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処女はお姉さまに恋してるSSスレ 第16話

141 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 10:16:04 ID:octaNvV00
〜由佳里編APPENDIXU シンデレラへのステップ 番外編〜

 今日、5月12日は、僕の誕生日。だけど、正式な誕生パーティーは明日開催される。
 これは、別に僕がみんなの都合を押しつけられたんじゃない。逆に僕がみんなに無理を言ってそうしてもらったんだ。
それと、もう1つのお願いも。
 今日は、みんなが僕の願いを叶えてくれる。その日が来たと思うと、自然に心地良い感じに浸ってしまう。
「うーん……」
 僕はベッドから起き上がり、みんなが用意してくれた僕の誕生日プレゼントの中で1日を過ごすために、
昨日留学から帰ってきたまりやの見立ててくれた服に着替え、部屋を出た。
「あっ、瑞穂さん、おはようございま……」
 と、そこへ、同じくまりやの見立ててくれた服を着た由佳里が部屋から出てくる。
僕たちは別々に服を見立ててもらったので、その服を着た由佳里を見るのは、これが初めてになる。
 由佳里は、僕を見て挨拶の途中で固まっている。そういう僕も、由佳里を見て固まってしまっているんだけど……。
「あ、おはよう、由佳里……どうしたの? 挨拶の途中で固まって」
「えっと……瑞穂さんに見とれちゃいました……」
「僕に?」
「はい……今日の瑞穂さん、いつもよりずっと素敵で……なんていうか、いつもの瑞穂さんらしさも確かにあるのに、
別人のようにきれいな感じもして……だから……」
 由佳里は恥ずかしそうに頬を染めてそう言う。それは、今の僕の気持ちを的確に表していた。
 今日の由佳里も別人のようにきれいなのに、中身はいつもの由佳里だから、そのギャップがたまらなく愛しく思えてくる。
「そういう瑞穂さんは?」
「うん……僕も、由佳里とおんなじこと考えてた……」
「あーっ! 瑞穂さんずるいです! ちゃんと言ってください!」
「わかったよ。今日の由佳里は、いつもらしい魅力と別人のような魅力が同居していて、とっても素敵だよ」
「瑞穂さん……嬉しいです……」
 由佳里は、頬を染めて僕に抱きついた。

142 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 10:20:36 ID:octaNvV00
 そして、朝食の席……。
「瑞穂さん、おはようございます」
「おはよう、瑞穂」
 すでにテーブルに座っている父さまと母さまが挨拶してくる。
「おはようございます。父さま、母さま」
「おはようございます。お、お義父さま、お義母さま……」
 僕の挨拶に続き、由佳里がまだギクシャクした感じで挨拶をした。
「ははは、由佳里ちゃん、もういい加減慣れてもいいと思うけどな」
「そんなこと言われても……大好きな人のご両親なのに……」
 由佳里は、言われてもの後は消え入りそうな声で話す。
「おはようございます、お姉さま、由佳里ちゃん」
 そこへ空気を察したのか、奏ちゃんが挨拶をしてきた。
「おはよう奏ちゃん」
「おはよう……ねえ、ところで奏ちゃん、いい加減にその“お姉さま”っていうの、やめてくれない?」
「ふぇ? 私は正式にここの家の養女になったのですから、もう正式な私の“お姉さま”ですよ?」
 奏ちゃんは否定されたこと自体が不思議だというように返してくる。奏ちゃん、そのセリフに疑問は感じないの?
「奏ちゃん……僕は男なんだけど? それに、もうすぐ由佳里も奏ちゃんの“お義姉さま”になるのに、
どう区別つけるつもり?」
「うーん……由佳里ちゃんは由佳里ちゃんですし……由佳里ちゃんのことはお兄さまと呼べとおっしゃるのですか?」
「「なんでそうなるんだよ!」」
 僕と由佳里の声がハモる。奏ちゃん、気づいてないと思うけど、それ、両方にけんかを売る発言だよ……。

143 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 10:25:20 ID:octaNvV00
「まあまあ、奏も悪気はないんだし、おまえのお願いを聞いてくれるんだから、目くじら立てなくてもいいじゃないか」
 父さまがそうなだめてきた。まあ、確かにそれはありがたいし、今日ぐらいはいいかな……。
「瑞穂さん、お願いって?」
「ああ、今日はみんなにちょっとあるお願いをしたんだよ。僕の誕生祝いとして」
「誕生祝い……ですか?」
 まあ、今日は晴れているから、僕の望みどおりのデートが出来るし、そのコースではみんなも
苦労しなくてよかったんだけどね。
「じゃあ、まりやに頼んでおいた、晴れの日の服に着替えて、出かけましょうか」
「はい!」
 こうして、僕たちは誕生日のデートをすることになった。

144 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 10:49:17 ID:octaNvV00
「お姉さま、今日は何をするんですか?」
 由佳里が聞いてくる。まあ、内容は秘密にしておいたから当然だけど。
「わかばみ」
「わかばみ?」
 キョトンとする由佳里。そうだろう。そんな言葉は聞いたことないから。
「春にするのがお花見。秋にするのが落ち葉見。そして今の時期なら若葉見」
「……つまり、自然のデートコースですか?」
「そういうこと。じゃあ、もう準備できてるし、2人でゆっくり自然に浸ろう」
 僕は、そう言って由佳里と一緒に僕の家が所有する山を登っていった。

「わあ……きれい……」
 僕が森の中の適当なところを見つけてシーツを敷くと、由佳里はまわりの景色に見とれていた。
「そうだね」
 確かに若葉萌える森をこんなに間近で見るのは初めてだし、空気も清々しくて心地いい。
 だけど、そこに黄緑色のブラウスに、茶色のミニスカートを着ている由佳里は、もっと絵になると思う。
「まるで妖精みたいだね。由佳里は」
 紫苑さんを“静”の妖精にたとえるなら、由佳里は“動”の妖精といったところか。
「も、もう、瑞穂さん、からかわないでください……」
 由佳里は頬を染めて恥じらいの表情を見せる。すごく可愛い。
「からかってなんかないです」
「もう……」
「ところで、2人でちょっとこの辺を散策してみない?」
 僕はそう提案すると、由佳里は少し不安そうになった。
「あの……迷子になったり……しないですよね?」
「大丈夫だよ。ここには何度か来たことがあるし、散策しても迷わないから」
 僕たちは、森の中を歩き回り、川に足を浸したり、小高いところから街を眺めたりと、2人きりの時間を存分に楽しんだ。

145 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 10:55:32 ID:octaNvV00
 そして昼ごろ。シーツの敷いてあるところに戻ってきた僕たちは、由佳里の作ってきた料理の入った重箱を開け、
昼食をとりながら話していた。
「うん。やっぱりすごくおいしい」
「ありがとうございます!」
「由佳里はどう? こういうのは」
「はい……街へ遊びに行くのもいいですけど、こういうのもなんか幻想的でいいですよね」
 由佳里も気に入ってくれたようだ。僕の誕生日だから主役は僕なんだけど、
由佳里が笑顔でいてくれるのが、僕にとって一番の幸せだ、と思う。
「幻想的か……」
「はい、なんか……すごく新鮮でした」
「じゃあ、近くにロッジもあるし、今日はそこに泊まろうか」
 僕がそう言うと、由佳里がなぜか戸惑った顔をした。
「で、でも、私、夕方ぐらいに帰ると思っていたから、パーティーの準備とか、何もしてませんよ?」
 パーティーか……それもそうだけど。
「いいよ。どっちにしろパーティーは明日みんなで開いてくれるから。
それより、今日は由佳里と2人っきりの時間を過ごしたいな」
「わかりました。瑞穂さんがそうおっしゃるなら……」
 由佳里は頬を染め、消え入りそうな声でそう言ってくれた。

146 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:00:19 ID:octaNvV00
 4時ごろまで僕たちは若葉見を楽しみ、それから約30分歩き、僕たちは木造のロッジにたどり着いた。
僕は、中を案内して回る。
「瑞穂さん、ちょっと待っていてくださいね」
 僕が一通り案内すると、由佳里はそう言って、リュックを持って外に飛び出していった。どうしたんだろう?
 見ると、リュックの中身が全て出されているみたいだけど……。
 そう思いながら、僕は外で森の光景をボーッと見ながら由佳里の帰りを待っていた。そして……。
「ただいま帰りました!」
 あれから1時間ほどして、由佳里は帰ってきた。ところどころが土で汚れてる姿で……。
「どうしたの? そんな泥だらけになって?」
「すぐにわかりますよ」
 由佳里はそう言ってキッチンに向かう。

「こ、これ、由佳里が今採ってきたものなの?」
「はい!」
 僕は驚いた。由佳里は、夕食の材料を全て山で採ってきたんだ。
 テーブルに並んだのは、ご○○主義によりロッジに残っていた米で炊いたご飯と、川魚の塩焼き、
野草のお味噌汁や炒め物などだった。
「でも、食べられるものと食べられないもの、どうやって見分けるの?」
「私、子供の頃から時々山で遊んでいましたから、野性の勘というか、そういうにおいがわかるんです」
 由佳里ってすごいな……料理の腕だけじゃなくて、食材を見分けることもできるなんて……。
 僕たちは、野性の旨味があふれる夕食をとてもおいしくいただいた。

147 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:06:12 ID:octaNvV00
「ふう……今日は楽しかったな」
「私もです」
 僕と由佳里は、寝室でイスに座って、今日のことを話していた。
「それにしても、夕食で、また由佳里の新しいすごいところを見つけられるとはね……ますます虜になっちゃったよ」
「もう……瑞穂さんったら、お口がうまいんですから……社交辞令のときもあるんですか?」
 僕が褒めると、由佳里は恥ずかしそうにごまかしてきた。由佳里って、自分を過小評価してるんじゃないかな。
まあ、僕が恋人の欲目で過大評価している部分もあるんだろうけど。
「ううん。由佳里に言うことは、全部本心です」

148 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:10:38 ID:octaNvV00
 いつしか僕たちはベッドの中で、下着姿で話していた。
「そうだね。だから僕もみんなにお願いしたんだから」
「え……?」
「そっか。言ってなかったっけ。僕がみんなに、誕生日は由佳里と2人っきりで過ごさせて欲しいってお願いしたの」
「み、瑞穂さん……」
 それを聞いた由佳里の顔が赤らみ、表情からは嬉しさが滲み出ている。
「由佳里……」
 僕は、由佳里の後ろから手を回す。
「でも、瑞穂さんがくれた夢も、夜が明けると醒めちゃうんですね……」
 ふと、由佳里が不安そうに言う。でも、残念ながら、それは防げないんだよね。
「そうだね。だから、せめてこれが夢じゃないってこと、しっかり心に刻みつけよう。
最後に忘れられない想い出を作って、ね」
 僕はそう言って、由佳里の下着の上から、胸とあそこを優しく触る。
「んっ……」
「2人っきりでいられるうちに、由佳里とこうなっておきたいからね」
「私も、ずっと瑞穂さんに触ってて欲しい……です……はあっ……」
「触ってるだけでいいの?」
「あ……そんなのやです……んっ……」
 僕が意地悪く聞くと、予想通りの答えが返ってきた。
「ふふっ、それじゃあ……」
 次は由佳里の唇にキスをし、それから由佳里の全身に舌を這わせていった。
「ふぁああ……瑞穂さん……ダメ……優しすぎて、感じすぎちゃいます……」
「あれ? 優しくされるのが、由佳里の好みじゃなかった?」
「そ、そうですけど、瑞穂さんの優しさはもともと限度を超えすぎてるんです……」
「そうかな? 僕は普通にやってるつもりだけど」
 僕も由佳里も、お互いの愛をめいっぱい受け止めたいっていうのもあるんだろうな。

149 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:16:02 ID:octaNvV00
「み、瑞穂さんの普通は、私にとってはすご過ぎるんです……ぷふぁあああっ……!」
「嫌い?」
「ぜ、全然、嫌いじゃないです……」
「じゃあ、もっと優しくしてあげるね」
 僕はそう言って、もう1度由佳里の唇にキス。そして、下着の中を弄り回しながら、顔の至るところにキス。
「み、瑞穂さん……私、もう……もう……んふあああっ……!!」
 由佳里も、そろそろ限界みたい。見ると、胸もあそこも満タンだ。
「じゃあ、挿れるね」
「は、はい……ふぁあああうっ!」
 そして僕は、由佳里を抱きしめながら、由佳里の中をかき回した。
「ゆ、由佳里……僕、もう……」
「瑞穂さん……私も……」
 お互いに確認すると、一緒に達するように心の準備をする。
「あああああああっ……!!」
「ぷふぁあああああうっ……!!」

150 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:20:05 ID:octaNvV00
「どうかな? これで、忘れられない想い出になったかな?」
「はい……なりました」
 同時にイってしばらく休み、起き上がると、僕は2人っきりの世界の締めくくりに、感想を求めた。
「そう。よかった。僕も忘れないよ、今日のこと」
「じゃあ……」
 由佳里はそう言うと、僕のものを愛しそうに手でしごき、自分の中にあてがう。
「もう、由佳里ったら……」
 僕は苦笑した。あれだけやって、まだ欲しいなんて。でも、そんな由佳里を、とても愛しく思う。
「瑞穂さんとなら、24時間いつでも、何回でもいいですから」
 そう言って、由佳里は僕の手を掴み、自分の胸をさわらせてくる。それから、僕たちは朝までお互いを求め続けた。

151 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:25:54 ID:octaNvV00
おまけ

「瑞穂ちゃん、誕生日おめでとう!」
「おめでとうございます!」
 次の日、1日遅れで僕の誕生パーティーが開かれた。みんな、僕の誕生日を祝ってくれるのは、とても嬉しく感じる。
昨日も、素晴らしいものをもらったし。
「じゃあ次は、みんなに見せたいものがあります」
 パーティーは次々と進み、終盤あたりでまりやがそう言ってビデオをつける。
「………!!」
 その内容を見て、僕と由佳里は愕然とした。

152 :東の扉 ◆FVKSJZ0PUs :2008/05/15(木) 11:37:30 ID:octaNvV00
「み、瑞穂さん、もっと、もっとおお!!」
「ゆ、由佳里、僕も、気持ちいい……」
 そこには、昨日の僕たちの様子が映し出されていた。無論、お互いの行為の最中も。いつの間にこんなもの!
「ちょ、まりや、止めてよ!」
 僕はリモコンでビデオを止めようと必死でまりやを追いかけた。
「瑞穂ちゃんのお願いは、誕生日に由佳里と2人っきりで過ごさせてあげることだけでしょ? 
誕生日に邪魔はしてないんだからいいじゃない」
「そうですわ。みなさん昨日は我慢してらっしゃったんですから、これぐらいの報酬はいただいてしかるべきではなくて?」
 紫苑さんもまりやの弁護にまわる。
「知ってたが、止めるのもつまらないだろ?」
「こちらの方が面白いですから」
 父さまと母さまもグルなんですか!?
「今回ばかりはまりやさんのお気持ちがわかりますわ」
 た、貴子さんまで……。
「まあなんだ、これで瑞穂ちゃんと由佳里も、一生忘れられない想い出になったでしょ?」
 まりやが勝ち誇ってそう言ってきた。

「ううう……恥ずかしすぎです……」
「これからは、もっとよく考えてお願いをつけたそう……」
 こうして、僕たちは1つ大人になったのだった。

Fin

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