:LwImq/Io
「  黒天使様に申し上げます。
   
        此の雌畜、全身の如何なる処にも、
        不具は、一切、御座いませぬ。

        白き御神の飼畜として、
        満足な働きを果たし得る、良畜に御座います。  」

   実に滑らかな日本語での報告であった。
   と言う事は、先程から、雌畜だの先導畜だのと呼ばれていた、
   この人間?も、香織達と同じ日本人の女性なのだろうか?
   或いは、かつては、そう“だった”のであろうか?

   どうやら、其の答えは、この美少女が、知っている様である。


     「 …………?…………!?…………!!!!!!?…

       ………おッ………   ……おっ… …おねいちゃん!!?…  」


176 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 04:39:12 ID:LwImq/Io
これは、何と言う事であろうか!?
   極点に達していた緊張の為に、全く認識出来ていなかったが、
   其の聞き覚えのあった声を聞き、改めて其の声の主を確認してみると、
   今迄、この美少女の全裸体を弄り続け、
   そして、今、両手、両膝をしっかりと床に付け、
   土下座の体勢を取りつつ、壇上の黒天使に上奏していた一匹の先導畜が、
   実は、この美少女の、姉であったようなのである。

   仰天動地の乙女は、混乱の濁流に言葉を詰まらせながらも、
   奇妙な再開を果たす事となった肉親に、思い付く限りの言葉をぶつけた。

     「 なんで…? なんで…? なんで…  …おねいちゃんが…?
  
       …あの時…  事故で…  …生きてたの…? …よかった… 
 
      …でも なんで……
    
       ここは…  …おねいちゃん… どうして …あの…あ……    」

   
   事故死した筈の姉が生きていたという驚きと、喜び、
   そして、何故、生きていたのか?
   どうして、此処にいるのか?
   そして、何故、自分も此処にいるのか?
   等と言う様に、少女は噴出する疑問と感情を、其の姉に吐露した。
   
   しかし、そんな妹からの、精一杯の言葉に対して、
   其の姉が発した言葉は、実に冷静、且つ、厳然としたものであった。


177 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 04:42:19 ID:LwImq/Io
「 美鈴
      黒天子様の御前です。
      無礼な私語は御止めなさい。 

      さあ、此れから黒天子様が、
      あなたにも、畜洗礼を施して下さるわ。
      余計なことは考えずに、
      有り難い誓いの御言葉だけを良く御聴きなさい。  」
                    ・
                    ・
                    ・
     「  …え…? ……おねいちゃん……?  なに言ってるの…?
     
        ……ねえ…?    …おねいちゃん…?!  …おねぇ… 」
 
     「 黙りなさいッ!!! 」
  
     「 !!!?…………………………………………………… 」
      

   再会したばかりの姉の口から出た、冷徹な叱責に、少女は、絶句し、
   其の思考回路は、再び機能を停止させられた。
   乙女の瞳に、僅かに灯っていた希望の光は消失し、
   再び、底知れぬ絶望の暗中へと引き込まれて行く。
   
   そして、そんな茫然自失とした儘、
   枯れ木の様に虚ろに立ち尽くしている少女に、
   彼女の運命を決する、黒天使の言葉が投げ掛けられて来た。


178 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 05:57:29 ID:LwImq/Io
「 汝に問う。
      
       汝は、此れ迄、
       汝が、下界に於いて犯した、
       汝が、尊ぶべき畜生の道より外れた、
       数多の罪を      今、此処に、      悔い改めるか? 」
                     ・
                     ・
                     ・
                     ・
   暫くの間、少女は沈黙した。
   だが、其れは、
   乙女が、この問いへの回答に苦慮し、
   考えあぐねている事から発生したものでは無い。 
   既に、この少女の思考は停止しており、黒天使の言葉も理解してはいないのである。

   だが、しかし、
   言葉は理解しては居らずとも、
   黒天使の両眼、そして、其の全体から迸しっている、
   言語を絶する其の【力】は、乙女の心身を完全に捕らえ、
   其の中枢に、忘我と、服従の牙を、深々と突き立てていた。
                     ・
                     ・
                     ・
                     ・
    そして、さらに、暫くの沈黙が続いた後、
    乙女は、消え入りそうな声で、こう答えた………

179 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 06:02:39 ID:LwImq/Io



       「 ……悔い……    ……改めます……  」

    其の、微かな返答が壇上に届いた後、
    黒天使は、無言の儘、ゆっくりと、深く頷き、
    続いて、体をを半転させて巨像の方に向きを変え、
    今度もまた、其の像に対して、深々と一礼して上体を戻した。
    そして、その後。

       「  御聖水………御下放ッ! 」 

   と、黒天使は声を轟かせた。
   すると、其れからまも無くして、室内の最奥から、
   荘厳とした雰囲気を醸し出していた白い巨像に、
   大いなる変化が、起こったのであった。


180 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 06:04:42 ID:LwImq/Io
ジャ――――――――――――――――――――――


   という、大きな飛沫音を打ち鳴らしながら、
   突如、大量の液体が、裸像より流れ出て来た。

   其の水が流れ出てきた場所…
   其処は、ペニスであった。
   直立した白い裸像…
   其の裸像に施された男性器の彫刻。
   其処から、大量の液体が噴出して床に落ち、
   其の儘、其の床に彫られた扇形の窪みの中を、
   教壇の方向へと流れ落ちて行って其の下を通過し、
   遂には、赤絨毯と教壇の間に空けられていた、あの縦穴の中に流れ込み、  
   見る見るうちに、其の縦穴を、液体で満たしていったのである。
 
   そして、縦穴が、其の液体によって
   完全に満たされると、裸像からの噴出は停止した。
   そして、それを見届けると、黒天使は再度一礼し、
   また、乙女の方に向きを戻したのであった。       
   さらに、其の後…
   黒天使は、緩やかに、且つ、重厳とした口調で、
   眼下の乙女に対し、こう諭した。


181 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 06:06:12 ID:LwImq/Io
「 神は、汝を、御許し給うた。

        因って、汝は、
        汝の魂と肉体に巣くう、
        其の悪しき俗界の穢れを
        全能なる御神が御恵み下さった
        此の、慈愛の聖水を以って浄化するが良い。

        然して、汝は、
        穢れ無き無垢の素体へと回帰し、
        其の純正なる心身の基に神畜の契りを交わし、
        神に飼われる奉畜として生きることを誓うが良い。  」

  
  黒天使が、そう言い終えると、
  今度は、其れ迄、土下座をして、
  地にしっかりと平伏していた2匹が、
  徐に立ち上がって、美鈴の背後に密着し、
  其々が、美鈴の両手と両肩に其々の手を遣やると、
  只、呆然と立ち尽くしているだけの美鈴の体を、其の儘、
  前方の水瓶に蕩蕩と湛えられている其の【聖水】の中へと、押し進めていったのである。


182 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 06:08:23 ID:LwImq/Io
縦穴には、赤絨毯の方向から、
  穴の底部に至る、三段の階段が設けられており、
  美鈴と、其れに続く2匹は、其の階段を、一段一段ゆっくりと下りていった。

  足元から、脹脛、さらに、其処から、太腿へと、
  乙女の裸体が、水底へと、其の歩を進める毎に、
  黄金色の液体に沈み込む純白の表皮が、其の聖水の色と同化していく。

  やがて、美鈴達の足が水底に到着した。
  深さ1メートル程の水瓶の底部に立たされた美少女の肉体は、
  既に、彼女の臍辺りまでが、聖水の中に浸かっていたのであるが、
  どうやら、其れでは、未だ不十分な状態であったらしく、
  同じく聖水に浸かっている2匹は、
  美鈴の両肩に、下方に向かって力を加え、
  乙女の裸体を、水底に正座させた。
  そして、口元にまで聖水が及んだ少女の、
  辛うじて水面から表出している後頭部に手を当て、
  其の儘、頭を下方に向かって押し倒し、聖水の中にて土下座させたのである。


183 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 07:55:58 ID:LwImq/Io


                      ・
                      ・
                      ・
 
                 ……ばしゃんッ……

  時間にして約十秒程であったろうか?
  暫しの、聖水中土下座の後、2匹は美鈴の顔を引き上げ、大気中へと戻した。

  人形の様に美しいが、人形の様に無表情な身少女の美顔の上を、
  生暖かな聖水の雫が、ポツリ、ポツリと滴り落ちている………


 
  暫し続いた静寂の後、
  やがて、黒天使が、再び発語した。


184 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 07:56:50 ID:LwImq/Io
「 汝、

     何時、如何なる時も、

     聖なる白き御神の為、
 
     其の、血と、肉と、魂の、

     一切、全てを捧げ奉り、

     只、御神の為にのみ生き、
 
     全身全霊をもって奉仕する、

     善良正統なる飼畜となる事を、
   
     今、此処に、誓うか?…    」


   と、厳かに問い掛ける黒天使…
   其の、胃形なる姿が、
   視点も定まらぬ儘の乙女の瞳に、ほの暗く、現れている……


             そして…


185 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 07:57:24 ID:LwImq/Io

                ・
                ・
                ・
                ・
 
    「  ……はい……  ……誓います…… 」
 
                ・
                ・
                ・
                ・
                ・
    
  と、我知らず、美鈴は、誓った………

  がらんどうになった乙女の、空ろな顔が、
  緩やかに揺らめく黄金色の水面に映っていた………

                                                つつ゛く


186 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 07:59:41 ID:LwImq/Io
次回は、第壱拾壱話【 拒絶 】を、御送りします。

187 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 19:31:52 ID:GCjDk7xD
突然ですが、
皆さんは、『ヤプー』の、何処に感銘を受けましたか?
ちなみに、私は、
この作品の世界設定の壮大さと、緻密さに、そして、其の奇天烈ぶりに、
其れ以外の官能小説には無い面白さを感じました。

『家畜人ヤプー』こそ、唯一無二のSFSM物語だと考えています。


188 :名無し調教中。:2008/03/06(木) 19:49:22 ID:P9qICM1Q
作者さん、お疲れさまです。
私もヤプーの世界設定と奇天烈ぶりに感銘を受けました。
世界全体が女性上位の社会というのもいい。

ただ、日本の古い歴史や伝説とのこじつけは読み飛ばしてます。
はっきりいってその部分がなかったらもっと集中して楽しく読めたと思う。
食肉にされるところもあまり好きではない、、、、かな。


189 :名無し調教中。:2008/03/06(木) 20:43:46 ID:6+7e+fu4
黒天使は、酷使されて一般に短命に終わる黒奴という存在をある意味超越
しているのでしょうか。クラークの「幼年期の終り」のオーバーロードを
連想してしまいました。

そういえば沼正三氏は、初稿執筆時の一般的なレベルを超えて海外SF
にも精通していたような気がします。

190 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 21:15:33 ID:GCjDk7xD
>>188
私も、天照とアンナ・テラスの関係や、
ヤスクニとテンノー一族などの一節は、
沼氏とは、世代が異なる事も在ってか、
特段、興味が湧く事は在りませんでしたし、
百人一首など、所々で散見される、
度を越した駄洒落には、思わず失笑してしまいました。
ですから、あれ等の様な事柄に、ページを割くのならば、
寧ろ、結局、語られず仕舞いになってしまった、
南極飼育所の内情と、其処での百合江の末路。
或いは、ヤプムショウや、カヨの其の後。
又は、土着畜人狩猟の詳細を、描いて頂きたかった。
と、今も残念に思っております。

しかしながら、そういった消化不良の感が残ったが故に、
ならば、自分で再構成しようと思うに至ったのでありますが…
何れにしましても、此れ程迄に夢中にさせられる読み物を、
私は、他に知りません。


191 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/06(木) 21:40:50 ID:GCjDk7xD
>>189
そのようですね。
そもそも『ヤプー』という名称自体が、
『ガリヴァー旅行記』からの影響を感じさせますね。

沼正三氏は、まさに、日本の スウィフト だと思います。


192 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/08(土) 01:47:21 ID:8tM4x431
投下漏れが、有りました。
>>181
>>182
の間に、以下の文章が入ります。


     …ぴちゃんッ…

  美鈴の、白く小さな冷たい右足が、微かな半濁音を伴いつつ、
  生暖かく、黄色味掛かった液体の中へ、ゆっくりと潜っていく…
  
   
     …ぴちゃんッ…

  其れに続いて、今度は左足が…


     …ぴちゃんッ…
     …ぴちゃんッ…
  
                …ぴちゃんッ…
                …ぴちゃんッ…
     
  更に続いて、
  美鈴の背後に付いていた2匹の両足も、
  聖水の中へと、相次いで入って行った。


193 :名無し調教中。:2008/03/16(日) 07:35:15 ID:bqqQ4Wba
期待age

194 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 04:38:09 ID:4veW2ZxN
試験投下です。

http://imepita.jp/20080317/069340

195 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 04:45:55 ID:4veW2ZxN
試験投下です。

http://imepita.jp/20080318/012820
http://imepita.jp/20080318/007890

196 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 04:49:32 ID:4veW2ZxN
試験投下です。

http://imepita.jp/20080319/164280

197 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 05:13:03 ID:4veW2ZxN
試験投下です。

http://imepita.jp/20080319/186940

198 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 05:21:38 ID:4veW2ZxN
正常に表示されません。
何故なのでしょうか?


199 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 08:39:08 ID:4veW2ZxN
http://imepita.jp/20080319/186940

200 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/19(水) 15:12:15 ID:cFbYm54i
http://imepita.jp/20080319/545060

201 :名無し調教中。:2008/03/19(水) 21:43:55 ID:fS4BWL1Y
正常に表示されない、とは?

携帯からなら見れますよ。

202 :名無し調教中。:2008/03/20(木) 11:20:07 ID:85JTAXII
pcからも見られますよ

203 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/20(木) 16:36:35 ID:dqkS8PUj
不思議です。
他の板に貼り付けた画像は見れるのに、
何故かSM板に貼り付けると『未検出』となってしまいます。

しかし、皆さんが閲覧出来ているのであれば問題は在りません。

御報告、有難う御座いました。

204 :名無し調教中。:2008/03/20(木) 19:49:56 ID:veGCDbLa
リンクで飛ぶと見られないような。
アドレス直打ち込みでOKです。

205 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/03/21(金) 01:44:41 ID:NQvcURf3
>>204
御指摘の通りにしてみたところ、
此方からも見る事が出来ました。
貴重な御意見、有難う御座いました。

206 :名無し調教中。:2008/03/31(月) 13:55:12 ID:qYzL6y2M
富樫先生と沼先生の作品は月単位で待っても読む価値があります。

207 :名無し調教中。:2008/04/07(月) 16:45:48 ID:wAymB7v6
>>206
そういえばNGLで人間が蟻に狩られて餌置き場に素っ裸で山積みにされてる
場面があったね。
あれは俺も結構興奮したわ。


208 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 20:24:15 ID:YzIfUMjR
【グレイ】
爬虫類より進化した知的生命体。
地球人文明を遥かに凌駕する超高度文明を有する。
3000万年前の太古より全宇宙を支配する代表的生命体。

第1話、人間狩り

グレイの小型宇宙船は夜の側にある日本列島の山間部に着陸した。
ここを着陸地点に選んだ理由は、上空から観測してこの小さな列島が、
この星で最も人口が密集し、かつ文明が進んでいるように見えたからだ。
グレイは平均身長120センチ、腕が2本、足が2本で直立歩行をする。
指は両手、両足共に3本づつしかない。
皮膚は灰色で体毛はなく頭部ではダークブルーの二つの大きな目が妖しく輝いている。
通常衣服は着用せず、生殖器官ははるか昔に退化しており痕跡すら残っていない。
彼らの繁殖方法は体細胞内の遺伝子の配合・組み換えによって出来た新たな個体遺伝子を、
人間のメス(彼等グレイから見れば、人間もまた広大な宇宙の中の一惑星に生息している、
下等な野生動物のなかの一匹に過ぎないため、こうして動物的な性の表記を行っている)
の卵細胞と、その子宮を利用しての家畜代替生殖法よって行われる。

彼らが地球に来た目的は、その生殖方法の材料・道具として使用できそうな、
若く健康的で繁殖能力の高い人間のメスを捕獲することと、
彼等の旺盛な狩猟本能を満たすための純粋な娯楽としてのハンティングだった。
高度に進化し、強大な文明を有するに至ったとはいえ、爬虫類をその直系の祖先に持つ彼らは、
大脳辺縁系に深く組み込まれた狩猟本能・闘争本能などの攻撃的・嗜虐的な性向を未だ色濃く残していた。
その為、こうして時折、未開の惑星を訪れては野生動物を狩り立てるのだ。
3人(彼等からすれば、【人】と呼ぶに値する存在はグレイ以外には存在しない)
のグレイが戦闘服に身を包み宇宙船を後にして都市部へと向かった。

209 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 20:25:35 ID:YzIfUMjR
グレイの戦闘服は軽量で、かつ飛行能力を有し、着用者を光学迷彩によって透明にすることも可能だ。
また、極めて優れた防御力をも有し、地球人の持つ兵器による攻撃など何ら問題にしない。
3人のグレイが向かった先は産婦人科だった。
生殖能力をはるか太古に遺棄してきた彼等グレイは、他の原始的な生物が行っている
【交尾】・【出産】という生殖行動全般に強い好奇心を持っている。
グレイ達が産婦人科の医院に到着した時にはすでに夜が明け、診察が始まっていた。
まずグレイの一人が産婦人科医院全体をエネルギーバリアで包囲・封鎖した。
外界からの干渉を避けるとともに、バリア内に閉じ込められている獲物が、
外部へ逃げ出すのを防ぐためだ。
捕獲準備を終えたグレイ達は、迷彩機能を解除して産婦人科の待合室にその姿を現した。
待合室では20匹程の人間が診察を待っていた。
また、その他にも数名の看護婦が仕事中であった。
産婦人科なので患者は殆どが若い女性、すなわちメスである。
そして、その内の約半数が妊婦だった。
我が子を宿して大きく膨らんだ腹部を、慈しむ様に両腕で大切に抱いている。


210 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 20:27:48 ID:YzIfUMjR
女たちは、最初何がおこったのかわからないようだったが、
グレイの一人が近くにいた妊婦の一人に?みかかってレーザーナイフで腹を切り裂くと、
凄まじい鮮血とともに、たちまち部屋中に絶叫と悲鳴が轟いた。
腰を抜かして動けない者達、鬼の形相でグレイに物を投げつける者性達、我先に逃げ出そうとする者達。
しかし、逃げ出そうとした者達は医院の玄関でエネルギーバリアに阻まれ、
グレイに物を投げつけた者達は、光線銃で撃たれ、一瞬にして真っ黒に炭化した。
最初に腹を裂かれた妊婦は子宮から胎児を引きずり出されていた。
まだ生きているが出血が激しく間もなく息絶えるだろう。
そのグレイは妊婦から胎児と女性器をレーザーナイフで切り取ると、
持ってきていた防腐液で満たされた透明のカプセルに入れ、腰にぶらさげた。
狩りの記念品である。
虫の息の妊婦の残骸を捨て去ると、グレイは続いて、妊娠の判定に来ていたOLに襲いかかった。
必死に逃げようとするOLを押さえ込むと戦闘服のスイッチをいれた。
すると背中に背負った金属の背嚢から10数本の細いチューブが伸びてきて、グレイに抱きすくめられているOLの体をまさぐり始めた。
「アアアッ!いやーっ!助けて!離して!」
チューブの先端は抵抗するOLの肛門と生殖器を発見すると、すかさず体内に侵入していった。
「グワッ!ギャアアアッ!い、いたい、いたーいっ!」
チューブの先端は体の内壁を突き破り更に奥へと侵入し、内臓を破壊しているようだ。
さらに上半身をまさぐっていた別のチューブたちがOLの口と鼻と耳を発見し侵入した。
「アオオオッ!もごっ、もごっ、むんんんん!」
口をふさがれたOLは絶叫したくとも声にならない。
耳から侵入したチューブは鼓膜を破り、脳へ侵入する。
全てのチューブがOLの体に充分な深さまで侵入し終わると一斉にOLの体液を吸引し始めた。
「グギャアアッ!!!・・・」
耳から侵入したチューブに脳髄を吸引されたOLは絶命した。

211 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 20:29:05 ID:YzIfUMjR
なおもチューブ達は絶命したOLの体から体液を吸い取り続けている。
吸引した体液は、凝縮されてグレイが背中に背負っている金属ケースに収められる。
これも記念品の一つで、爬虫類の彼等はハンティングが終わった後、
獲物の体液から作ったスープで打ち上げの宴を催すのだ。
やがて全ての体液を吸い取られ、骸骨に皮膚が張り付いただけの
ミイラ状態になったOLの体は、打ち捨てられて床の上を転がった。

こうして、ひとしきりの殺戮を楽しみ、昂ぶる嗜虐欲を満たしたグレイは、
殺戮現場で恐怖にへたり込んでいるか、
バリアで閉ざされた出口で立ち往生していた生き残った女たちを、
待合室の一箇所に集め、横一列に整列させると、恐怖に竦む女たちに自動翻訳を使って命令した。

「衣服を全て脱いで全裸になれ。
 服の他にも身に着けているものは全部取り外せ。
 素っ裸だ。判ったかッ! 」

女たちは震えながらも言われたとおりに服を脱ぎ始めた。
もう何人も目の前で惨殺されている。
それも最も酷いやり方でだ。
相手が宇宙人であるとかはどうでもよかった。
なんとかしてここから生きて逃げ延びたかった。

「お、お願い。何でも言うこときくから・・・殺さないで・・・」

女たちはブルブルと震えながらも命令どうり全ての衣服を脱ぎ去り、
時計や指輪等の装飾品も取り外して宇宙人グレイの前にその若く白い全裸の肉体を晒した。


212 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 20:30:35 ID:YzIfUMjR
女達が全員全裸になったのを確認すると、グレイは列の端に立たされていた女のほうから、
一匹ずつ順番に上半身の検査をしていった。
左右の乳房の発育度合いと、その張り具合。
乳輪と乳首の大きさと、その弾力性。
骨盤の大きさや、恥骨の出っ張り具合などの肉体の有様を、手で摘んで弾いたり、機械で測定したりして確かめていく。

「床に仰向けになり、脚を開いて両手で生殖器を広げてみろ。
 腰も上に浮かせろ。 こっちによく見せるんだ。」

「はい・・」

上半身の検査を終えたグレイが出した次の命令の言われるがままに
女たちは床に寝そべって仰向けになり、両脚を開いてあらわになったワギナの内側に生える二枚の肉襞を、
両手の指で摘んで左右両側に広げて生殖器を剥き出しにすると、グレイに良く見えるように上方に腰を浮かせた。
恥ずかしさよりも恐怖が先に立っており命が助かるためなら何でもするつもりだった。
グレイは、無理な姿勢に全身をプルプルと痙攣させながらも、懸命に姿勢を維持する女たちの股間に顔を近付けると、
上半身の時と同じように手や指で弄ったり、機械で測りながら女たちの局部を調べ上げていった。
全員の検査が終わり、再び立たせて整列させると、
今度は何をやらされるのかと不安と恐怖に慄いている全裸の女達を眺めながらグレイは語り始めた。

「我々には生殖器がないため子供が産めない。
 故に我々が子孫を残していくためには、生殖能力を持った他の生き物の生殖器を使って、
 我々の代わりに繁殖行為を行わせ、我々の子を産ませる習慣があるのだ。
 そして、お前達の生殖器は上も下も優秀だった。
 喜べ、全員合格だ。
 これからお前達は、我々の宇宙船によって専用の牧場に運ばれ、
 そこで繁殖能力の続く限り、一生我々の子供を産み続ける生体代理出産機として飼育されるのだ。
 お前達は若くて優秀なメスだから、良い家畜になりそうだ」

213 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 20:40:59 ID:YzIfUMjR
「いッ・・いやーーーッ!!」

一匹の女がそう絶叫しながら列を離れて走り出した。
グレイは逃げ出そうとする女の背中にレーザーを一発を打ち込んだ。

「 ギャアアアッ!」

女は断末魔の叫びとともに、瞬時の内に黒い炭の塊となり、
そのまま床に崩れ落ちてバラバラに砕け散った。
辺りに黒煙が舞い上がる。
グレイは、やれやれと呆れた様な笑みを浮かべながら銃をしまった。

「抵抗しても無駄だ。
 死にたくなければおとなしく船に積み込まれるんだな」

女たちの潤んだ瞳が、絶対的な絶望の中に沈み込んでいった。
観念しておとなしくなった女たちは、グレイに小突かれながら、
上空で待機していた宇宙船の真下に連れて来られると、
青白い光線とともに船内に引き上げられ、用意されていた家畜用の檻の中に閉じ込められた。


一時間後、三人のグレイが引き上げたあと現場となった産婦人科医院は血の海となっていた。
現場に残された遺体は、ほぼ全員が体液を搾り取られるか、性器と子宮を抉り取られて絶命しており、
医院長の産婦人科医の他抵抗した数名の人間は、光線中で黒こげにされた粉末となって見つかった。
只一人の生存者として、トイレに隠れていた女子高生が発見・保護されたが、完全に正気を失っており、
犯人は宇宙人で、他の人間達はその宇宙人に家畜としてさらわれた言い張ったが信じるものは誰一人としていなかった。


214 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/04/18(金) 21:00:14 ID:YzIfUMjR

近頃は、引越しや仕事やその他諸々の用事で落ち着いて居らず、
今少し創作意欲が沸き起こりませんでした。
この状況は、今暫く続きそうです。
なので、繋ぎとして短編を投下致しました。

尚、上記の話は、現在もSM板に在る「生体実験小説」の中から、
私が感銘を受けた話を、加筆・改編したものです。


215 :名無し調教中。:2008/04/21(月) 19:08:35 ID:0DOjOywJ
気にせず充電してください。
江川版屑ヤプーとは桁違いに、沼さんのヤプーは待って読む甲斐があります。
短編の方も面白いですよ。

216 :名無し調教中。:2008/05/07(水) 23:25:08 ID:Wsh+rY8c
保守。

217 :名無し調教中。:2008/05/13(火) 18:16:01 ID:s1FAwfcL
真っ直ぐに言いマツ。
早く続きをお願いシマツ。m〇m

218 :名無し調教中。:2008/06/11(水) 00:09:28 ID:ECqcXzl3
続き希望

219 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 01:41:57 ID:hs6QZTFM

       第壱拾壱話   
 

       【 拒絶 】




   「 雌畜よ。
     御神は、汝を神の飼畜として飼養なさる事を御決めになられた。
     此れにて汝は、誉れも高き神畜の一群に加えられたのである。  」

 虚脱した乙女の虚ろな誓いの後、
 其れを聞き受けた黒天使は、そう宣告した。
 そして、黒天使は更に、穏やかな口調でこう言葉を続けた。


220 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 01:43:39 ID:hs6QZTFM

   「 喜ぶが良い。
     御神は、新たなる飼畜の一匹と成る事を誓った汝に、
     此れより、祝福の聖水を、御恵み下さる。
     勿体無くも下賜された、御神からの賜り物である。
     己が身の上の幸福と、御神への尊崇の念を思い、
     畏まって頂戴せよ。                         」

そう黒天使が告げると、
今度は、美鈴の左右後方に位置していた2匹の内の右側の一匹が、
其の両手で美鈴の小さな額と細い顎を掴み、
グイッと其の顔面を上方に向けさせ、更に顎を下方に動かし、開口させた。
そして、(美鈴から姉と呼ばれた)左側のもう一匹が、
天を仰がされて固定されている美鈴の左前方に回り込んで来た。
すると、其の雌は、其の両手を用いて蕩蕩と湛えられている聖水を、
ゆっくりと、恭しく掬い上げ、
更に、頭を一度深く下げた後、
其の手中の聖水を、静かに口に含んだのであった。
そして、


221 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 01:45:11 ID:hs6QZTFM

  「 御聖水…
 
    御下賜! 」

という、黒天使の、短くも重厚な号令が響いたのと共に、
其の雌は、己の口唇を、美鈴の口唇へと近付け、
其の儘、美鈴と接唇した。
すると、雌は、其れまで己が口中に留めておいた聖水を、
美鈴の口内へと放流し始めたのである。
そして、含んでいた聖水の全てを、美鈴の口腔へ注入し終えると、
其の儘接唇しつつ、右手で美鈴の鼻孔を閉塞し、
美鈴の呼吸を不能にした。
そして、暫しの静寂の後……


222 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 01:47:00 ID:hs6QZTFM
 
 ……ゴクッンッ……

という美鈴の咽喉元からの小さな嚥下音を伴ないつつ、
聖水は、乙女の臓腑へと送り込まれて行ったのであった。

 「 此れにて、
   汝の禊と契りは遂げられた。
   御神への感謝を抱きつつ、
   彼方にて控えておれ。     」
 

 黒天使の宣告に従い、
 2匹の先導畜は、少女の体を両側から掴んで美鈴を立ち上がらせると、
 乙女の後頭部に手を回し、其の儘上体を折り曲げさせて一礼させた。
 そして、再び美鈴の手を取って美鈴を反転させ、
 今度は先程降りてきた階段をゆっくりと上っていった。
 そして、上り終えたところで美鈴を振り向き直らせ、もう一度深々と拝礼させると、
 また、向きを反転させて、元来た赤絨毯の道を連れて行き、
 美鈴は、彼女が歩かされた赤絨毯の、其の出発点にまで連れ戻されたのである。


223 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 01:47:54 ID:hs6QZTFM

 そして、美鈴は、其処で待機していた5組目の先導畜達に引き渡され、
 其の2匹によって、黒天使から見て右側の通路に向かって体勢を変えさせられた。
 尚、美鈴が此れまで歩ませれて来た経路、
 つまり、黒天使から見て左側の通路上では、
 先程、太鼓が打ち鳴らされていた各地点で、
 美鈴と同様に拘束具から解放された全裸の美女達が、
 先導畜達に両脇を抱えられながら、
 或る者は不安そうに顔を強張らせながら、
 又、或る者は呆然と無表情に立たされている。
 美鈴が最初の畜洗礼へと引き立てられて行った後、
 其の後を追わされる形で連れて来られたのであろう。


224 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 02:20:53 ID:hs6QZTFM
 
  「 続いての新畜…
  
    参れ。        」

 美鈴が最後の先導畜達に引き渡されると共に、
 再び黒天使の号令が下された。
 そして、美鈴が先導畜によって元の下層へと下ろされて行く一方で、
 彼女の後ろに並ばされていた女達は、
 其の、うら若く、瑞々しい肉体を、神前に披露させられつつ、

 【飼畜への道】

 を、続々と歩まされていくのであった………


225 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/06/16(月) 02:24:30 ID:hs6QZTFM
この続きは、7月内に、
第壱拾弐話【人か?獣か?】
と一緒に投下出来ればと思っています。

226 :名無し調教中。:2008/06/17(火) 12:40:18 ID:MnLlznpy
期待しておりますm(__)m

227 :名無し調教中。:2008/06/24(火) 21:46:59 ID:Ioww1Pfn
期待age

228 :名無し調教中。:2008/07/02(水) 22:26:26 ID:yPTNYTbn
7月だ!ワクワク。

229 :名無し調教中。:2008/07/02(水) 23:36:05 ID:yPTNYTbn
SODにもヤプーマニアがいらっしゃるようです。
http://www.sodc.co.jp/detailes/sdms_491.php
すばらしい。

230 :名無し調教中。:2008/07/06(日) 14:16:03 ID:LDI2On1E
>>229
長身美形女優ばかりならよかったのに。制作費的にムリか。
制作費といえば、映画化の話はどこへいってしまったのだろう。
まあそんなことより正二氏の続投に期待。

231 :名無し調教中。:2008/07/07(月) 22:43:54 ID:YMJdCMFm
>>230
ヤプーの小説スレで探したけど、映画化のHPはここだったかな?
ttp://www.yapoo.skr.jp/index.shtml
なくなってるみたいだけど

232 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:31:22 ID:bzJg0kXk
>>224の続きです。

                  ・
                  ・
                  ・
                  ・
          …悔い改めます…

                  ・
                  ・
                  ・

       …はい…      …誓います…

                  ・
                  ・
                  ・

      …誓います…         …はい…   

                  ・
                  ・
                  ・
 
                          …誓います…
              
                  ・
                  ・
                  ・
                  ・
                  ・

233 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:32:01 ID:bzJg0kXk

 香織が座らせられていた場所は、
 室内最下層の最後部であり、
 前方の階段を上った先は死角となっていた。
 其れ故、香織は其処で一体何が行われているのか
 全く解らぬまま、実に5時間以上の長きにも渡って
 前屈みの窮屈な体勢を強いられ、
 凝り固まった肉体から滲み出るベットリとした苦痛と、
 壇上へ連れて行かれた女達が、
 全身ずぶ濡れの状態にされて連れ戻されて来た事による
 恐怖心に苛まれ続けた。
 そして、香織の前の女達全てが連れて行かれ、
 最後に壇上へと引っ立てられた香織は、
 遂に、階段を上った先の光景を眼の前にし、
 今まで此処で行われてきた行為の実態を知った。
 そして、香織は其の胸中に、
 強い反感と怒りの念を燃え上がらせた。


234 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:32:41 ID:bzJg0kXk

  “ 何てことなの!?
    こんなに大勢の、
    それも何の罪も無い普通の女性達を、
    あんな残虐なやり方で誘拐・監禁した挙句、
    こんな醜悪で、変質的な遊戯によって玩ぶなんて!
    何が神よ!
    何が天使よ!
    何が畜生よ!
    あれこれともったいぶった口ぶりをしていても、
    やっぱり、弱い女に乱暴して楽しんでいる、
    異常性欲者達の、身の毛も弥立つ凶悪犯罪よ!!!   ”


235 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:33:23 ID:bzJg0kXk

 だが同時に、其の怒れる心中には、
 消ええぬ疑問と苛立ちも湧き上がっていた。
 女達が次々と、あの黒衣の男の命令に、
 無抵抗に、いとも易々と従って誓いの言葉を述べ、
 水瓶の中に裸身を沈め、白亜の巨像に平伏し、
 深々と拝んでいく様が、如何とも理解し難く、
 又、腹立たしかったのだ。
 何故、彼女達は少しの嫌がる素振りも見せぬ儘、
 あんな屈辱的な仕打ちを受け入れているのだろうか?
 恐怖心に駆られて仕方なく従っているにしても、
 余りにも素直過ぎるのでは無いか?
 あれではまるで、意思の無い人形ではないか?
 
 と、壇上の隅の方から、
 香織は、眼前の悪辣且つ奇怪な行為に対して、
 憤怒と疑問の念が入り混じった視線を向けていた。


236 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:34:12 ID:bzJg0kXk
 
 だが、しかし、
 次に打ち鳴らされた太鼓の音と共に、
 両脇の先導畜達によって壇上の中央部へと引き出され、
 長大なる真紅の絨毯の上に立たされた後、
 其の先の【存在】を真正面から眼にした時…
 香織は、今自分が、
 言い表しようも無い程に異質で、
 尋常ならざる別世界の中に、
 其の身も心も総てが飲み込まれようとしている事を思い知らされた。

  " 他の事を考えよう。
    気を散らさなくては…
    あの男の眼を正視してはいけない…
    在らぬ方を見なくては……        ”


237 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:54:20 ID:bzJg0kXk
香織は反射的にそう思った。
 しかし、
 そう考えれば考える程に、
 益々、其の男の異形なる姿が、
 香織の脳内を占拠してしまう。
 しかも、視線を逸らそうとしても、
 其の懸命な意思は、
 彼女の眼球には全く届かないのであった。

  “ 何故!? ”
 
 乙女は驚愕した。
 しかし、其の思いも、
 彼女の表情には少しも反映されてはいない。
 激しく動揺している心とは裏腹に、
 彼女の肉体は、其の両脇を抱える先導畜達によって、
 ゆっくりと真紅の魔道を歩まされ、
 ついに、其の終点に辿り着いた。
 そして、例に依って肉体の査定が始まった。
 待ち構えたいた2匹の雌畜の両腕と視線が、


238 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:54:55 ID:bzJg0kXk

 顔面。
 乳房。
 腹部。
 腰部。
 臀部。
 性器。
 両腕。
 両脚。
 と、
 香織の肉体の隅々迄を這い回って行く……
 
  “  ……いやっ!……

     ……やめて……

     ………おねがい………  ”


239 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:55:35 ID:bzJg0kXk

 香織は、胸の内で叫び、懇願した。
 しかし、乙女の美体は、相変わらず
 其の主の指令に反応する事は無く、
 只、人形の様に力無く直立した儘、
 先導畜達のされるが儘に裸体の査閲を受け入れている。
 
 どうして動けないのか!?
 
 香織の焦燥はさらに肥大して行く。
 どれ程強く心で念じても、
 体が全く言う事を聞かない。
 まるで金縛りにあっているようだった。
 脳は覚醒しているので意識は有るが、
 体が睡眠状態の儘である為に、
 口も開けなければ、指一本動かせぬあの状況であった。


240 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:56:07 ID:bzJg0kXk
 
   「  黒天使様に申し上げます。
   
      此の雌畜、全身の如何なる処にも、
      不具は、一切、御座いませぬ。

      白き御神の飼畜として、
      満足な働きを果たし得る、良畜に御座います。  」

 香織が心身の乖離に胸中を掻き乱されていると、
 其の乙女の裸体を診断し終えた雌畜の口から、
 例の言葉が聞こえてきた。

 そして、さらに続いて…


241 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 19:56:45 ID:bzJg0kXk

    「 汝に問う。
      
      汝は、此れ迄、
      汝が、畜界に於いて犯した、
      汝が、尊ぶべき
      畜生の道より外れた数多の罪を     
      今、此処に、      
      悔い改めるか?            」

  という、異形なる男からの問いが香織に向けられた。


     “ 何を馬鹿な事を!… ” 

  香織の心は、直ぐさま大いに反発した。

  が、しかし…


242 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:21:35 ID:bzJg0kXk

    「 ……悔い……  
 
      ……改めます……  」



  …香織は、唖然とした……

  あれ程必死に拒絶の念を送り続けても、
  まるで反応の無かったこの体が、
  何故、自分が心にも思っていないことは、
  こうも易々と、口にしてしまったのか?……

  ………どうして?………

  この男は一体何者なのか?…
  まさか、本当に神の意を受けて遣って来た、
  本物の天使なのか?…
  だとすれば…
  自分は、この男の言う通り…
  人間ではなくて…
  神に飼われる……只の畜生という事なのか!?…………


243 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:22:24 ID:bzJg0kXk
 
          …………どうしよう?…………

              どうしよう                     
              どうしよう                             
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう
              どうしよう


244 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:23:28 ID:bzJg0kXk
 
  香織の動揺と混乱は、とうとう、其の極点にまで昇り詰めた。

  聡明にして気丈なる乙女の心が、
  臨界領域を突破した暗黒のカオスによって
  ドロドロと融解していく………


      「 神は、汝を、御許し給うた。

        因って、汝は、
        汝の魂と肉体に巣くう、
        其の悪しき畜界の穢れを
        全能なる御神が御恵み下さった
        此の、慈愛の聖水を以って浄化するが良い。

        然して、汝は、
        穢れ無き無垢の素体へと回帰し、
        其の純正なる心身の基に神畜の契りを交わし、
        神に飼われる奉畜として生きることを誓うが良い。  」

 
 漆黒の天使からの宣告が、
 其の鋭い眼光諸共、黒水晶の様な乙女の瞳に射込まれた。
 稀類なる美少女の瞳孔は、
 其の動きを停め、次第に弛緩し、澱んでいった…


245 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:24:35 ID:bzJg0kXk

 この時、香織は、其れ迄とは全く異なる、
 得も言われぬ様な心地良さの中に浸っていた。
 魂がフワリと浮き上り、
 眼前が極彩色の神々しい光で溢れている…


      《 汝は家畜である 》

      
      《 汝は家畜である 》
    

      《 汝は家畜である 》
 

 何処からとも無くそんな言葉が聞こえてくる。
 緩やかで、温かみの有る声で…
 とうとう幻聴まで起こったようだ。
 だがそんな事はどうでもよくなっていた。
 繰り返し語りかけられる其の言葉に、
 香織は、自分の凍て付いた魂が優しく抱擁され、
 深遠なる慈愛によって温められて行く様な気持ちを覚えていた。


246 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:26:09 ID:bzJg0kXk

 ふと、気付けば、
 自分は、聖水の水瓶へと続く階段の前に立っていた。
 
  

      《 汝は家畜である 》

      
      《 汝は家畜である 》
    

      《 汝は家畜である 》
 

 子守唄の様に心地良く、
 幾度も繰り返される其の言葉に誘われるかの様に、
 香織は、其の階段へと脚を下ろしていく…
 
   “ …家畜…

     …あたしは…

     …家畜………あたしは…家畜…… ”


247 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:58:12 ID:bzJg0kXk

 自分は人間ではない…
 神様に飼われる家畜なんだ…
 そんな考えが自我の片隅にポツリと生まれたかと思うと、
 其の思いは急速な膨張を遂げ、
 忽ち彼女の心の主役となった。
 あれ程嫌がっていた筈なのに…
 今では其れが当然の事に思える…
 いや、其れどころか気持ち良くさえある…
 身心の総ての力が抜け去り、痺れた様な陶酔が訪れた。
 胸底の溜まり気を吐くと、香織は間遠い呼吸に移っていった。

  “ 私は人間では無い…
    私は神様の家畜なんだ… ”

 乙女は与えれる言葉を夢心地で聴いた。
 無上の音楽の様に心地好く、
 深い安らぎが薫風のように身を包んだ。


 そして、階段を下って来た香織の右足の先が、
 水瓶に湛えられた聖水に触れようとしていた…

 …しかし、其の時、香織は視たのである…


248 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 20:59:16 ID:bzJg0kXk

 黄金色に輝きながら、緩やかに揺らめく水面に、
 全裸体に首輪一つを嵌められただけの自分の姿を…
 無表情で、生気が感じられぬ人形の様な自分の顔を…
 
 そして、
 水面に現れている自分自身の、
 其の輝きの消えた漆黒の瞳と目が遇った時、

 香織の中を、
 母や父、
 そして、此れ迄の18年間に渡る自分の姿が、
 稲妻の様に一気に駆け巡った……

 …其の直後…


249 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 21:00:12 ID:bzJg0kXk

 香織の体は、動きを止めた。
 そして、伸ばしていた右足を後ろへ戻した。

 彼女を背後から聖水へと誘導していた先導畜達が、
 突然、歩を止めた香織の後ろ姿を見ながら驚いている。
 
 そして、暫し其の儘、時が過ぎた後、
 
 腹の底から絞り出したかの様な、低く、強い声で、
 
  
             香織は言った。


250 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 21:00:54 ID:bzJg0kXk

  「 ………………………………………ち…違う……

    ……あたしは………………………
 
    …家畜なんかじゃ………ない…
  
    …私は…人…紛れも無い…

    …一人の…………女…

    そうよ!             
  
    私は、立花香織…家畜でも獣でもない…………人間よ! 」


  其の時、笛の音が止まった。

  凛然たる張り詰めた静寂が、香織を中心に周囲に広がって行く………

                                                つつ゛く


251 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/16(水) 21:20:17 ID:bzJg0kXk

次回は、第壱拾弐話【人か?獣か?】をお送りします。

>>229
すごいですね。
設定も名称もヤプーそのものですね。
私が知っているヤプーっぽい作品というと
こんなものがあります。

http://www.tameikegoro.jp/works/-/list/=/article=series/id=24/
http://www.attackers.net/works/-/list/=/article=series/id=5001/
http://www.attackers.net/works/-/list/=/article=series/id=5011/
http://www.av-karma.com/works/genre/genre_jyukan.html


252 :名無し調教中。:2008/07/19(土) 23:38:33 ID:kY6VIJHc
続きを楽しみにしています。

253 :名無し調教中。:2008/07/23(水) 18:19:04 ID:oXBZrlb9
上に同じ。
ここまででも凄い濃さなのに、
調教が始まったらどうなるんだろう?(´Д`;)ハァハァ 
沼タマ。ゆっくりでもいいのでどうか完投をお願いシマツm(_ _)m



254 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/30(水) 19:13:47 ID:6JnYuYRu

         第壱拾弐話

      【  人か?
          獣か?  】




     「 放してッ!!! 」

 香織は叫んだ。
 そして、香織の体を掴んでいた先導畜達の腕を振り払うと、
 踵を返して階段を駆け上がり、赤絨毯の上を一目散に駆けていった。
 


255 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/30(水) 19:17:11 ID:6JnYuYRu


  「 助けてーーーッ!!!!! 」

 そう絶叫しながら香織は走った。
 しかし、香織に差し伸べられる救いの手などは無く、
 代わりに迫って来たのは、逃走者を捕らえんとする魔の手であった。

 先ず、香織に振り払われた階段付近の先導畜2匹が、
 背後から香織の肩を掴まんとした。
 だが、香織は更に加速して其れを振り切ってみせた。

 次は、赤絨毯の先に立っていた先導畜2匹が、
 前方から香織に向かって迫って来た。
 しかし、香織は即座に体を右に向け、
 掴み掛からんとした2匹を出し抜くと、
 其の儘、この先導畜達が出て来た、
 壇上の端にある出入り口に向かって走った。

 すると今度は、壇上の騒動を見て、
 室内の最後部から駆け付けた黒人達5〜6人が、
 横一列になって香織の前方に立ちはだかった。
 しかも其の手には、あの時黒人の一人が見せ付けた、
 あの奇怪な肉棒が、ピンと張り詰められた姿で握られている。


256 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/30(水) 19:20:50 ID:6JnYuYRu


   「 コイツメッ!!! 」

 立ちはだかっていた黒人の一人が、
 大きな怒声を上げて走って来た。
 そして、握っていた棒を振り上げると、
 香織に目掛けて思いっきり振り下ろした。
 
   「 ナニッ!!! 」

 其の黒人は驚愕した。
 振り下ろされた鞭を、
 香織が間一髪、左に避けてかわした為である。
 そして更に、攻撃が空振りに終わり、
 体勢を崩されて前方によろめく其の背中に、
 香織からの、積盛の怒りが込められた、強烈な一蹴を加えられた。



257 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/30(水) 19:22:10 ID:6JnYuYRu
 

   「 グァッ!!! 」
 
 黒人は痛声を上げ、床の上にドシンと倒れ込んだ。
 すると、其の弾みで、手に握られていた長大な肉棒が、
 床の上に放り出されたのである。

 香織は直ちに其処に駆け寄り、其の肉棒を手にした。
 そして、其れを両手で握り、立ち上がると、
 肉棒の先端を、残った黒人達に向けながら、
 美しくも鬼神の如き気迫を以って、大男達を睨み付けた。


258 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/07/30(水) 19:23:49 ID:6JnYuYRu

この続きは、8月内に投下したいと思います。

259 :名無し調教中。:2008/08/03(日) 08:35:26 ID:sM9VLEvt
原典の章名に則れば「香織大あばれ」というところでしょうか。
「類稀なる」ヤプーであることが感じられて、今後の展開への期待が
ますます膨らみます。引き続き期待しています。

260 :名無し調教中。:2008/08/05(火) 03:21:45 ID:iPeR3E6b
麟一郎は柔道で、香織は剣道で大暴れということですね。
続き待ってます。
>>215江川のあれは確かにやっつけ過ぎてムカついたけど、
江川の画風は好きなんだよなぁ〜。
だから余計に悔しいんだけど。
あ〜ぁ、江川がGOLDENBOY並みの意気込みで、
ここの沼さんのYAPOOを漫画化してくれたらな〜。

261 :名無し調教中。:2008/08/11(月) 01:09:37 ID:OUk+JcfW
そういえば、ここの沼さんは前に試験投下ですとか言って
雌ヤプーみたいな画とか写真を投下されてましたけど
あれって漫画化の準備だったんですか?

262 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/08/12(火) 17:38:42 ID:rMsr03pf
>>261
挿絵として文章の最後に付け加えようと思っていたのですが、
大変な上に、挿絵による描写の対象となる
そもそもの文章を作成するのにも手間取っているような有様なのでやめました。
しかし、今後、状況が変われば再度試みてみようとも思っています。

263 :名無し調教中。:2008/08/15(金) 00:48:28 ID:f4Rdc0TI
>>262そういういことでしたか。
まあ無理せず続けてください。
楽しみにしてます。

264 :名無し調教中。:2008/09/04(木) 09:53:25 ID:HfcpAgN0
男性論女性論板の女権国家スレが落ちてしまっている。
スレ主の素晴らしい小説を楽しみにしていたのに旧に居なくなった。
一体なんでだろうか?小説自体パクリだったのか?それともこれを読んでいた
出版関係者の目にとまりデヴューでもするのだろうか??

265 :沼 正二:2008/09/09(火) 13:49:40 ID:Dll5ZJa9
最近ペンタブレットを買いました。
どうでしょうか?

http://imepita.jp/20080909/494790

266 :沼 正二:2008/09/09(火) 14:05:10 ID:Dll5ZJa9

 http://imepita.jp/20080909/501030
 http://imepita.jp/20080909/502930
 http://imepita.jp/20080909/503370
 http://imepita.jp/20080909/504120



267 :沼 正二:2008/09/09(火) 14:23:01 ID:Dll5ZJa9
上の方の御指摘をすっかり忘れておりました。
見えますね。

268 :名無し調教中。:2008/09/10(水) 21:21:14 ID:jW7FLEUb
>>265
なかなかですね。シンプルさにかえってエロスを感じます。
個人的にはキミコとユッキーを見てみたいです。

269 :沼 正二:2008/09/12(金) 22:10:46 ID:pRxYVpXJ
>>268
私は、少女漫画のような誇張された画風よりも、
出来るだけ現実に近い写実的な画風が好みです。
ですが、顔の表情は、あまり簡素だと味気ない一方、
細かく描き過ぎると逆に不気味さや不自然さが出てきてしまうので、
その加減が難しいところです。

私の知識が足りないのか、イメピタの場合ですと
貼り付けた画像が元のものよりも大幅に縮小してしまうので
こちらに掲示しました。

http://jp.msnusers.com/humancattleyapoo/shoebox.msnw

見えますか?

270 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/09/12(金) 22:30:02 ID:pRxYVpXJ
最近は絵を描くのが面白くて
外伝を書く気が盛り上がりません。
まとまった投下には、時間が掛かりそうそうです。

271 :268:2008/09/13(土) 11:06:35 ID:uNTIj+0t
>>269
大きいサイズで拝見できます。ありがとうございました。
キミコとユッキー、いいですね。特にキミコはあのシーンが思い起こされて
興奮してしまいます。

沼さんのペースで、絵と文章の両立をさせていただくよう期待しております。

272 :名無し調教中。:2008/09/25(木) 10:11:46 ID:oyww4B7k
体育座りしながら保守

273 :猪鹿蝶:2008/10/08(水) 12:50:31 ID:5aE34Ib/
SFとミステリー板から見えない死角に傑作発見!百合枝から離れて雌畜蜂房を取り上げるとは流石です。
これから香織はナナリー中を逃げ惑い、肉椅子とか畜人馬 馬形双体を目撃したり 畜人犬に追い回されてスネークよろしく通風筒を這いずり回つたり、黒奴の服を奪い着て皮膚反応痛で捕まったりするのでしょうか。
所で、香織が居たのは20世紀日本でも邪蛮国でもない メガゾーン24の拡大版 異星の「偽日本」なのでは?
捕獲されてすぐ首輪されてるし 畜籍登録も権利宣言の鞭もない 見つめられてるだけで身動き出来ないと云うのも
全員 最初からクリス青年の私物であったとしか思えません。時代もクララと麟より未来らしいし。
2日過ぎてるのに空腹や排泄不能に気づかなかったり、洗礼の聖水の芳香に記述がないのは隠し球があるのでしょうか。
つまらぬ事を書きましたが、続きが読める日を楽しみにしてます


274 :名無し調教中。:2008/10/08(水) 13:41:48 ID:0j9I7j3h
こんにゃくゼリー発売禁止反対著名サイト
ttp://www.shomei.tv/project-146.html

野田聖子さんへのご意見はこちら
ttp://www.noda-seiko.gr.jp/contact/

275 :名無し調教中。:2008/10/08(水) 23:26:36 ID:RixDzJsf
この作品自体パラレルワールドじゃないかと。
海外言語としての英語があるし、クリスはスカートはいてないし。
それも含めて楽しんでます。
個人的には香織と同年代の少年畜の運命も読んでみたい。

276 :猪鹿蝶:2008/10/10(金) 05:35:59 ID:rSmOS+S3
偽日本/クララと麟一郎よりも未来の話らしい?
>一度の捕獲数が万を超える多さは余程の大事故の偽装でも隠蔽し難い。
戦争なら兎も角。麟の畜籍番号が初版「41267」が後に「1267」にケタ数下がってます。
新興別荘地で四万は、イース全体から見て乱獲だと原作者も反省した?
美鈴の姉が、先導畜として振るまえるのは少なくとも一回は双仔を出産した、
実績と自信が有るから。
妊娠期間を十月十日と計算しても、つまり死亡=畜生転生したのは
ここ一,二年程前。
故に「異星上に構築された、偽の日本が沢山あって、
一フロア分千匹ずつ捕獲して回っている、
6,80億匹中の一万匹弱なら目立たない」と推論が立つ。
トワイライトゾーンや鉄腕アトムにもあるSFの定番。
板橋しゅうほう「アイ・シティ」とかも。
?


277 :猪鹿蝶:2008/10/10(金) 05:45:50 ID:rSmOS+S3
皮膚強化処置も棺桶型じゃなく、
量産向きな檻自体の非接触型熱線放射方式に進化してるし、
クリス青年は香織に、
洗礼をつかさどる黒天使=老黒人は雌畜全員に、
見つめただけで魅了し抵抗心を奪う強い能力
…クララの麟へのOQ命令波指数を超越するも一過性でギアスと違う。
既に読心能化手術が施され、
彼女らの全身を流れる血液中の水分がクリスの尿と交換済み?
…とかを考えるとヤッパリ未来かなあ。
クリスはウイリアム以上のお転婆坊ちゃんかも知れん。
香織は英語が判るのに黒奴からジャバンと云われて、
教えられてないのか日本の事と理解できない。
自らを日本女性と律しているから邪蛮国民でもない。
巨大ヤプーは英語を教えられてなかったけど、
たかがボート曳の水中畜が独学で修得してる。
雌畜はキミー同様、他用途でしょ。
クリス青年に「良いセッチンになれそうだぞ」
と軽蔑とも励ましとも付かぬ謎の言葉を掛けられるし。
運命の女神ならぬ男神!
ヤプー版「紫の人」になるかクリス?
香織は「紅天女」ならぬセッチンの名器になれるのか?
そもそも意識して、心ときめくクリスのセッチンに成ろう
と思う心境に達する日はいつ来るのか?
四つん這いで逃げ回る時は珍棒をポケットに仕舞う代わりに、
口にくわえて持ち運ぶ、あられもない姿をさらす覚悟はあるか香織。

278 :猪鹿蝶:2008/10/10(金) 05:48:38 ID:rSmOS+S3
ここの作家、ペンネーム沼正二氏はhp「生体実験小説」のファンらしいが、
諸兄は
hp「人体改造研究所(人改研)」をご存じか。
近未来、少女が徐々に人権を失い、
家畜化され道具化された挙げ句に創り出された
新家畜「牝」。
やがて牝がより高性能の牝を生産し始め、
人権持ちの女は使い勝手が悪いので、社会につまはじきされ、
人権放棄して牝に改造して貰おうにも、
存在価値すら無くなってしまい絶滅、
遂に人類は男性のみとなって、
牝が社会の底辺を支えていくと云う話。
年表付きで展開してるんだが、
ここも昨年から未更新なのが玉に瑕。
お奨めは造乳エンジン
…諸兄のお好みにも合うかな?

沼正二氏、続き頑張って書いて欲しいな、本当。
パラレル物は当方インストール可です。
女権革命が失敗した世界、
クララ没後に反女権革命が起こった世界、OK。
ヤプー・ファンのオリジナル
「ヤプー外伝リリスの帝国(hp「蛭子バスター」内)
を数年前から見ているので。
「田植えバルカン人」以来、更新してないので寂しい。
石ノ森調の挿絵のユッキー&キミーは好みなんだが。


279 :名無し調教中。:2008/10/11(土) 13:18:33 ID:HF+/4R8z
>>276
昔見た映画でこんなのがあった。タイトルは失念。

遠い未来、技術は発達したものの公害(時空間への悪影響)と生殖能力の低下で絶滅に瀕していて、
更に時震(timequake)に襲われ終焉へ秒読み段階に入っていた。
そこで、現代世界で航空機事故などで死亡する人々をコピー品とすり替えて連れ去り、
(公害も無い)更なる未来へ送って人類の存続を図るっつうやつ。


現在の日本で一瞬にして一万人が消えたら大事件だが、
一日当たり数十人の自殺者、数百人の事故死・病死・その他変死者、そして行方不明者が当たり前の日常。
これらのうち半数がコピー品と入れ替わっていたとしたら。。。

一定期間の観察で選ばれた若い畜体が、ふさわしいと判断された段階で、前処置として現世への執着を減退(はたからは鬱状態に見え)させられる。
数日で外部からコントロールし易くなるので、人気のないところへ誘導し自殺体に見えるコピーとすり替えられていたとしたら。

280 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 00:39:22 ID:PO7RtG4O
>>279
それは白黒版トワイライトゾーンあたりからのSFの定番
長谷川裕一の時間警察マンガ「クロノアイズ/グランアイズ」でも用いられ、
ビジュアル度アップさせたのが
ライトノベル&アニメ「灼眼のシャナ」の「トーチ」だ。
人間世界の隣にあるが、歩いては行けない異世界「紅世:グゼ」
そこの変幻自在の住人、紅世の徒:トモガラは、炎の様に見せる魔力を振るい
「人間の存在する力」を喰らう、クトゥールー的異次元の魔神ないし吸血鬼。
喰われた人間は肉体が火の粉となって消滅し、
かつ人の記憶や記録(文書写真等)から最初から居なかったものとして、
子は親を、親は子を忘却してしまう。バック・トウー・ザ・フューチャーの写真の様に。
紅世の王らは 人間を乱獲すると因果律の混乱で人間界と紅世が共に崩壊する事を知る。
王は同族の徒を討滅する事を決め、人間界に渡り、徒に復讐を誓った人間の内部に入って二心一体の超戦士「フレイムヘイズ」となった。
「シャナ」はその一少女戦士である。
人を喰らうと世界が揺らぎ、たちまち王とその討滅の道具が襲ってくる。徒は恐怖した。
が、やがて徒はフレイムヘイズの目をくらます事を考え出す。
食い残した僅かな人間の力を使って造る、疑似存在トーチを。
見た目も本人も気が付かないが、ロウソクがゆっくりと燃え尽きるように存在感が失われていき、
本人の精神活動も低下して、誰もが気に留めなくなるとひっそりと消える。
世界の歪みを探知しても、徒は逃げた後だ。
フレイムヘイズはトーチを保護せず、徒の破壊活動の痕跡の修復・隠蔽等の為に「存在の力」を収奪、滅却して恥じない。
この、はかなさ無力感は美しい。評判になる訳だ。


281 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 00:41:31 ID:PO7RtG4O
ヤプーもはかなさでは負けていない。
ヤプーが、年老い怪我や病気で働けなくなると、畜肥:イキゴヤシにされる。
墓場無きヤプーの墓場だ。
花壇や田畑、森林に生き埋めにされ、草木に命を吸い取られ(骨も残さず?)、最後の一花を咲かし、果実を実らせ、主の目や舌を楽しませるのだ。
麟一郎は二百年後、クララの副葬品として生きたまま時間墳墓=停滞時空間に埋葬される事が決まってる。が、百合枝は、ひょっとして母も?
雌畜蜂房あたりの桜(欧州だと林檎?)の巨木と化しちゃてんじゃないの?
sm小説は恐怖と苦痛を伴う純文学で、恐怖小説に生き埋めは付き物だ。
誰にも気づかれずに消える。これも美学だね。
前回、云い足らなくて誤解を招きそうな事や間違えた事があったので
追補>2日経ってるのに空腹も排泄不能も気づかない。
【本文ページのみをワープロに落とし枝を払って、更にJPEG化しPSPに落として80ページ超。
携帯化して読み直してみると、あ、検査と移動以外は全部眠らされてるねえ。
時間感覚の喪失か。
それとも香織は医者の娘だから、寝てる内に導尿浣腸・鼻腔から胃に注餌されたと気を回した過ぎたのかな。
4、5日目(百時間)ならそろそろ出ますね、肛門からエンジン虫の尾部が!
洗脳不十分、先導畜の説明無しじゃ、さぞかし香織は驚くだろうな、
一心同体、誰よりも親密な関係の、これから一生彼女を養ってくれる、終身のパートナーとの対面式!
逃走中だと畜乳充填できないので引っ込まずに?尻尾引きずりパニックかな。
寄生虫館館長の女子高生の回虫エピソード思い出します。
畜乳の正体を知ったら又一悶着だな。
それとも「和式便器のように畜乳管の蛇口が覗く穴に跨れば、あとはエンジン虫に任せるだけ、数分で済む。
尻尾を伸ばすのは恥ずかしいし、空腹は満たされないが、一週間は元気に生きていける」と知って、
あたかもペットと一つのパンを分け合うみたいに、エンジン虫に感謝し愛着を湧くようになるかな?
SF的には、生体核融合か生体対消滅か、ハニーの空中元素固定装置みたいな超生物と考えられる】



282 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 00:44:56 ID:PO7RtG4O
追補>尿洗礼の芳香
【薬かテレパス精神干渉で鼻が馬鹿になったか、全血液尿交換で自分の体臭と同じになって気が付かない?】
追補>女権革命失敗、クララ没後に反女権革命勃発
【この場合、反動で男尊女卑が徹底され、敗者の白人女性は雌ヤプーよりも不遇じゃないの?
纏足どころか「ボックス・イン・ヘレナ」「狸の方程式」並に手足失い首と胴だけにされ、
裸同然、逆にフランス人形のように着飾らされて
化粧箱に入れられ循環装置付けられ、子宮畜使用の特権も廃止、人権も有名無実化し、
単に「性の快楽機械」「白い子供を産む機械」になってるとか。
香織が「良いセッチンになれる」と云われ、唇人形にと云う話が無かったのはその所為?
原作者怒るかも知れないが、SM的にそれも有り!
SFマガジンのバックナンバーにあったな、全女性が電気釜みたいな家電製品化し、産んだ子供に代々犯され続ける世界。
あれは森奈津子のデビュー作だったけ?男は書けん物があると思い知った】

追補>全員 最初からクリス青年の私物
【前史日本・邪蛮共にイースの国有地で、生息ヤプーは国有財産。だから捕獲すると防犯登録と申告が必要な訳。
それが不要と云う事は、日本?の全住人がクリスの、それも生家の所有物でなく
彼個人の処分財産で、目には見えない刻印が身体に産まれながらにあるのでは、と思った次第。
新作ウルトラQに、宇宙人グレイの紋章が、家や衣服、素肌に、遂に赤血球にまで印され
最後にスナッチされる女の悲劇物がありました。


283 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 00:47:06 ID:PO7RtG4O
追補>一度の捕獲数が万を超える多さは
【留学生一万人失踪が話題になってますがこれは通年。
チョビチョビ集めた訳でなく、一日でこの数が、然も毎年、毎月、毎週繰り返すと大問題では?
前後の話を見る限り、誘拐は当日の無作為抽出アドリブで、
予め狙いを定め何日も掛けて捕獲しすり替え備蓄してあったとは思えない。
物質複製機と転送機を組み合わせた複合機を保有している文明レベルに達してない。
「スタトレ」「生体実験小説」みたいに転送機があったら、ヤプー運搬に大型のクレーンやエレベータは使わない筈。
原作に人体丸ごと複製する機械はあるが、タマシイは複製不能で植物状態、動ける方が死亡すると
(予め準備が必要だが)乗り移って生き返るとある。
転送機は無い。トラクタービーム:牽引光線はある。
亜空間はあるが出入り口は一つだけで、何処でもドアの使い方は出来ない。
【絶望〜】のイース文明も同レベルと思う。
SF的ホラが過ぎると叱られましょうが、
無数の偽日本で放牧・採集されているにも関わらず、自分達のみが唯一の日本人と信じているヤプーだなんて、
「マトリクス」の、樹の実のような人工子宮で産まれて、ロボットに収穫される赤ん坊の姿。
と重なってきませんか!あれの無力感、墜落感は、充分SM的心琴にトキメキませんかねえ!
「猿の惑星」の人間狩りに匹敵する名場面だと思います。
これも猿を白人、タイラーやノヴァを日本人男女に脳内変換すればヤプー世界になります】

284 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 00:52:08 ID:PO7RtG4O
訂正>麟の畜籍番号
【版を重ねる毎に頭一桁減ってます。奇譚ク:TEVN241267→出帆TEVIN241267
→角川文庫・石ノ森41267→太田以降1267、TEの後が地球欧州3区から6区に変更。
新興別荘地で24万→4万→千台、の間違い】
追補>美鈴の姉〜妊娠期間を十月十日と計算
【釣りキチ三平の作家のマタギ物「サンゴ15日は慎むもんだ」と
若い猟師は妻に説教される場面があるから、余裕取って産休20日と、
11ヶ月後には再種付けの場合。
キャノンの人工授精か、種ヤプーとの直接交接=交尾か知らないが、
もう再種付けで妊娠1,2ヶ月になってるのでは?
団鬼六「花と蛇」みたいに、先導畜=姉貴分が先んじて出産、後輩=妹分に披露教育する慣習とかありそう。
授乳仔育ての必要が無い、エンジン虫のお陰でツワリもないから栄養状態も良い、獣医だが産科医も24時間待機と、こと繁殖には良い事ずくし。
もっとも母乳は一月足らずの期間とは云え、全体量はとんでもない量になりそう。
餌が畜乳だから、黒奴も呑まない、石鹸は使わないから材料の需要もないと、全く使い道無い産業廃棄物。
ヤッパリ石化した米と一緒にセメントミキサーに投げ込まれて建材かね。
「仔畜舎建設の寄付として、雌一匹々々がコップ一杯のお乳を持ち寄り献納しましょう!
さあ、もう一絞りで棟一つ!」とかCM有ったりして。
元ネタは北海道江別市 陸軍五式木造戦闘機 接着剤材料の乳牛絞り担当の女子校生スローガン「もう一絞りでもう一機」
にしても、日本の人気犬種狙いの悪徳ブリーダー並みの濫交配・濫繁殖だね。
美鈴の姉は一体、一卵性の仔を何匹産んだのだろう?
大正時代まで人間の双子は畜生腹と蔑まれ、一方、多産の筈の犬は今日でも一仔の場合、人間腹と称し忌み嫌うそうだ。半数を種雄犬の持ち主に渡す因習の所為らしい。
捕獲当時、既に妊娠して一仔を産んだ雌は檻仲間から「人間腹」と蔑まれるんだろうか。
クララの時代は双仔畜:ツインズ。だが既に三仔:トリプレット四仔:クワス産ませようと計画してた。
21世紀じゃ超未熟児生存は5子が限界だが、おそ松君は6子、石ノ森009ヨミ篇の食用人種プワワーク人は7.8子】


285 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 00:57:23 ID:PO7RtG4O
訂正>雌畜はキミー同様、他用途
【多用途ないし多目的、の間違い。英会話聞かれて困ったら記憶消すか、言語野を焼けばいい。
ネイティブに耳口が追いつけない所は麟と大差ない】
追補>珍棒をポケットに仕舞う代わりに、口にくわえて持ち運ぶ
【勿論処女だから女のポケットには入らない。いや入れたくない、後ろの方はもっと嫌。
でも、よく考えたら縮んだ場合は良いとしても、伸びた場合は1メートル超だから、うっかり黄土色の柄の方じゃなく、亀頭の方を銜えて万が一、
途中で伸びたら…色々な意味で危険物だ。エロさ加減爆発だが、まず命に関わる。
横銜えなら兎も角、縦に銜えたら口でもヤバイ→あ、この場合古い方の意味、新しい方じゃなく w】
追補>ヤプー版「紫の人」
とは云えクリスよ、美少女ヤプーなら最初は唇人形:ペニリンガ候補にと思わんのか普通?
いや、そっちも女気分の抜けない雌にはかなり非道いプロポーズなんだが、当座のセッチンのみ欲してる?
もう名器(許嫁・母・姉妹を改造した白色唇人形とか)を入手済みで?気に入ってるから当分、馴らしに手間取る新品は入らない?それとも唇人形は昔ながらの雄ヤプーの方が、男主人がどう喜ぶかツボを心得ているから?
専用の美少年ヤプーを飼っていて、しかも香織も知ってる、2,3年前失踪した元有名子役だったり?
逆に、神竜とかゴ○ゴ13、ケンシロウな強面の武術家レスラーとかを、去勢し下半輪を鎖で曳いて使うの限定とか?の美学をお持ちで?
下半輪と云えば、クリスってクララの子孫かな?
コトビック家の子孫だったら、時間墳墓から二、三千年後に引き出されても、クララを慕って泣きつつ麟一郎は生きて仕えるだろうな。


286 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 01:00:43 ID:PO7RtG4O
そういえば少数だが雄は居ましたね。こっちもヤッパリ集団尿洗礼でしょうか。
そのあと代父兄に引率され、半数は嬉々として集団去勢に赴くのでしょう。
原作でも逃げずに自発的に去勢鞍に跨る、剛胆な雄がいるようだし。
洗脳されると乳歯を抜くような通過儀礼と思うらしい。
これで雌に迷わず、心おきなく主に仕える事が出来るとか、鞭を主に捧げるとか。
雌と交わるよりも遙かに多くの仔が産まれるってのは、生物的にメリット有りそう。
まるで仏門に入るみたいだな。あ、上等な品物になるから上物:ジョウブツ、物教:ブッキョウ か。
雄の首輪や絨毯の色は黒?蒼?
原作の色指定はプキーの金色ぐらいで、麟や子宮畜他は単に光沢ある金属としか記してなかったけ。
あ、美鈴の姉ら先導畜と、香織ら新入り何で見分けるんだろ?首輪は同じ赤だ。
種付け妊娠し安定期を迎えるまで、海兵学校の一号生徒二号生徒並みに先導畜が付き切りだから、
枷具は外さないのかな?或いは薬物かコンタクトレンズで、黒奴しか見えない隠し刺青の、捕獲年度
地域別ロット番号とかが、バーコード付きで、顔・肩・ヘソ周り・尻・二の腕・太股とかにあるとか。
で、特殊な鏡で全身隈無く描かれた交配出産履歴の刺青を見た先導畜は驚き嘆き悲しむよりも陶酔に浸るんだろう。
普段の生活はアニメ「舞-乙HIiME:マイオトメ」の超女養成校ガルベローデの全裸版てとこ?
海兵と同じ二年制の短期校だ。お姉様のお部屋係言い付かった下級生と百合の花咲く事もあるとか。
百合枝は鉄格子じゃなく超高層の結構良い個室に住んでた。特別に優遇された訳じゃなく、あれが標準らしい。
ナナリーの訓練所にも、定番のドジッ子や縦ロール髪の学園の女王は居るのかな。
前者はすぐ廃畜=畜肥処分されそうだけど、試験が合格点すれすれで、何故かいつも生き残るとか。
後者は、テンノーの血を引くサラブレットとかで居そうだな。
本当は良い娘なのに、才色兼備と周囲の人望が祟って傲慢そうなのが。
あまりの傍若無人振りに、香織がブッチ切れて
「サラブレットと威張るな、サラブレット。同じ畜乳(を) 吸ってどこ(が) 違う!」とタンカ切りそうだ。
で、赤フン締めて雌斗美相撲で千本勝負、互いに投げ合い決着が付かず
両者体力切れで W ノックアウト、ここで友情が生まれ、共にクリスのセッチンの座を目指すとか?

287 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 01:07:30 ID:PO7RtG4O
過去ログ、沼正二氏の絵、期限切れで見られません。残念。
奴隷民族がありますね。hp「狼堂カフェ」、有料化予定とかで一部停止中、古書店内の書棚見えなくなりました。
ここにある奴隷民族物の、母子が奴隷工場で全裸で酷使され、挙げ句に近親相姦で繁殖を強いられる話とか、面白かったのに、ガッカリ。
昔、ポニーガール系創作hp「吉田キブン」とか、米のSMマンガ翻訳して載せてた改造系「ジクザグ」とか良いの有ったなあ。
昔のSM小説載っけてた「SMハミングバード」
「ZOOMBOOK家畜人ヤプー」なんて黒の出帆版丸ごと載っけてた。現物持ってるけどスキャニングの手間入らずで重宝だった。二件とも訴えられたか消えたな。
74式氏のhp「ttp://homepage2.nifty.com/074」健在。ゴルの惑星とか時代劇、西部劇、密林物、江戸川乱歩物の3D-CG挿絵付きで色々。


288 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 01:11:32 ID:PO7RtG4O
アナログ系では
海明寺裕マンガ「奴隷立國」、「K−9」シリーズとか→HP有り
腐女子向けティーンズ文庫の棚にある、白泉社花丸文庫、
吉田珠姫「石黒和臣氏」シリーズの“犬”なんか参考になりませんかね?
どちらも女畜愛好HP「犬屋哀玩堂」で話題になった物。前者は家畜調教物。
後者はソフトSMの美形BL物(男主人×雄犬奴隷)ですが、
男犬を女犬に読み替えると面白いと評判。
奴隷理論が可笑しい「犬は主人の欲する事を察するが、
馬豚は厚かましくも鞭を要求する下等下劣な生き物」だとか。
ハイ、ヤプーは犬以下です。
18禁隔月マンガ誌「コミックバスター6.0」以降で「まよねーず。」
という作家が「暴力や薬物や洗脳でもなく、少女が自発的に、
競争を勝ち抜いて肉便器になり、幼女を初めとする周囲の女性達は
憧れこそすれ蔑んだり驚いたりしない世界」を読み切り連作でアッケラカンと描いている。
海明寺はこれよりもウエットな作風追補>パラレル物OK
【ヤプー外伝リリスの帝国 は196X年核戦争でなく、地磁気消失で破滅した世界に外宇宙探検船が帰還、
生存者は日本の地下都市のみ、大半がミュータント。救助に赴いた白人が死んだ赤ん坊を食べる
健全者の母を見て「このヤプー(人面獣)め!」とパニックからレイガン乱射したのが発端。
だから知性猿猴は無し。信仰は有り。黒奴はおらず緑奴赤奴と云った異星人が奴隷。
ポーリーン墜落をドリスの目から見ている。救出時にクララと麟が付いてくるのも同じだが、
実はここは日本人がヤプーにならないパラレルワールドだった。
そうとも知らずポーリーンは麟をヤプー化し、ドリスから小言云われてしまう。
ドリスと麟の問答とか、仔種独占目論むとか、洗礼儀式とかの名場面や、
マヤ民族は逆送されたヤプーとかが、
とびとびでチョット散漫な感じがするけど、そこも味。
イースは銀河で下から数えた方が速い弱小国だそうで、
これで角川増補版以来「無敵の人類唯一国家なのに外務大臣居るのは何故」の謎が解けました。これから大きくなるんだとやせ我慢してる。
付録にヤプー図鑑と万葉集の挿絵付き。作画は初期石森風。
あと作家はスタトレ・ファンです。石投げないでやって下さい。波動砲も禁止。



289 :猪鹿蝶:2008/10/12(日) 14:05:08 ID:BbRY4ldZ
>>287
訂正>「ZOOMBOOK家畜人ヤプー」健在だった。馴染みのネットカフェで見れなかったから、てっきり消えたと…
検索エンジンの差??(-_-;) スマヌ誤報した _(_^_)_ 


290 :名無し調教中。:2008/10/13(月) 09:02:05 ID:AlbrG8xM
正二さんの連休中の充電に期待。

291 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/10/13(月) 18:43:37 ID:AU246GdP
絵が少し溜まったので放出致します。

http://jp.msnusers.com/humancattleyapoo/page4.msnw

292 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/10/13(月) 19:13:51 ID:AU246GdP
キミコとユッキーの絵は、容量の問題で再掲載出来ませんでした。
次の機会に新作と共に掲載したいと思います。

猪鹿蝶さん。
驚くべき量の文章を書き込まれておいでですが、
どうかなされましたか?

雄ヤプーについての話を御希望の方。
この飼育所内では雄畜も飼育されているので、
それについての話も出します。
しかしながら、展開上未だ先になります。

なお、私が書き出しているこのヤプー世界は、
沼 正三氏が御考えになられたオリジナルのヤプー世界とは
殆んど別の世界であります。
強いて言えば、第三次世界大戦による旧世界滅亡後の
パラレルワールドとでも言いましょうか。




293 :名無し調教中。:2008/10/14(火) 18:23:29 ID:hjN+CK1V
原典の精度にも緒論あるようですから、第三次大戦後からのパラレルと
いう構想は、自由度も増してよいかもしれませんね。
安直に萌えとかいう言葉は使いたくありませんが、香織、クリス、黒天
使には、正三ヤプーとはまた違うキャラクターの立ちかたが感じられて
良いと思います。

294 :名無し調教中。:2008/10/14(火) 18:26:07 ID:bdeWDE4X
牡ヤプーが唇人形となって奉仕するのが見たい読みたい

295 :名無し調教中。:2008/10/15(水) 19:54:20 ID:scBPlOzg
当方お恥ずかしながら、小学時代、
町の図書室で黄色表紙絵付き白箱を読んで以来の愛読者。高校で角川文庫や手帳を買い、大学で黒表紙を求め、
高価なマンガ版や奇ク手に取れずため息ついてました。
勿論絵も文も、根気すら無い当方は
せめて、インスパイア作は入手出来る物は全て我が物にと誓った訳で、
このスレ見つけ歓喜狂乱雀千羽なのです。
原作至上主義でないので 絶望 支持です。
天皇の代わりに日本人の精神支柱にキョウト5家デモ可デス。
原作者アレで今デモ愛国者天皇主義者ナノデス。指揮官先頭望ンデいる、
倭の五王が大化の改新無いまま続いた世界カモ知れない。

296 :名無し調教中。:2008/10/19(日) 16:53:35 ID:v3jEV3YY
>>285
>とは云えクリスよ、美少女ヤプーなら最初は唇人形:ペニリンガ候補にと思わんのか普通?
元祖ヤプーだと、女性優位のイースには女性同士の性的遊戯やヤプーの性別
を人になぞらえて雌を上にすることがありました。
クリスのいる社会はどうも男性の立場が強いようなので、♂性を尊重するあ
まり、生殖行為以外で♀を使わないとか、逆に穢れた仕事をさせるといった、
屈折した考え方の持ち主も存在するのかもしれません。

>専用の美少年ヤプーを飼っていて、しかも香織も知ってる、2,3年前失踪した元有名子役だったり?
香織の個人的な知り合い(同級生とか)かも。
香織がクリスの個人的空間に入れるようになるのはセッチン化が済んでから
でしょうが、仮にその時まだ人間意識の残っていた香織が相手に気づいたと
しても、向こうは見向きもしないでしょうね。
元祖のキミーの例を見ても、唇人形は白人の男性器以外には全く興味を引か
れないまでに調教されるようですし。

と、沼正二さんの新作を待つ間勝手に妄想。

297 :名無し調教中。:2008/10/25(土) 00:31:37 ID:6KIyY3b7
ここのリンクにヤプーの出版関係の画像リンクありまっせ
家畜人ヤプー
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1007479147/
まぁほとんどM男向けだけど

298 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/11/01(土) 19:55:04 ID:0rYJrKAl
キミコとユッキーを、新作と一緒に再掲載しました。

http://groups.msn.com/humancattleyapoo/2.msnw

ですが、画像がオリジナルよりも縮小してしまいました。
このコミュ二ティの使い方が良く解りません。

未だ続きが書けていませんが、
年内には畜洗礼の件を終わらせて、
次の段階に進めたいと思っております。


299 :名無し調教中。:2008/11/02(日) 16:18:42 ID:f78rUwKh
原ヤプーはそそられますね。ありがとうございます。

300 :名無し調教中。:2008/11/04(火) 00:39:05 ID:Z1tLobaZ
>>298
絵、本当にお上手ですね。
文章もストーリーも緻密で面白いし、
続きを気長に待ってます。

そして300匹目捕獲。

301 :名無し調教中。:2008/11/10(月) 00:54:37 ID:XixzSSoF
沼正二どの。続きを楽しみに待ってます。

302 :名無し調教中。:2008/11/12(水) 03:25:42 ID:FrEvEV5s
白人貴公子に憧れるレデイーより贈呈されたオナニー専用の美少女エリート唇人形(ペニリンガ)キミー                                     
オナニー専用の美少女ペニリンガキミーの歯ぐきの甘いマッサージの快感刺激を思いっきり撫で受けて                
陰茎亀頭をキミーの口唇と舌で気まぐれに慰めさせて                                                         
美少女キミーのピンクの舌にカウパー液を与えて潤滑になった口唇と舌による献身的な甘い奉仕マッサージを受ける。   

美少女唇人形(ペニリンガ) キミーの貴公子 ご主人さまは皮被り包茎である。                                                                 
美少女キミーのピンクの幼い舌で吸わせて亀頭を口唇と舌に包ませて射精鈴口を擽り撫でさせて                 
キミーの喉奥に熱い、ほとばしり射精ミルクを…一気に放出する

303 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/11/22(土) 19:26:41 ID:1tyCJVEg
たった今、発見して驚愕してしまいました。

http://www.sodc.co.jp/detailes/sdms_608.php

304 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/11/22(土) 19:33:29 ID:1tyCJVEg
>>229さんが教えて下さった
http://www.sodc.co.jp/detailes/sdms_491.php
といい、
この監督さんは相当ヤプーに関心があるようですね。


305 ::2008/12/06(土) 10:00:53 ID:AwvIWpL0
天野氏逝く。
文学ミステリー板で知り、ヤフー検索で確認。
先月25日の憂国忌から一週間足らずとは。


306 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/12/06(土) 13:54:14 ID:GB3voh5N
また少し画像を投下致します。
今度は元のサイズのまま掲示出来たのですが、
何やら色焼けのような事が起こってしまいました。

http://groups.msn.com/humancattleyapoo/3.msnw

307 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/12/06(土) 13:58:04 ID:GB3voh5N
>>257の続きです。 


「 コッ・・・ コイツ・・・ 」

 香織の見事な体術と凄まじい眼光に、
 居並んでいた黒人達が、声を詰まらせ、うろたえた。

 香織は、其の動揺を直ぐに感知した。
 すると、香織は大きく息を吸い込みながら、
 肉棒を握り締めた両手を頭上にまで大きく振り上げた。
 そして、

   
    「 ハーーーーーーーッ!!!!!! 」

 と、凄まじい怒声を放ちながら黒人たちに向かって突撃した。
 そして、香織の気勢に気押され、動きの鈍っていた一人の顔面に、
 振り上げた肉棒を、最大限の力と共に打ち込んだ。

    
      バシンッ!!!


   「 ギャーーーーーーーッ!!!!  」


308 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2008/12/06(土) 14:12:58 ID:GB3voh5N
たったこれだけで、
すみません。

次は、出来れば今月内に、ある程度まとまった
文章を投下したいと思っております。

>>305
私も、驚きました。
この御方が、【ヤプー】を御考えにならなければ、
私が、今こんなものを書いていることは無いでしょう。

沼 正三先生の御冥福を、心より御祈り申し上げます。

309 :名無し調教中。:2008/12/24(水) 07:22:22 ID:RDd+XEBo
保守。

310 :名無し調教中。:2009/01/06(火) 14:55:32 ID:zGxU1OW2
2009年保守

311 :名無し調教中。:2009/01/23(金) 01:23:21 ID:GPMjVGF4
正座して保守。

312 :名無し調教中。:2009/02/07(土) 14:30:46 ID:NnPPjuhA
保守。

313 :名無し調教中。:2009/02/12(木) 00:10:24 ID:4GqRm13v
紀元節保守と書こうとしたらもう12日でした。

314 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2009/02/19(木) 05:01:53 ID:kTXYgr7g
いつも、保守。有難うございます。
「年内には、次の段階に進めたい」
と、書いてから、もう3ヶ月以上が経ってしまいましたが、
未だ、再開に至る事が出来ず、とても残念です。

早く続きを書きたいと思ってはいるのですが、
私は、只今、実生活に於いて、
在る、非常に重要な事に取り組んでいる最中なので、
再開には、もう暫くの時間が掛かると思います。



315 :名無し調教中。:2009/02/19(木) 10:48:53 ID:hxE9CVdQ
サクラサク願って保守

316 :名無し調教中。:2009/03/24(火) 16:13:42 ID:EwvV2K3g
サクラサイタ
サクヒントウカマツ

317 :名無し調教中。:2009/03/30(月) 22:36:27 ID:M09qEgep
保守。

318 :名無し調教中。:2009/04/10(金) 03:14:16 ID:9yvojEmB
まだかな〜?

319 :名無し調教中。:2009/04/13(月) 00:01:14 ID:uJ3yBwlr
サクラサイタのは別人?

320 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2009/04/14(火) 03:09:47 ID:hqiZWEPi
>>318
現在、久しぶりに製作を再開し、新作を書いている途中です。
近いうちに 投下出来ると思います。

また、この休止期間中に今後の展開を更に考えていたのですが、
その結果、現在の第八話と第九話の間に、
もう一話を追加することにしましたので、
その話を、真第九話とし、其れ以降の話は、
番号を1つ繰り上げさせて頂きます。

其れに伴いまして、現在の第壱拾話 【 儀式 】を
真第壱拾壱話 【 畜洗礼 】に改名させて頂きます。




321 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2009/04/14(火) 03:17:56 ID:hqiZWEPi
更に、その真第壱拾壱話の一節にあたる>>168の部分を、
以下のように加筆・修正させて頂きます。


 整列していたのは、女性達であった。
 
 黒く、豊かで、艶やかな頭髪。 
 弾力と滑らかさを兼ね備えた、血色の良い柔肌。
 たわわに実った両乳房。
 美しく、見事に括れた、引き締まった腹部。
 豊潤に張り満ちた腰部。
 プリンとした肉付きの臀部。 
 光に照らされ、ギラリと黒光りする陰毛が生茂る股間の叢。
 其れ等、肉体の一切が、全て露となってしまっている、
 一糸纏わぬ素っ裸の、10人の若い女性達である。
 そして、この10人の全裸女性達にもまた、
 香織達と同じ様に、鮮やかな真紅の首輪が嵌められている。
 只、その首輪には、香織達に嵌められている首輪には無い
 銀色に光る長方形の金属板が、首輪の正面に追加されていて、
 更に其処には、「P10574」 「S02163」 「H12758」
 といった、1つのアルファベットと、其れに続く五桁のアラビア数字が、
 全て違った組み合わせのもとに、其々の首輪に刻印されている。
 彼女達10人の首輪に刻まれた、この不可思議な記号の羅列は、
 一体、何を意味しているのであろうか?

322 :名無し調教中。:2009/04/14(火) 19:22:22 ID:KoJXQu9E
wkwk tktk bnbn

323 :名無し調教中。:2009/04/19(日) 00:58:47 ID:tMorI4ou
倒立礼法しながら待ってまツ。

324 :名無し調教中。:2009/04/19(日) 06:54:02 ID:tMorI4ou
沼タマの筆力と画力をもってすれば、これ以上の作品が出来ると思いマツ。
http://papermania.blog65.fc2.com/blog-category-7.html
沼タマ。ガンガレ!

325 :名無し調教中。:2009/04/19(日) 21:34:03 ID:xDWS9Dkl
>>324
沼さんを引き合いに出さずに紹介したほうが良かったかも。

326 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2009/05/01(金) 03:43:45 ID:2iAaQttI
>>324
素晴らしい作品の数々ですね。
本当に素晴らしいです。
私も、この方に触発されてカラーの絵を描いてみました。




http://cid-aa1e4a989d134a92.skydrive.live.com/self.aspx/numas%20yapoos/%e3%83%a4%e3%83%97%e3%83%bc2.jpg
クリックすると、元のサイズで表示されます。

327 :沼 正二 ◆AmWxoCKUfk :2009/05/01(金) 03:54:52 ID:2iAaQttI
今回は、絵の投下だけになりましたが、
今月中に真第九話を投下出来ると思います。

328 :猪鹿蝶:2009/05/07(木) 23:00:03 ID:toHQU9MA
ご無沙汰してます。
続きが読めて幸せ。イラストも再見出来て二度美味しい。ノーバソ壊れてHDのピクチャ再生出来ないわ、MSN閉鎖されるわでもう見られんかと思って気落ちしてました。
携帯じゃ画像保存何故できんのだろ?バソでもファィル>名前つけて保存してからってのは仕様なのかしらん?
鑑札は銀ですか。絵では金があるようなので下に銅とか黒鉄とかありそう>「大噴火」の天位人位畜位物位の牝奴隷みたいに。
雄畜も赤い首輪ですか。土着ヤプー専用でしょうか。女飼主乃至調教師の前で水平維持とは恐れ知らず共ですな。思わずインサイドストーリーが脳内妄想してしまった。いかん、また書き込み禁止にされる。それではお元気で。  

329 :名無し調教中。:2009/06/07(日) 19:25:02 ID:UgGuOCCA
1ヶ月保守

330 :名無し調教中。:2009/06/17(水) 23:05:22 ID:hYQgA+10
ほしゅ。

331 :沼 正二 ◆pguEGxB4Ya6y :2009/06/19(金) 22:43:55 ID:YKoUrnVj
いつも保守ありがとうございます。
五月内には投下するつもりが、
仕事上の問題で製作が進みませんでした。
今も、その問題は解消されていないのですが、
出来るだけ早く再開したいと思います。

新作と一緒に、以前のMSNに乗せていた絵を再掲載しました。

http://cid-aa1e4a989d134a92.skydrive.live.com/self.aspx/numas%20yapoos/%e3%83%a4%e3%83%97%e3%83%bc36.jpg

332 :名無し調教中。:2009/06/25(木) 17:31:20 ID:1KJqwvC0
>>331そうですか
ついに再開してくれると思っていたのですが
仕方ないですね。
また気長に待ってます。
次こそ再開の時は、沼さんの挿絵つきだととても嬉しいです。


333 :名無し調教中。:2009/07/09(木) 15:56:55 ID:rSMTTNA1
333保守。

334 :名無し調教中。:2009/07/09(木) 16:07:30 ID:rSMTTNA1
最近、家畜系作品が多い気がします。
http://www.sodc.co.jp/detailes/sdms_805.php#

335 :名無し調教中。:2009/07/09(木) 16:13:57 ID:rSMTTNA1
あと、これも。
http://www.sodc.co.jp/detailes/sdms_806.php#

336 :名無し調教中。:2009/07/22(水) 00:03:11 ID:kbtA25Hp
再開。まだかなぁ。。。

337 :名無し調教中。:2009/08/07(金) 10:59:20 ID:sNqxm+jm
これを見ながら沼さんの復活を信じて保守。
http://www.sodc.co.jp/detailes/sdms_839.php


338 :名無し調教中。:2009/09/08(火) 23:51:00 ID:SFmO8DhE
ほしゅ。

339 :名無し調教中。:2009/09/13(日) 09:58:09 ID:uCn+u28s
>>337
AVはいいから、サイトとかでこんなテイストないの?

340 :名無し調教中。:2009/10/01(木) 00:38:21 ID:N5pn84E6
牡ヤプーの唇人形化が読みたい

341 :名無し調教中。:2009/10/11(日) 01:20:58 ID:P6YpThYu
保守。

342 :名無し調教中。:2009/10/17(土) 00:49:00 ID:rvy2oHUO
再開はもう無いのでしょうか?

343 :名無し調教中。:2009/11/22(日) 01:16:31 ID:Sc/W+gz3
信じてほしゅ。

344 :名無し調教中。:2010/01/10(日) 00:34:00 ID:o7E7wan/
成人式前の保守

345 :名無し調教中。:2010/01/27(水) 00:56:52 ID:usgx7/0R


346 :沼 正二 ◆pguEGxB4Ya6y :2010/01/27(水) 01:04:55 ID:usgx7/0R
>>307の続きです。


 辺りに凄まじい絶叫を響かせながら、黒い巨体がまた一つ地面に轟沈して行く。
 残った男達は其の断末魔の恐怖によって四方に分散し、
 其処を香織が速やかに駆け抜けていく。
 そして、黒人達の防衛線を突破した香織は、先導畜が入って来た場所に到達した。
 しかし、其処に見えるのは冷たい灰色の壁のみで、扉らしき物も、
 道を開くための仕掛けらしき物も見当たらなかった。
 
 当てが外れたしまった香織であったが、しかし、慌てず。
 香織は後ろに向き直って再度走り出すと、先程登らされて来た階段を一気に駆け下り、
 この騒ぎの最中に在っても、未だ呆然自失のまま床に座り込んでいる、
 100余名の全裸女性達の群れの中へと飛び込んでいった。 そして、


347 :沼 正二 ◆pguEGxB4Ya6y :2010/01/27(水) 01:41:00 ID:usgx7/0R
半年以上も保守、誠に有難うございます。

唐突ですが、
これからは、この物語を小説ではなく、
漫画として具現化することになるかも知れません。



348 :名無し調教中。:2010/01/27(水) 10:03:01 ID:rPK2RNan
これからも体育座りしながら保守

349 :名無し調教中。:2010/02/05(金) 00:21:51 ID:Zu/lHcbf
香織がセッチンになるまでの過程に期待デス。

350 :名無し調教中。:2010/02/13(土) 15:54:36 ID:CoU9Z4IT
個人的に、描写が緻密であるという事と、その一方で描写されていない部分
は自分で想像出来る事、そして何より小説として始まっている事から、最後
まで小説でやって欲しいです。

351 :名無し調教中。:2010/02/20(土) 01:11:29 ID:yR/69SGq
もしホントに漫画化してくれるなら、とってもうれしいです。
江川の無気力ヤプーには怒りを通り超して呆れたもんだったので
沼さんが格の違いを見せてやってください。


352 :名無し調教中。:2010/03/14(日) 17:25:37 ID:qhm3ipML
ttp://www.amazon.co.jp/dp/4780801435/
江川版にガッカリしたひともこれで満足の復刻版。
みんなで買おう。

353 :名無し調教中。:2010/03/14(日) 17:54:01 ID:qhm3ipML
シュガー佐藤版も復刻してほしい。
「快楽の超SM文明編」(1993/3)
「無条件降伏編」(1994/2)
このほかにもなかったなあ。
10年も時期が開いてたっけ?

354 :名無し調教中。:2010/03/15(月) 14:06:47 ID:25OnIJ2Y
ちゃんと絵の描ける今の漫画家に描いて欲しい気もする。
画風も色々でアンソロジーとか。

355 :名無し調教中。:2010/03/19(金) 16:47:47 ID:mow6AQb3
【漫画】石ノ森章太郎版「家畜人ヤプー」が復刻!解説は丸尾末広 http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1268982842/

356 :名無し調教中。:2010/06/16(水) 00:55:08 ID:DHQB7qco
続きはないのかな。。。

357 :名無し調教中。:2010/06/16(水) 01:28:19 ID:ti8zQcB0
白人女→日本人女のシチュエーションが好きな奴はぜひ聖痕のクエイサーを見てほしい
まああのアニメだと白人のカーチャの方がかわいらしい感じで華がグラマラスなんだがな

個人的な理想としてはちんちくりんだけどかわいいアイドル系の日本人女がスタイル抜群なモデル系白人にへつらってるシチュエーションが好きです

358 :名無し調教中。:2010/07/15(木) 18:00:44 ID:xur2NqfC
テスト

359 :名無し調教中。:2010/07/29(木) 15:28:25 ID:gJevKPXq
保守

360 :名無し調教中。:2010/08/10(火) 20:18:00 ID:cUkU/qj4
更新ないですね。。。沼正二さんと正三さんは同一人物?

361 :名無し調教中。:2010/11/16(火) 00:19:49 ID:7EEc64T4
 __,, -‐'"                          \_
____________                  ~"'ー、_
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:::::::::::::::::::::::::::::::|./l ∧ ヘ ̄|~"T.ト、\__                    ~
"'‐、::::::::::::::::::::::|.lヽ | l\ l/i ̄ヘ l ヽ lヽ`イ ̄lヘ,Tト-、_
   ~''-、:::::::::::::::` ヘl ` |ヽpノl `  ``  pノl /ヘ! ∧ T-、_  _,,,, -―‐'"
        ~''ー―''"~'| |  l __ ̄    ,    ̄〃l /| ヽl
            ヽlヽ_>'::::ヽ    __   ‐'!:::''<レ    ageます・・・
                く"~:::::::::::::|、_   '  _//:::::::::::::::~>
              ヽ:::::::::::::::ヽ!、T'ー-‐"|/l'/:::::::::::::::::/
                  ヽ:::::::::::::::∀    ト/::::::::::::::/
                __> -、_\  /_/::::::::ヒ'_
              /::::::::::::~"::::|:::::::::`l-‐r'":::::|:::-':::::::::::::'-、
            /   :::::::::::::::::::~"フ"/Tヘヘ''"~::::::::::::::::::  ヽ

362 :名無し調教中。:2010/12/28(火) 15:40:15 ID:EB16spae
興味あるような怖いような。
http://adultbody.info/
こういうのってマジでいいの?教えてエロいひと

363 :名無し調教中。:2011/01/17(月) 14:09:40 ID:MSJO1ckQ
蛸壺屋からきました

364 :沼正一:2011/02/10(木) 13:40:55 ID:pAlr950t
「みんな、目を覚まして!」
 香織は辺りの全裸女性の肩を両の手でつかみ、大声で呼びかけながら揺さぶっていった。しかし、誰一人として、その呼びかけにこたえる者はいなかった。
其の瞳はただ濁り、何も見ていないように、どんよりとし。
その一様に美しい顔にも、何の表情も示さず、まさに人形のようであった。
「ねえ、みんなで力を合わせれば、ここから逃げ出せるのよ!!」
諦めず、健気に次々と女たちに希望の言葉を投げかける香織。
彼女が次に肩を掴んだのは、あの美鈴という少女であった。

「お願い、正気になって。私が分からないの!?」
必死に声をかける香織、しかし、それとは正反対に、少女はまるで魂を抜かれたように、只されるがままに其の身体を揺らすばかりであった。

「無駄だ・・・」
其の時だった。
香織の耳に、あのおぞましい、低い声が届いた。はっとして振りかえると、
先ほど天空から女性たちを見下ろしていた黒天使の、あのどす黒い眼光が、今度はすぐそばで香織を見つめていた。

・・・しまった・・・ 香織は思った。この最中で、奴の存在を忘れていた。
こいつは、黒天使は、香織の一連の反逆をただ見守っていたのだ。香織の無駄なあがきが、手詰まりになるまで・・・香織が絶望の淵に立つまで・・・

「其れらはいま、愚劣な人類としての己を完全に忘却し、そして神畜としての新たな使命に目覚めたのだ。もはや自らの意思で動くことは叶わん・・・」
黒天使は冷淡に、彼女らの悲痛なる状況を諭していく。そして、その一言毎と、その冷たい眼差しに、香織は今再び、その身体の自由が奪われてゆくのを感じていた・・・
********************************************************************************

・・・だめでしょうか?



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